【私たちが気をつけること】

私たち医療や介護現場が作っている障害(二次障害)をくい止めたい。

私は、医療介護現場で、

私たちが当たり前としてしていることが、患者さん(利用者様)への障害を作っていたり苦しめたりする事を数年前に知りました。

姿勢ケアで有名な、田中義行さんのセミナーで教えていただいた、

廃用性(何もしなくてもおこる)

誤用性(間違ったやり方でおこる)

過用性(して差し上げ過ぎでおこる)

私たちの対応の仕方で起きている障害があることを知ること。

そして、知った上でキチンと原則原理、根拠を知って個別に丁寧にアプローチすれば、病気や障害を予防出来ることを知り、現場実践でチームで体験してきました(現在も進行形なり)

まさに、介護の強みはそこにあり、

何か起きて対応するのではなく、

その原因を捉え、ケアをすることで医療は必要なくなる。予防が出来る。

もちろん看取りでいうと、加齢の変化を捉えられず、点滴や栄養を過多にとることで、身体に水がたまる。痰(たん)でゴロゴロ言う。それも誤用性、過用性にあたると思われる。

私は、福岡県で一番はじめに喀痰吸引等の介護職員が資格をとるモデル事業から指導看護師(講師)に携わり、現在もしてはいますが、

そもそも介護職員がチューブでの栄養や痰の吸引などの医療行為をするというより、

しなくなるようなケアや取り組みをすることのほうが大切だと思っています。

身体の手足が固まる拘縮(こうしゅく)、今や国民の65歳以上の方の死亡率第3位の肺炎、また褥瘡(床ずれ)、尿路感染症、起立性低血圧などなど~

これは、私たちが気をつければなくなっていくもの。身体の仕組みを知り、個別に丁寧に介護をする。多職種でアプローチする。

先日もご家族に最期の迎え方について、お話ししました。

ご家族の意向を確かめながら、どうするのか?逝くものだけではなく残されるもののこともキチンと考えて対応しなければなりません。

私ども聖ヨゼフの園は、自然の原理に基づいた看取り支援を行っています。

自然に苦しめずに最後を過ごしていただくためには、二次的に病気にならないように、しっかり口腔ケアしたりして肺炎にならないようにとか、クッション等福祉用具を使い身体を楽にする姿勢をするとか、環境を整えていく、声かけをし心に寄り添うとかいうケア介護が大切だと経験上感じてます。

今もまだ職場で一歩ずつ前に進んでいる状態ですが、医療は最後は必要なくケア(介護)を丁寧にすることが楽に穏やかに命を見届けることができると確信しています。

二次障害予防は本当に一つ一つ語り出したら、キリがない😅

経験に基づいた具体的な方法をお伝えできるように、もっと考えなくてはと日々試行錯誤中です。

来年度は形にして、もっとわかりやすく、現場に落とせるように、そしてその実践結果を外部へ それが課題だと思っています★

“【私たちが気をつけること】” への8件の返信

  1. こんな時間に申し訳ありません。
    私はご縁塾で以前一瞬ですが、こ一緒させていただいたものです。
    実は私の母は認知症中期でグループホームてお世話になっています。連休初日から発熱で入院中です。血液検査で炎症反応があり、中々退院できずにいます。
    今一番私は母に何をしてあげることができるのか、すごく悩み、弱音を吐かせてもらいたいなど毎日悶々としています。
    ブログを読まさせていただき考えさせられることばかりです

    1. 村田さん、お久しぶりです
      お母様、早く炎症がなくなり、退院できればよいですね。環境の変化はまた不安になりますね。
      私も利用者様であれば、冷静になれるのですが、自分の肉親になれば客観的になれず、葛藤します。
      どうぞご自愛くださいね★

  2. お忙しい中、ありがとうございましたm(__)m

    認知症高齢者の入院など小さなことでも相談できる関係機関ってありますか?

  3. 本当にありがとうございます。
    メンタル面がダウン気味で…
    誰に相談すればよいかとても疲れ果てています⤵️
    今日は相談窓口がお休みなので、月曜日連絡してみます。
    今、グループホーム提携の製鉄記念病院に母は入院しています。
    当初、点滴で炎症反応、熱も下がりましたが、退院予定前日にまた発熱!入院当初は食欲も普段通りでしたが、次第に食べなくなっています。
    家族としてどうしてあげたらよいのか
    認知症でも頑張っている母の姿を見ることが辛いです。

    お仕事でお忙しいのに、毎日連続してメール、すみません。
    以前からずっとお話させていただきたいなぁと思っていて、募ってしまいました。
    申し訳ありませんm(__)m

    1. 村田さん★
      製鉄記念病院の相談窓口やグループホームに相談してもよいかもですね。
      詳しく状態がわかず、どこでも相談してよいわけではないと思われますので、
      メッセンジャーでまた直接メッセージしますね★

  4. 真鍋さん

    本当に感謝しかありません‍♀️

    医療のこと、認知症のこと、全く理解できてなく…

    お話させていただき、自分の方向性が見えました‼️
    ありがとうございますm(__)m

    今、病室に戻ると
    「お腹すいたねぇ」
    と母の声。

    私、これからもできること
    がんばります

    今後ともよろしくお願いします。

    お電話番号
    ありがとうございます‍♀️‍♀️‍♀️

    (6/7の講座、参加したいです)

    1. よかったです★
      一人娘さんで、一人での決断お辛いですよね。頑張ってください。
      メッセンジャーで電話したので、電話番号お伝えできてなく、またメッセンジャーで番号お知らせしています。
      何かあったら、遠慮なく

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