桜の季節に

ふと、振り返ればこの時期(春)に命を全うされる方が多い気がします。

桜を見て季節を感じながらお看取り。

今年度施設でお看取りされた方や、現在も看取り期にいる方。

認知症末期の看取りで食事量が減り何度も説明していた方がいよいよとか…

皆さん本当に穏やかなのですが、なんだか寂しさでシミジミとしています。

今回音声で近況報告↓クリック

https://note.com/nabetetu/n/nd1cc998eb0f4

【科学的介護って?まず医療専門職のレベルアップが必要かな】

2021年介護保険改正で科学的介護って?VISIT・CHASE やLIFEって何?

なんて言葉が飛び交ってます。

https://is.gd/qv82y1

そろそろちゃんと本質見てやっていこうっ、そのために見える化して評価していこうって感じですかね(笑)

分析して見える化★

人の命や暮らしを支えている私たち…いい加減、本質を見ずに考えずに業務に流される仕事をやめないといけない。

何のために仕事をしているのか?その先に苦しんでいる方がいるのではないか?

そして逆に能率が悪い。愚痴も出る。

しかし仕方がない。形がない。

福祉業界は、エビデンスに基づく「標準化」がされておらず、現場の職員が具体的なご利用者へのアプローチもわからぬまま、画一的な介護、業務の流れ的、見える現象への対応しか出来ていない。

何をしたら良いか?

答えばどこにあるか?と

本当に介護IT元年、大変ですが逆に上手くテクノロジー利用してしまえと思っています。

そもそも具体的な福祉現場にいる私たちがやっている日常的なケアとどう直結するのか?

そのケアの意味や仕方を徹底せずにバラバラでやっている私たちですから

私は高齢者施設で看護師していますが病院より難しい分野だと痛切に感じています。

しかーしとても面白いやりがいのある仕事とも思っています❤︎

利用者の笑顔とやりがいを感じているスタッフの顔を見ると楽しい✨

見える形になると楽しくなるんです。

私は介護の強みは【予防】にあると感じます。

しっかりなぜ食べられないのか?

なぜ便秘もしくは下痢になるのか?

なぜ肺炎になりやすいのか?

なぜ不眠になるのか?

医療は治療が目的。または症状を緩和するためのアプローチ。今ある現象に対しての対症療法的な役目が強い。

高齢者の誤嚥性肺炎の死亡率が多くなぜ肺炎?

肺炎になれば安静にし抗生剤を投与。

介護の世界では、なりやすい方は、日常でしっかり肺炎にならないためのケアをすることが必要で、じつは医療現場より多くの知識や技術が必要なんです★

身体の仕組み、老化や障害の特徴、個々の生活の環境、心のあり方等生活全般の総合的な判断が必要になりー。またそのケアを提供する環境も大切。

肺炎にならないために?

寝ている時にお口の中が汚ければそのバイ菌が混じった唾液(つば)が間違って気管から肺に入って肺炎になりやすい。

または胃から逆流してきたものがノドまできて肺に入ることも。

ならどうしたらいいか?

口の唾液のバイ菌をなくすために、

口腔ケアをしっかりしよう。

そのためにはどの道具を使って、どのタイミングでどのようにケアするのか?介護現場の方はしっかり口腔ケアが出来ているか?

(また、一概に言えず個々の利用者のお口の状況が違うんですよねー、歯や入れ歯の状況、障害の状況、またお口の中触るのも精神的にも左右される方がいる)

また、寝ている時の姿勢はどうだろう?枕はしっかり頭や首に当たっているか?アゴが挙がっていないか?

身体の仕組みとしてアゴが挙がっていたら身体の後ろにある食道や胃の方向ではなく、前の方にある気管や肺に入りやすくなる。

バイ菌混じりの唾液が肺に入りやすくなるんですねー。そこで炎症が起きて肺炎になる。

だから姿勢は大事。姿勢をしっかり考えてアプローチしよう。

顎をひいた感じのアプローチをしよう★そのためにはどんなポジショニングをする?知識や技術が必要になります。介護技術高めましょう★

対象となる方の状態を踏まえ、口腔ケアと姿勢ケアをしっかり意味がわかってアプローチ出来るとケアがうまくいく。

肺炎予防に繋がる。

それには医療的知識を解剖生理的にしくみをわかりやすく伝えるのが私たち専門職の役割。

病院から来てそのままの看護やリハを取り入れても✖️ダメですから。

本当はわからないことを伏せて介護現場のせいにしても✖️ダメ

私自身も病院時代にこういう知識を得てたわけでもなく、口腔ケアの大事さなんてわかんなかった人間(^_^;)

今もわからないことはわからない。

なら一緒にどうする?って、その中で学び形にしていくことが大切だと思います。

科学的根拠に基づいたケアの確立には医療専門職のレベルアップが必要だと痛切に感じます。

そのための補助的役割が今、介護保険改正で騒がれている【CHASE】だと私は解釈します。

CHASEは、自立支援・重度化防止の効果を最大化するために「科学的に裏付けられた介護」の実現を目指して、そのためのデータを集めることを目的とし、見える化を図っていく。

形がない介護に形をつけるツール

この肺炎予防一つとっても、口腔ケアや姿勢ケアその他を意味を理解してケアを丁寧にやっていく。

心と知識と技術を高める

いろんなバランスが必要とされますがどう解釈して取り組むか?

私たち介護現場のチームでのチャレンジはマダマダ続くー(^ ^)楽しもう!!

【こうなったら基礎に戻るー】

と、うちの特養では令和3年度は全員同じ視点(スモールレベル)で学び直そうと、何だか介護職員も看護師もワサワサしています(笑)

最近介護に形をつけようと、現場で気づきを発信していたり動いてたら、本当に前向きに素直に反応★

火がいろんなところでついて来た。

計画倒れにならないように、今計画をしっかり練っていく時期!!

令和元年から2年度はバタバタ落ち着かず、長年働いていた方々の定年退職続出、職員出産ブームスタッフ入れ替わりが多く大変でした。

職員が落ち着かないと取り組みができない(^◇^;)

またコロナ対策との生活様式も変わったりと大変でしたー。

そんな、いろんなピンチが沢山あったけど、上司を含め責任者やリーダー達が本当に皆んな協力体制で踏ん張って、ナース達も介護現場に本当によく入ってくれお互い様ができて来たと思う。

どんなに大変な時期でもみんなお互い様で「ありがとうございます」の言葉かけの連鎖だったし、本当にココいいわぁーと何度も思いました(笑)

看護師も定着。そして、介護職員も新しい職員も少しずつ慣れて来て4月新卒者就職そして夏前には育休終わるメンバーも復帰。

令和3年度基本からやる!!

一つ一つの手技も形をつけと新人の方ベテラン関係なくやろうと。

それぞれのお看取りはいつ来るかわからない。

目指すべきところは、今一瞬一瞬を大切にケアをしていくことと、私たち職員もやりがいがあるケアを目指す!!

教育としては基礎編!!

たとえば、口腔ケア委員は歯科医の濱口先生巻き込み、プログラム作ってスポンジブラシの使い方、歯ブラシの使い方、保存の仕方等々の基本的なところから口腔ケア委員で動く。パートの方は個人指導ーこちらの要望に気持ちよく答えてくれる先生✨助かります!!

排泄では、まず感染視点から突入ー。ESBL等誰が持っているかわからない。感染予防の視点でしっかりエプロンと手袋使用。

そして、陰部洗浄ボトルは感染源になるので個別はもちろんのことですが手間が大変かかるので悩みどころで、アドバイザー指導あり、TENAウォッシュクリームをお試し中✨昨日排便後の利用者発見!!させて!!と使用してみたら、いつものジャバジャバ洗い流すより手間が省けるし綺麗になり、皮膚状態がめちゃよくなってるしー。

(スキントラブル中の方は治してから使用)何にしても準備が命!!

排泄ケアの物品の準備から手順から一つずつ形をつける。

ノーリフト委員は年間計画たてなおし、ご利用者への声のかけ方、まくらの入れ方、ご利用者の身体の触り方からそのスモールレベルで基本に戻ろうと!!

そこができていないで形だけでは✖️障害特性を知って行わなければ私たちの健常者同士で練習した動きの支援では応用できない。

田中義行さんの本を読み漁りマニュアルづくり✨

そして介護✖️ITほむさぽ✨

ビーブリッド、ウェルモさんの介入。委員会の立ち上げ。

ムリ、ムラ、ムダを省いていく、人対人のケアの充実を図るために必要!!

IT化に対してはタブレット本格的に使うために購入。まず全国的に使用が多いNDソフトウェアほのぼのシリーズを使い倒す!!

ウェルモさん経由でNDソフトウェアの方の介入。時間を見つけては、あーやこーやと介護も看護もやり方を模索し使ってみています(笑)

もちろん全て万能ではないので、使ってみてダメなものは他のものでとすみわけ必要。

介護保険改正にともないLIFE入ってきますので、とりあえずがんばります。

もちろんナース群も専門的な意味づけ大切!!勉強しアセスメント能力アップ、個別対応のすみわけをしようと現在リスト作成検討中。

とにかく出してみよう!!

利用者別に

褥瘡リスクリスト、筋拘縮リスト、

下剤使用者リスト、座薬使用者リスト、摘便者多いリスト、

既往歴別リスト、薬剤リスト….

データ大切!!

そこで改善前改善後をしていく。

いつも火をつけるのは得意なんですが、ともし続けるようにするには、私も丁寧に進めなければ。

動きをその時に合わせてコントロール。大切なところですよねー(^◇^;)

私自身の課題山積み。

現在のお看取りの方特養養護あわせて6名。

最後過ごす場所がここでよかったと思っていただけるように。

がんばります。