【説明と同意~医療介護についての悩み】

医療介護職の皆さまへ

最近、いろんな方のご家族や知り合いの方より、医療や介護の悩みについて聞くことが多いです。

その内容が、

医師から説明あっても意味が理解出来ない。

説明がなく検査をされた。

今どうなっていて、この先どのような選択肢があるか説明を受けてない。

誰に相談していいかわからないと。

きっと医師は説明をしているのかもしれません。でも伝わってないことが多い現実。

患者さんやご家族には、その言葉が難しすぎたり、何の意味を持つのかわからなかったり、言われたことに驚き、すぐに受け入れられなかったり。

色んな心情が【わかってくれない】と不安を増し、そして不信感になっているのかもしれません。

ご家族は知識もないし、医療関係者、病院から言われたまま従わないといけないという状況になっており、なぜ?という気持ちを持ちながら、いえず悩み疲弊してしまう。

私も失敗談たくさんあります。

介護施設に仕事を始めた時、医師の代わりに説明をと言われ、病状を説明しました。

言っている意味がわからないとご家族が言っていたと他のスタッフを介し耳にしました。

出来るだけ私なりに伝えていたつもりでしたが、専門用語を使っていたり、噛み砕いていうことが出来てなかった。

私なりにではなく、どうやったら相手に伝わり安心感を与えられるのか?

日々、患者さんや利用者さま家族に学ばせていただきここまで来ました。

そして、本当に圧倒的に、

そんな悩みを、

どこに相談していいかとわからないと言われ、悩まれてる方の多さに驚きます。

その方へ病院に、

家族の悩みを聞いてくれる方はどこにいますか?相談窓口はどこですか?、その病院のソーシャルワーカーさんと話したいのですがなどお聞きしそのままの気持ちでなく、発信し気持ちを話してみてくださいと。

ある介護施設のことでは、

お父様が入所されていて、一週間も寝衣を着替えていないようで、家族としていってよいのか?誰にどういえばよいのか?などのご相談も最近ありました。

言いにくいんですよね。

その気持ち痛かったです。

私たちは本当に、気をつけなければなりません。

説明と同意を誰がするか?

上手く説明出来ない方がいれば、お互いサポートしあい、患者さん、ご家族に心をとめて誰が向かい合うか?

さて、深呼吸をして私自身も胸に手をあて、

行いを見直していくことから始めます。

命は大切です。有限です。

悩まれている方、遠慮なく発信してくださいね。

腸の元気は身体の元気!!

って、以前介護予防で、このテーマでお話ししていました(笑)

便秘には、食物繊維が必要!!

腸内環境を良くするための食物繊維★

便秘だけでなく、糖尿病、動脈硬化、高血圧を予防したりするんです。

ネバネバサラサラしたものに入っている水溶性の食物繊維!!海藻、納豆、いも、リンゴ~まだまだあります。

うちの施設では、食事だけでとるのは難しい必要な利用者様にサンファイバーを使用してます😘

試供品頼んでもらってためすのもよいですね。

現在新しい便秘のガイドラインが出ています。

『慢性便秘症診療ガイドライン2017』

食物繊維18g基準★

①十分に食物繊維を摂る工夫。

②ダメならば浸透圧性下剤を常用(マグミットなど、腎機能に注意し)

③そして、便が肛門までおりて来ない場合は

刺激性下剤(センナ系など)を頓用として後から使うが良い。

高齢者は、腸の動きが悪いので、

腸の動きを聴きながら、ラキソベロンなどの水液をその方に合わせて、敵数を変えて決めていく。便の量や硬さをみていく。

下痢は注意です!!

毎日6滴の方でちょうどよい便が出る方も😘

そのために、看護師は

身体に触れて聞いて、フィジカルアセスメントが大切!!

また、のの字の腸のマッサージや温罨法、

ただ、腹部をゆらゆらしたり、寝たきりの方は右側ばかり身体を向けていないかもチェック。腸の動きの向きを考えて左にバランスよく向けていくと、重力の関係で便が出やすくなる。

介護の工夫で出るようになる!!

頑固な便秘の方には、ポジショニング(姿勢)大切ー!!ですね★

身体がガチガチの身体が拘縮する方はお腹に力が入らない。すごく便秘で困っていた利用者。

スタッフに同じ格好をしてもらいました(笑)

リラックス、筋緊張を和らげる姿勢へ。

楽な姿勢で便が出るように!!

出ない時は、座薬を使用したり、

固くなりすぎたらば、摘便。

固くなりそのままにしておいて、下剤をかけると横からチビチビと肛門から漏れる。

処理しないと下剤だけで解決は難しい。

一度、便秘をリセットし、良い排便習慣を身に着ける。

善玉菌ビフィズス菌などの餌になるオリゴ糖も使用。クリニコのラクチュロースオリゴ糖がお気に入りです★

便が硬く力んでも出にくい方は、エクストラバージンオイルスプーン1杯毎日提供で出るようになった方も。

そうそう、アミティーザやグーフィスなど、今までと違う作用のある下剤(新薬)が出て、ようやく注目されてきたかなぁと。現在、利用者様使用中★

腸のこと、便のこと語ると熱くなります🔥

まだまだありますが~この辺で(笑)

追記、

腸内細菌は幸せ物質であるドーパミンやセロトニンを合成して、その前駆体を脳に送っているそうな。

免疫力のおよそ70%が腸内細菌と腸粘膜細胞との共同作業で作られていると言います。

腸内環境本当に大切です。

これだけは言える、

下剤で腸内環境壊している現状だけはやめたい!!

排泄ケアへの取り組み

私の好きな排泄ケア(笑)

介護医療現場(在宅も含め)では

排泄の問題で悩まれている方が多いと思います。

便が出にくい(便秘)、便が緩い、おしっこが近い(頻尿)、トイレまでにいくのが自力で困難、失禁してしまう、膀胱炎になりやすい、おむつでの皮膚トラブル、精神的なトラブル不眠等々

解決するためには、

排泄に対する正しい知識と

その方にとっての問題をきちんと優先的に考えアプローチすること。

トイレまで行くことが出来なければ排泄障害ですね。

どこが出来ないかを見極め、

自分で排泄できる環境(人的、物的)はとても大切ですね。

排泄に関しても沢山の複雑な問題があります。

ここに示し忘れましたが、既往歴というか病気が隠れていないかも大切です。

人によって、認知症があるから排泄がうまく出来ない、食事や水分量が少ない等々沢山の理由があります。

アセスメント大切😘

そこを見極めて、アプローチ!!

そして、下剤の弊害!!

ただ便秘に対して、

私も病院にいたころは、深く考えずに3日に一回出ればいいと思っていました。

まっ、他の治療が優先ですので仕方がないといえば仕方がない。

ただ、暮らしの中で看護介護していると、医療の常識は非常識も多い!!

下剤の弊害(特に刺激性の下剤)にて、トラブル発生していることが多く、利用者様や介護する方の悩みでもあるということ。

ただ、下剤を服用すればいいということではない。

私どもの施設の排泄ケアは、下剤の調整からはじめました。

下剤の弊害を知るっ!!適切な使用を!!

便が出ない→下剤投与→下痢便→まだ作られていない便まで排出→腸内のいい菌(ビフィズス菌等)まで排出→なおさら腸内環境悪くする→便秘

下剤でお腹が痛い→特に認知症の方はソワソワ

下痢便(水様便)は、アルカリ性→皮膚トラブルヒリヒリ→床ずれ(褥瘡)

下剤が悪いわけではなく、

適切な下剤の使用が必要。

下剤使用しないためのアプローチも必要★

食物繊維、水分、食事、認知症ケア、姿勢、運動などなど。

尿の問題も色々ある。

頻尿に対しても原因が様々。

尿の皮膚トラブルに関しても、

感染した尿や尿のpHが8.0以上でアルカリ性の尿が皮膚にあたることで皮膚が悪くなる。

お尻の皮膚がふやけている状態で体位を変えたり、移乗時に擦って皮膚トラブル発生したり😅

座り方で、

足がしっかり床についていなかったり体勢が悪いとすべり座りになりズリッと褥瘡

→尾骨部が多い。

※皮膚ケア、姿勢ケアとても大切!!

寝たきりの方は排尿しにくく、膀胱内に残った尿が多いので出す工夫も必要。

→姿勢の工夫、また仙骨部に排尿を司る神経があり、トントンすると残尿が出やすい。

一つ一つ奥深くて、

言い表せないほど😅

でっ、何が言いたいかというと、

つまり、私たちのしていることは、現在なっていることにアプローチ(対症療法)している事が多く、その原因を考えてアプローチすれば問題解決するので、

仕方がないとあきらめず、いろんな方面を知ってチームケアを行う。

大切です😘

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