施設看護師の主張


世の中高齢者や障がい者が多くなり、病院ではなく地域で支えていく医療職の存在が大切になってきています★

でも、病院で働いていた時は医師が近くに居ましたが、医師が常駐していない中の私たち看護師の動きは判断力が必要でとても責任の重いものです☝️

私は、今病院でない高齢者施設の看護師の話を全国でさせていただいていますが、

その中で、自分の職場や地域をまず大切にしていきたい思いが強くありました。

そこで、

北九州高齢者福祉事業協会という地域の社会福祉法人の特養施設の集まりの、看護部会を平成27年から担当させていただいており、

先日、介護の日にちなんで、講演会や介護研修発表大会が開催✨

【施設看護師の主張】と題して看護師代表で話させていただく機会をいただきました。

高齢者施設の看護師の思い、

協会内看護師部会の活動発表や、看護師たちのアンケート調査結果を伝えました。

課題は、

高齢者施設と医療機関との連携が難しい。嘱託医と協力医も含め、介護保険施設のしくみや状態が見えていない。看護師がいるから病院と同じように思われたり見える化が必要。

利用者様の緊急時対応や看取りに関しても医師の関わりが不可欠です。

二番目に多職種の連携が難しい。介護現場では、医療用語や知識など共通認識が難しい。言葉の壁もありますね。

あと、施設での薬の管理💊が大変。薬剤師もいないので、服薬管理や薬の保存、毎日の準備、医療機関との連携が看護師に委ねられてます。

利用者様の生活の中で介護からの情報と私たちが観察したトータル的な判断で医師に伝え指示を得て、処置の指示や薬を出していただくのも大切な役割。薬剤師との連携も大切。

施設の看護師の私たちの役割は、生活の中での病気の予防と早期発見。マネージメント能力も問われます。

二次障害予防の取り組みを介護と看護の連携でするべきだということ、

治療の場ではなく、原因根拠がわかり、介護職と連携する事で毎日、病気などを予防することができる。

例えば、歯科との連携も大切で、毎日の介護の中で口腔ケア、姿勢ケアなどで肺炎ゼロにすることもできると考えます。口から美味しいものを食べ続けることが出来るような取り組みも多職種連携(歯科医、歯科衛生士、栄養士、介護職、看護師、ケアマネ等)で出来る。

あと、拘縮ゼロ!!私たちが利用者様を抱えあげたり、寝ている時も楽な姿勢にすることも出来ず、利用者様(患者)の身体の筋緊張を与えている。他にたくさん、介護職医療職が二次的障害で苦しめている現場があります。

主の病気を治しても、そのような障害を作っている。それをしない方法ももっと伝えていきたい。医療と介護の連携で予防をすることが出来ると思ってます。

肺炎や点滴等で胸水が溜まる、身体がガチガチ、褥瘡が出来、そのような最期を迎える看取りは自然な形ではありません。

加齢による看取りは不必要な医療を省いていき、介護力を高め、人に寄り添い心も身体も大切にし、楽になり、人生生きていてよかったと思える事です。

まだまだ、介護現場もこれからです。どこも出来ている現場ではないです。だからこそ、

とにかくまず、施設間の壁、職種の壁を取っ払い、できない理由はいわず学んでいき、進んでいく。

北九州の施設では、困難と思われることも先駆的に取り組んでいるところもあります。お互いの施設間が、この地で繋がり強みを生かしていきたいことも話しました。(15分ですが)

困った人が沢山いる。

だから、これからも、

地域貢献するために、私たち看護師も繋がりを深め、発信していく必要があります。

そして、これから地域の医療連携の場に多職種が集まっている私たち施設看護師だからこそ得ているノウハウ、できる事を発信できればと思っています。

施設のホームページ↓

http://blog.livedoor.jp/enjokai/archives/77959262.html?ref=head_btn_prev&id=6124092


私の職場(社会福祉法人援助会)の仲間たち★

介護主任と総務主任コンビは、介護ロボット事業の発表をしました。

先駆的な取り組みをしていく。ITやAIに関しても世の中が進んでいっていることに敏感に、

理事長自らトップが旗を振り、私たちや利用者様に寄り添ってくれ、共に人に尽くす精神で邁進、

私たちの援助会の使命でもあります。

いまは、私自身も頑張りどころ。

ここ数年動き、次にバトンを渡せるよう、頑張っていきたいと思います★


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