【何のために仕事してるの?】

ついね、頭の中で変なスイッチが入ることがある。

外で講師業をしていて、

受講者に具体的に問いかけて考えて

シェアしてもらうことがある。

そこで、出来ない理由をいったり、

人のせいにしたりする方がいると、

ついプチンと来てしまい、

毒舌になることがある。

わたし人間できていないのです😅

数年前も介護職員向けの研修で

グループワークをし、

いろんな課題を出して話し合っていただいたことがあり、

だって仕方ないじゃんね、忙しいし、人がいないし、職場がよくないということを言ってた人がいて、絶句。

しばらくして、深呼吸をして、ダダッーて話してしまった。

一生そうやって出来ない理由をいって、人のせい、環境のせいで生きていくのですか?って。

1日でも仕事する時間は長いのに、一生グズグズいって時間を無駄にするのかと。もったいなくないですか?って。

はじめは、そんなつもりで仕事をはじめてはいないと思う。

例えば人間関係でも、この人だったらすぐ仕事がスムーズにいくけど、嫌いな人とは交わらないとか、

正直、この業界がどうとかではなく、

どこにいっても、

そういう感覚な方がいればうまくいきませんねと。会場がシーンとしてしまった😅

人や環境のせいにするのではなく、

自分がまず一つでも動いてみることで変わることはないのかと。

介護は楽しい仕事なのに非常にもったいないと。できない人はいない。

すべて自分次第。

そのことが、

先日の講義中思い出されてしまった。

介護のテキストに書いていた言葉、

【利用者の生きる喜びと意義を見出せるように支援すること出来てますか?】と問いかけてみた。

シーン。

仕事が業務的にこなしていくことに視点があり、あっ出来ていないって感じだったみたいで。

次は、自分に置き換えて考えてみましょうと話をしたのだが、自分の生きる喜びと意義、考えること…あっ、ない様子だな😅

つい、自分のコミュニティでは、

この類はみんな考えている人が多いので、

感覚が違うことに気がつく。

これが普通なのか。

多分、奥底には、

熱いものがあると信じて話す。

それに少しでも気がついて考えてくれたなら、よしだとして。

そこの、

あなたはいかがですか?

自分の生きる喜びはなんですか?

【自己選択、自己決定をする前に】

自分の人生は、自分で決めるのが一番。

とよく言うけど、そもそも皆さん選択する程、きちんとした情報を知って決定しているのか?

よく地域の一般の方や介護関係の方から、ご家族やご利用者がいざ急に何かが起きた時、医師から説明を受けても、よく意味がわからないので、どうしたらよいかと相談受けることが増えている。

生活を支えているものが、きちんと代弁することが必要。

しかし、その前に話し合いがなされていない、そもそも選択肢は何があり、どのような意味かを知らない。

①急なことで、説明を受けてもパニックで受け入れられない。

②説明をうけても難しくてわからない。

そもそも経験したことがないからわからない。

急に事故になったり、病気になったり、いつどうなるかわからない。

だからこそ、今知ることが必要。

例えば、普段から、延命って何?人工呼吸器って?経管栄養って?どんなことをするの?きちんとした知識を知らないと選択ができない。

その都度、

いろんな選択肢があることとその内容をしっかり理解して選択できるか、

それと、その時の状況によって違うので、遠い将来高齢になって延命したくないといずれ思っていても、今若い時に何かが起きた場合、まだ延命してほしいと思うかもしれない。

ある方から相談がありました。

体調を崩し、ご家族が

高齢で食事が食べられなくなっている。

栄養が十分でない。

老衰の域にはいっているのかと思いきや、ご本人はまだ意思決定が出来、食べれるようになりたい、入院したいと思っているよう。

ご家族はご本人の話は理解できるが、

医師からは、もう高齢でこのままでいいでしょうと言われる。入院はできないものと思っている。だから仕方ないんだと。

憤り感じますよね。

そのことを、

表現できないわけではないけど、医師から言われたら言えないのだそうです。

そんな思いの方が日常にいるんですよ。

結局、医師に相談できるように繋ぎましたが。

もちろん、逆のパターンも多いですよね。

食べられなくなって衰弱している。本人もご家族も栄養や水分が足りなくなっても、痛み苦しみがなければ自然に、好きなものだけ少しでも食べ家族の中で最期を逝きたい。

それなのに、それは難しいですと入院をして点滴で逆に身体に水が溜まり苦しんでいる。

人道的にどうなのか?

意思決定以前の問題、

そんなことが日常にあってるんですよね。

しかしながら、医師がどうである以前に、もっと自身が知り、ご自身の命や家族の命について考えることが必要。

私は、職場の家族会でもご家族にお話をする。入り口は、一番近い方と施設長や相談員とお話をしているが、家族は他にもいる。

最期後悔しないように、体調の変化があった場合、その都度説明をし、気持ちを揃える私たちの役目がある。

詳しく選択肢を知って、自己選択、自己決定。

本当の意味の人生会議をしよう。