排泄ケアへの取り組み

私の好きな排泄ケア(笑)

介護医療現場(在宅も含め)では

排泄の問題で悩まれている方が多いと思います。

便が出にくい(便秘)、便が緩い、おしっこが近い(頻尿)、トイレまでにいくのが自力で困難、失禁してしまう、膀胱炎になりやすい、おむつでの皮膚トラブル、精神的なトラブル不眠等々

解決するためには、

排泄に対する正しい知識と

その方にとっての問題をきちんと優先的に考えアプローチすること。

トイレまで行くことが出来なければ排泄障害ですね。

どこが出来ないかを見極め、

自分で排泄できる環境(人的、物的)はとても大切ですね。

排泄に関しても沢山の複雑な問題があります。

ここに示し忘れましたが、既往歴というか病気が隠れていないかも大切です。

人によって、認知症があるから排泄がうまく出来ない、食事や水分量が少ない等々沢山の理由があります。

アセスメント大切😘

そこを見極めて、アプローチ!!

そして、下剤の弊害!!

ただ便秘に対して、

私も病院にいたころは、深く考えずに3日に一回出ればいいと思っていました。

まっ、他の治療が優先ですので仕方がないといえば仕方がない。

ただ、暮らしの中で看護介護していると、医療の常識は非常識も多い!!

下剤の弊害(特に刺激性の下剤)にて、トラブル発生していることが多く、利用者様や介護する方の悩みでもあるということ。

ただ、下剤を服用すればいいということではない。

私どもの施設の排泄ケアは、下剤の調整からはじめました。

下剤の弊害を知るっ!!適切な使用を!!

便が出ない→下剤投与→下痢便→まだ作られていない便まで排出→腸内のいい菌(ビフィズス菌等)まで排出→なおさら腸内環境悪くする→便秘

下剤でお腹が痛い→特に認知症の方はソワソワ

下痢便(水様便)は、アルカリ性→皮膚トラブルヒリヒリ→床ずれ(褥瘡)

下剤が悪いわけではなく、

適切な下剤の使用が必要。

下剤使用しないためのアプローチも必要★

食物繊維、水分、食事、認知症ケア、姿勢、運動などなど。

尿の問題も色々ある。

頻尿に対しても原因が様々。

尿の皮膚トラブルに関しても、

感染した尿や尿のpHが8.0以上でアルカリ性の尿が皮膚にあたることで皮膚が悪くなる。

お尻の皮膚がふやけている状態で体位を変えたり、移乗時に擦って皮膚トラブル発生したり😅

座り方で、

足がしっかり床についていなかったり体勢が悪いとすべり座りになりズリッと褥瘡

→尾骨部が多い。

※皮膚ケア、姿勢ケアとても大切!!

寝たきりの方は排尿しにくく、膀胱内に残った尿が多いので出す工夫も必要。

→姿勢の工夫、また仙骨部に排尿を司る神経があり、トントンすると残尿が出やすい。

一つ一つ奥深くて、

言い表せないほど😅

でっ、何が言いたいかというと、

つまり、私たちのしていることは、現在なっていることにアプローチ(対症療法)している事が多く、その原因を考えてアプローチすれば問題解決するので、

仕方がないとあきらめず、いろんな方面を知ってチームケアを行う。

大切です😘

次回へ

【何のための医療職???】

昔むかし利用者様が老衰で、

最後の危篤状態になった時、医師が病院に入院をすすめ、

なくなった場合、死亡診断書も書いてくれず病院に運ばれると、検死で警察が入ることを繰り返した経験があります。

警察からは、その時の介護職員や入居されている利用者様に事件性で問題がなかったか状態を聞かれたり、ご家族には遺産等お金の問題はないかと問われたり、自然の死なのに、医師が死亡診断書を書いてくれなかっただけで、とても辛いものになった時があります。

ある時、利用者様(患者様)のご家族から、管でつなぐよりも自然に最後を施設で迎えさせてほしいと強い願いを言われました。

医師より二人きりになって話をしようと言われて、「真鍋さんの親だったら延命したいかしたくないか?私は自分の親だったら延命をする」と言われました。

延命を是が非でもすすめる医師😅

私の答えは、うちの親はその時にならないとわからないというので判断できないということ、そして、私は延命ではなく尊厳死派だということを伝え。

「先生と私の死生観はあいません。わたしは、延命治療をすると苦しいとわかっている患者さんをみて、そうさせたくないと心で思っても、それでも家族が延命を望むなら、その支援をします。

私や先生が ではなく、患者さんや家族が望むことを精一杯するのが私たち医療職の役目だと思うのです」とお伝えしました。

数日私に顔を合わせてもくれず😅

数日後に、先生が

「よく考えたらそうだね、自分たちは患者さんのためにこの仕事に就いていて、自分は間違っていた」とおっしゃってくれました。

それから、いつでも先生を呼んだら、来てくれて何人もの方を一緒に命を見送ってきました。

医師も私たち看護師も病院で命を助ける仕事としてやってきて、自然に看取るということの経験がないときは、とても勇気がいりました。

先生も、はじめは餓死させるみたいで嫌だと私の耳元で言っていましたが、

その後、看取りを長年経験していき、点滴をしなくても身体が枯れていくほうが楽になること、人の温かさの中で、自然と看取りをする大切さがわかって来た時、不必要な医療はいらないと確信しました。

変わることを抵抗するのではなく、何のためにをしっかり擦り合わせて歩んできた先生との日々、今はとても懐かしい。

経験が人を変える★

これからも、まだまだ経験していきたいです!!

【死ぬということ②】最後に何がしたいか?

私は、自然に亡くなる命の見届け方が一番と思っています。

食べられなくなるのは自然の道理。

自然に高齢で命を全うする時、

「最後は、医療は必要なくなる」

最後、老いていくと水分を体の中で処理できなくなり、かえって点滴など水分や栄養を入れていくと、身体に水が溜まる。

むくんだり腹水がたまったり、痰が貯まったりと、かえってご本人をきつくしてしまいます。

なので、食べられるだけ飲めるだけ、自然と身体の水分をとっていき、最期を迎えるようにするほうが、脳内のホルモンが出てきて最後ウトウトと楽になり穏やかに命を引き取る方が多いです。

介護現場で100人くらいの方を見おくってきましたが、その後のお顔は本当に穏やかで、いい顔をしてらっしゃる。

栄養や水分を摂るという視点ではなく、

好きなものを少しでも味わってほしい。

その方にとっての好きなことをして欲しい、そう思うのです。

まっ、究極を言えば、

最期になって何かをしようとするのではなく、日頃から一瞬一瞬を大切に、日常からの普通のことを普通にしていけるよう支援できればいいなと思います。

でもその、普通って何だろうか?

先日、ベストセラー作家の池田貴将さんとお会いした時に、「僕は最後は食べることはどうでもいい、読書が何よりも好きなので、最後読書ができればいい」

池田さんにとっての普通の日常は読書です。

どうしても、介護者は、

食べていただくことに執着しているけど、食べることはどうでもよい方もいるんですよね😌

最期の瞬間、ある人に会いにいきたいのかもしれない。好きな場所にいきたいのかも?

普通にお風呂に入って、安心できる人のそばで、ソファーに横たわっていたいのかも?

人の価値観ってそれぞれ。

あー、そのようなこと、当たり前に実現できるようになればいいな。

そのためには、身体の原理を知って、医療者は身体を楽に整える。苦しめるために医療があってはいけない。そういつも考えています。

最後は、医療は必要なくなる。そのことを医療や介護者は、知るべきだと思ってます。

詳しくはまた次回へ。

【死ぬということ①】

自然に高齢で命を全うする時、

「最後は、医療は必要なくなる」そう思ってます。

先日、在宅ホスピスフェスタに行き、同じような考えや経験をされている先生方の話に、刺激を受けました😋

しかし、人はいつ死ぬかわかりません。

(正直私もいつ病にかかったり事故になったりわかりません)

わたしは延命の時代に看護師になり、病気で命が消えそうになってもまた、除細動や強心剤等を使用したり、延命治療をして苦しんでいる患者さんを沢山みてきました。

その時に父の死との遭遇。

娘であるけど、看護師としての自分もいてスゴク苦しく、毎日医師と話をしたいと求めてしまい、今考えると異常だったなぁと思います。家族となると本当に戸惑ってしまいます。

そして、私の夜勤の時に亡くなる方が多いことで、最後の瞬間にいる看護師として、どう向き合うかが一生のテーマになっていきました。

そして、いろんな病院看護師時代を駆け抜けて、高齢者施設に来て早17年。

自然な看取りを行ってきて、さまざまな利用者様やご家族、また医療介護現場のストーリーと向き合ってきました。

高齢者の場合は、ご本人の意思がわからず最後はご家族が決めることが多く、

ご家族も、ご本人より意向をきいておられる方は決めやすいのですが、それ以外の方は悩まれ、これが正しいのかと?葛藤される方もいます。

死ぬときは、加齢なのか?病気なのか?突然の出来事なのか?わかりませんし、今 私の母は、「その時にならんなわからん」と言います😅

最近は、アドバンスケアプランニング(ACP)という言葉がちまたで言われています。

ご本人とご家族が医療や介護をする方と一緒に、現在の病気だけでなく、意思を決定する能力が低下する場合に備えて、

あらかじめ、終末期を含めた今後の医療や介護について話し合うことや、本人に代わって意思決定をする人を決めておくプロセスを意味しています。

しっかりと意思があるうちに、誰もが迎える死について、さいごの命の選択をどうするか日頃から考えていた方がよいと思います。

まだ、家族にキチンと伝えておくことが大切ですね。

(その時々、考えは変わってくるのでその都度)

でも、知らない事には、選択ができないし決められない。

そのような情報を今後提供したいと思っています。

【愛されたい、認められたい】

私は現在、高齢者専門のナースですが、その前に精神科の急性期で勤めていた時期があります。

子どもの駆け込み寺のようになってた時期で、リストカットしたり逃げ込んでくる子ども、ノートに親に対して死ねと殴り書きをしていた子どももいました。

ある子は、

「私は愛されていない、親からはいない方がいいと思われている」と。

手首を切ることは初めは試し行動であっても、ドンドンエスカレートすると快感のホルモンがでて、やめれなくなる。「切った時だけ生きているんだ」と感じ取れると言ってたことを思い出す。

その、母親との面談で、

母親も親から厳しく愛されてない状態で育ち、大人になっても認めて欲しいという行動に走ったり、子供に対してどう接していいかわからないと悩んだりしていて、生きる気力をなくしていた。

負の連鎖、

お互い愛されたい、認めて欲しいと思ってる。

児童養護施設の子どもたちは、

虐待されて入っている子供が多い。

先生が日々必死に愛情を与えている。

また、里親さんと話していても、子供たちの気持ちと向かい合い、葛藤しながらも愛を与え、子供からも幸せをもらっている。

人は、ついマイナスに目を奪われ、

自分の存在価値を低く見がちだけど、

皆んな、親から、そして周りの人からでも愛情をもらっているということ、感じて欲しいな。

私も今まで波乱万丈、

紙一重。私も紙一重で生きてこれたのは、

その時々に出会った周りの人の愛だった。

本当に、感謝しかない。

よい愛の連鎖をうむような存在になることが恩返しだと思っています。

【A I 時代。否定しても避けることは出来ない】

いずれ、シンギュラリティと呼ばれる人工知能が人間を超える日が来る。

今、世の中ITやAIとめざましく発展し、当たり前に日常で使っていくものであることを私たちは認識しなくてはいけないと思う。

こんなこと偉そうに言うようになり、きっと知り合いのITの森社長は、これを読んだら笑うだろう。

私もはじめは、そんなこと全然認識していなかった。

一年半前?いろんなタイミングで人や情報が繋がり、ITやAIが当たり前になるんだからと、頭を揺さぶられ、何か知らない波に入っていき(笑)、こりゃやばい、時代に取り残されるわという気持ちになったんです。

現にこうやってブログやSNSを使う自体が未知だったし、携帯電話なんて当たり前に使ってるけど、昔なかったですよね?

最近、携帯のメールなんてつかわず、LINEやメッセンジャーが主で、電話でもタダで使っている。あっ話、脱線しますが、最近、出張行くこと多いので携帯でモバイルSuicaに変えました。自動販売機もお金いらなくなりそうですね。

そんな中、

国はIT化、介護ロボットを進めていて、わが北九州市は国家戦略特区で頑張ってる。

はじめは、博多でボランティアの帰りの飲みの席で、IT森社長とお互いの業界が見えないのが問題と、とにかく知り合うことからはじてようと、福岡で介護IT業界つなげちゃえーみたいになり(軽いノリだったから本当になるとは)

それから、介護IT番長のほむさぽの竹下康平さんや、キッズプログラミングの工藤洋輔さんを紹介され、ん?何?タダモノではない人?と思ったら、凄い人物だったという😅

竹下康平さんの記事 https://mewcket.com/bibrid/product/57

工藤洋輔さん https://iclub.jp/profile

途中何を始めるのか一瞬恐ろしくなって、「すみません、私のただの看護師なんで」というと。ただのおっさんですとか、ただのエンジニアだからとか😅

介護側誰がいるの???とない頭を使い、

サポートセンター門司の中村施設長や北九州福祉用具プラザの櫻木さんにすがりつき、それから繋がりが広がり、ホッと。

福岡介護ITミーティングの開始。1回目の様子↓

まぁ、自然と凄い人たちの中に囲まれ、刺激を受けてますが、

とにかく、介護業界でも反対意見や、まだまだ関係ないことと捉えている人が多いので、伝えておきます。

抵抗してもITやAIの当たり前の時代が来ます。

AIについてネガティブな見方はやめる。極力ポジティブに。上手く利用し賢くなったほうがいいと私も今は思っています。

皆さん本当、先駆的に国の業界を動かしている方々が周りにいます。今実験段階のものもあります。その方達は、協力者を求めていくでしょう。皆んなで作り上げないといいものは出来ないと思ってます。

そして、私たちは日頃から今あるものでも使用しきってないわけですから、ITの方に教えていただきながら、リハビリというか便利な日常のものを使っていけたらと思ってます。

そこで、生まれた余裕とか時間、人間関係を有効に、何のために?人のために自分のために費やせたらいいですよね。

それについては、また北九州福岡イベント企画してやっていきます。

(案内して欲しい方はメッセージくださいね)

注:ただし注意。何でも飛びつくのは危険なので、きちんと情報を得て有効にですね。

私も模索中です(笑)

そのために、ITの方からいい情報を集めて発信、繋げていけたらなぁと思います。

また、少しずつ脳の体操というかわかりやすく説明していきます★

Hello world!

ブログ始めます★(アメブロより変更しました)
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世の中のお役立ち情報を発信したいと思います。
特に施設看護師として、
医療や福祉についても発信します😄
よろしくお願いいたします🤲