(株)ONMUSUBI設立

2024年7月29日本日

看護(医療)と介護(福祉)の想いをつなぐ会社をはじめます!

高齢者が増え、支えるものが少なくなっている今

「もう間に合わない」

常にその気持ちがあり

高齢者施設の看護師である眞鍋哲子は、介護人材アドバイザーの知野吉和氏とともに会社をすることに決めました

やっと???と思われている方も多いと思いますが、日を選びました

※7月29日は「天赦日」と「一粒万倍日」・「母倉日」・「大安」が重なる最強開運日

外から見たら介護施設って?と自分の施設だけで何かをしようとしても難しいと思われます。

私たちを役立てていただける本気のご施設様しかお仕事しません。

しくみづくり、役割分担はキーワード

頑張っていきますので

よろしくお願いしたいと思います

【もう間に合わない、間に合っていない】

今回の介護と医療の報酬改定では、連携が重要視されています。

私なりの見解でいけば、強制的に医療介護連携しないといけないシステムになったなという感じです。

現状、高齢者施設では介護医療人材が少ない、まだ未発達な中、誤嚥性肺炎や尿路感染症、心不全の急性増悪でのご利用者の救急搬送が多く大変な感じです。

私どもの施設はそれがほとんどない。

正直施設で予防できるし、配置医の先生の協力で施設内で治療もでき、命も看取れるから

救急搬送の問題は、高齢者施設でのACPやDNARが十分整っていれば減ってくるが、出来ていない現実が、病院入院時に意思決定のプロセスを担うことが必須になっていってる。

これこそ病院の受け入れを更に大変なことにさせていく。入院手続きでやることが多すぎる。

そもそも高齢者施設でご利用者とご家族と信頼関係のもとACPをきちんとやるべきだ。(まぁ、それ以前のことなので北Q人生会議を一般市民とまた再開しようと思う)

高齢者施設側の医療と介護、看取り体制を整えなければゴテゴテな感じがします。

そもそも終の住処である特養でなぜ看取りが出来ないのか?

それは高齢者施設での医療のあり方がしっかり構築されていない。

経営者は医療従事者ではない、嘱託医は外部のものであり、看護師は医師の指示のもとに働いてきて高齢者施設に来たら責任が一気に任されるということになり…

健康管理?

施設在宅での医療体制はどうあるべきか?

看取り体制は?

そもそも

誰が教えてくれるのか?

私自身は約20年、施設の看護師として葛藤しながら、いろんな方の教えで学び実践しながら看取りの体制や施設内での医療体制、その先に介護で病気を予防できることまで見えてきました。

介護こそを充実すれば、二次障害が減らせる。

そもそも

誤嚥性肺炎や尿路感染症は私たちが作ってる病気だということを認識しないといけない。

このごろ、様々な一般の方、訪問看護や医師、高齢者福祉関係も含め高齢者や緩和ケアに関しての個人の問い合わせが増えています。

どこに行ったら、いい医療介護に辿り着けるのか?

医療側としては、介護施設って?どんなところ?患者さんをどこが救ってくれる?

介護関係からはどこが良い病院?

こういう状態の方はどこにいったらいい?

誰かいいケアマネや相談員はいない?

など

この混乱した医療介護業界を、介護現場で働きながら自分の身として感じ、より良い介護や医療の提供を行いながら

病院、在宅、施設、そして一般地域社会全体を俯瞰してみて、点と点を結ぶ役割をしないといけないと思い、努力を続けています。

そこで私が決断した答えは、7月に会社を立ち上げます。

(株)ONMUSUBI

看護(医療)と介護の想いを結ぶ会社

2024年7月29日設立予定

全国の講師業を続けていきながら、特に高齢者施設の介護医療を整えることから

※施設コンサルします!

お困りごとの点と点を結ぶことをいろんな有志の方、行政と繋がり役目を持っていきたいと思います。

まぁ、一人では何にも出来ないので介護人材アドバイザーの知野吉和先生が副代表として会社やっていきます✨

この世どうにかせねばという方や企業の方々繋がってくださればとても嬉しいです😆

これからの日本の人材不足はやはりDX化や外国人の人材をうまく活用することだと思いますし、もっとこの業界の課題を見える化する役目もします。

※巷ではコミュニティナースという部類に言われることが多いですが北九州福岡のためにも頑張ります✨

今後ともよろしくお願いいたします🤲

病院でない施設看護師の専門性

執筆した本が出ました!!ここクリックしたら購入できます↓

【はじめに】
みなさんの高齢者施設の看護師のイメージってどんな感じでしょうか(笑)

介護業界の他職種からは、看護師は偉そうにしている、歩み寄るのが難しい等 マイナスに言われることもあって、私が「生活の場での看護師の動き方って習っていないのです。わからないことも多く私たちも手探りでやっているのです」と伝えると皆さん「うそでしょ?」と驚かれます。


約 20 年前私は高齢者施設に働き始めた時、施設には常勤の医師がいないこともあり、ご利用者の状態が悪化し緊急時に右も左もわからなく、とまどい混乱したことを思い出します。

施設の看護師って?他職種との感覚の違い、人間関係も難しい・・でも大好きな高齢者を守っていきたい。

いろんな葛藤をくりかえし、そして、経験をしていくうちに、病院と違う看護師としての役割がわかり、可能性が広がりやりがい に変わっていきました。


【私たち施設看護師こそが出来ることがある】


わが国では少子高齢化が進み、そして医療の高度化によって医療・介護ニーズが増えてきています。

そのため多様化・複雑化も進んでおり、治療・療養の場に係る制度等は、今までの病院完結型から地域 完結型へと急速に変わってきています。


医療福祉サービスの提供者にとっては、地域で暮らすその人を中心に支える視点も不可欠で、近年では看護師が果たす役割の拡大とともに、活躍する領域や場の多様化が進んでいることを感じています。

また同時に、施設や地域の枠を超えて療養を支え、そして最期まで誰もがその人らしい生活を送れるよ うに支援する専門職として、看護師への期待は大きいと信じています。

しかしその現状をしっかりとらえ、やりがいを持ち働いている方がどれくらいいるでしょうか?


現在、介護現場で働きながら全国で講師をさせていただき、同じように悩んでいる看護師の多さに圧倒しています。その中本当に頑張っている!

特にコロナ禍では、計り知れないくらい大変で命を守るために施設看護師たちは奮闘していました。

私も本当に孤独に思ったことは多々あり。全国で不安に思っている施設看護師たちが少しでも安心できるように、また一歩でも前に進めるようになれれば嬉しいなと思っています、看護師が現場を変える!!

また看護師との付き合い方に悩まれている方。多職種の方にも知っていただけるだけで、共通認識のもと仕事がやりやすくなるのでは?と思います(笑)


【私自身のことについて】
私は、地元北九州の看護学校を卒業し、最初は広島の病院に就職しました。

救急、OP 室、整形外科、 内科と経験し、命を助けるためになった看護師でしたが、延命の時代、病気が治らなくて苦しんで亡くな る患者さんとの出会いや、父を 54 歳で亡くし、生きるとは?死ぬとは何なのだろうと考えてきました。

その後、波乱万丈な人生。結婚して二人の子供を授かり、北九州にもどり離婚。母子家庭で子どもを育 てながら、老人保健施設、精神科デイ、精神科急性期病棟で勤めました。精神科医療も好きだったので すが、若い子供たちが病院に逃げ込んできて、その家庭環境を知るたびに、自分も子育てに自信がなく なり、子どもの学童保育の先生に相談したところ、高齢者施設に勤めたらと紹介されたのが特別養護老 人ホームでした。


小さなころから一緒に過ごしてきた、祖母は認知症で寝たきりになり特別養護老人ホームで最期を見送 りました。その時、命を施設で最後まで見送ることが出来るのはいいなと思っていたこともあり 2002 年 高齢者施設に転職しました。

しかし、高齢者施設に入ってまず驚いたのは、医師が施設にいないことの責任の重さでした。

また、介護職との意思疎通の困難。

ある時は、病院に利用者を救急で搬送した時、医師より、「施設から救急で よく来るけど、施設で看護師は何をしているのですか?どうにかしてくださいよ」と言われたことがあり、介 護現場の事情は病院側にはわからないことに悔しい思いをして泣いたこともありました。


その時、施設の看護師は病院の看護師よりスペシャリストと思っているとある方から言われました。

内科 や眼科や、整形外科、婦人科..生活の中でどの分野も観ないといけない。また 10 年先、高齢化時代が 来たときは、施設看護師の活躍する時代がきっとくる。そう信じて頑張ってと言われ…。その言葉を頼りに ずっとやってきたように思えます。


今は高齢者施設で生きるを支え、命を見届ける。死ぬ瞬間だけではなく、今生きているこの瞬間からそ の人らしく生きることを支えたいと強く思うようになりました。


動けない方が沢山います。身体が動けても心が伏せて動けない人、 身体自体が動かせない人、社会的に追いやられている人、動ける私たちは幸せです。

動けて幸せなはずなのに、それぞれの存在価値、地位を守り理由をつけ、人のせいにする人を見かける。 尚更、その言動が自分の地位や価値を下げているのに気がつかない。 動きたくても動けない人がたくさんいる自分は動ける


生きたくても生きられない人もいて、時間は同じなのに、本当にもったいない。 今まで経験した一つ一つの出来事が自分を人として看護師として成長させてくれました。 少しでもヒントになる出来事をひとりでも多くの方にお届けできたら幸いです。

【何をお届けしようと思っているか】


介護や看護についてお話をさせて頂くことも多くなり相談されることが多いことは、 「色々なセミナーで勉強するのですが、実際自分の職場(介護現場)にあてはめて実践できない。悩みも解決できない。毎日が堂々巡りなのです」という内容です。 私も同じく、日々介護現場で普通に働き、悩みつづけそして多職種チームで高齢者介護看護に携わっています。現場にいるからこそ伝えられる言葉がある。


「心×知識×経験(技術)」


現場からの率直な思いや悩みエピソードまたそれに対しての形を真鍋流にお届けします。


内容は、施設看護師とは?介護とは?施設看護師の動き方、基本をおさえる、法律をおさえる、組織論、 人材教育、多職種連携、メンタリング、看取りケア(ACP)、姿勢ケア、口腔ケア、食事、栄養、認知症、排 泄ケア、スキンケア(褥瘡)、感染予防、リスクマネージメント、介護×IT、地域共生、エンドレス・・・思いの まま(笑)


いろんな方々との出会いにより学ばせていただき本当に感謝しています。

出会ってくださったすべての方に感謝の思いをこめて、これからも共に頑張っていきます!!


★書籍案内★
【上巻】病院と施設看護の違い

【下巻】実践!!他職種と協働で取り組む
編集 一ノ瀬孝 山本恵 thanks!
2023 年 11 月 1 日発売

ここをクリック 購入ホーム↓

https://book.seikatsukango.info/book1/

全国高齢者施設看護師会 HP

書籍名(上下巻も明記)/お申込み者名及び職種/送付先/連絡先を送信下さい。

施設看護師だけではなく、介護医療の方の学びにもなると思われますので、よろしくお願いしますー!!

【白血病の方のお看取り】

最後は大好きなお風呂に入れてよかった

Aさん、今年に入り普通に定期採血をした時、白血球が2000台に下がっていることがわかり精密検査をして急性骨髄性白血病だと診断。

あと12カ月の命だと言われましたが6カ月養護老人ホームで頑張り命をまっとうしました。

診断を受けた時高齢であり治療も難しく。

まだ症状もなく自分の好きなように過ごして欲しいとご家族も望まれ在宅(施設)看取り開始しました。

養護老人ホームとはいえ在宅になります。

施設長、相談員、医師、看護師(ヨゼフ医務室)、支援員、居宅ケアマネ、訪問介護、歯科医、歯科衛生士、薬剤師、デイスタッフ、福祉用具、訪問入浴ご家族。

チームで行いました。

途中、血小板が減少し内出血が増え、どうして?と何度も納得いかず説明。

倦怠感や下肢の浮腫や痛みの出現もあり、本人へ明確にしないと不安になると告知。

先生も何度も何度も毎週向かい合ってくださいました。

心の揺れと身体の変化に向かい合う看護師やスタッフ。

難聴のため筆談で説明。

医師はその場その場で丁寧に話し合いながら毎週ご本人の目線に合わせ診察お話しし、薬の調整を細かにしてくださいました。

痛みが出してからは非オピオイドは効かず、医療用麻薬フェントステープの使用へ切り替え、倦怠感にはベタメタゾン投与。吐き気には内服より途中坐薬へ変更。

便秘はピコスルファートの使用。症状に対する薬の使用も細かく調整、その都度薬剤師の吉村先生も飛んできてくださり大変お世話になりました。

食事も食べたくない。

でも今これが食べたいというものをすぐに相談員が調達。

ピザ、焼き芋、サイダー、果物類は比較的お口に入り。

もともと通販(メルシー)がすきで本を見たりアルバムを見たり。

訪問介護スタッフもその都度の変化に対応し報告。丁寧な対応。

口腔ケアはあすか歯科さん。いつも看取り時は必ずお世話になります。

トイレに行けなくなった時オムツが嫌だと言う感じではあったが足が痛くて動けず、パッドもその都度交換。

ケアの決定の確認を支援員より話があり、ご本人の状態に合わせて決定していく。

本人が自分で訴えたりどうにか体動できる時は体位変換は相談し合いながら、ポジショニンググローブでの圧抜きと衣類のシワ伸ばし、マッサージ依頼。

ケープさん写真

歩けなくなり、車椅子は数日。その後寝たきり固めの褥瘡予防マットへ変更。

お風呂が本当に好きな方だったので入らせてあげたいと、居宅ケアマネと話、訪問入浴利用へ

熱があったら?出血したら?別に本人が入りたいといえばオッケーとサインを出す。

亡くなるのを恐れるより、ご本人のしたいこと好きなこと優先で!

覚悟を決め背中を押すのはわたしの役目。

土曜日、気持ちよくお風呂入れました。

月曜日命を最後に

今日、養護の責任者や支援員に話しました。

当たり前にチームでやってきたけど、施設で最後まで細かなケアを提供しながらチームで看取れたことは誇りだと。

医療用麻薬さえもまだ施設では管理できないと言われるところもあり

熱心に当たり前にされるケアがまだまだスタンダードではない。

それぞれの役割分担チームケア

舵取りは居宅ケアマネであり、多職種話し合いながら医療の覚悟はこちらが持ち、ケアが安心してできるようにやっていく。

Aさんのおかげで、とてもいい思い出をそして学びをいただきました。

看取りの授業..看護学生(大学3年生)の感想

看護学生の非常勤講師を長年している。

先日の看取りの講義に対して学生58人分の感想をいただいた。その一部。

眞鍋先生のお話を聞いて、エンドオブライフケアとは、終末期にある患者さんを見とるためのケアではなく、最後の時までその人らしく生き続けるためのケアであること学び、自分の中でのエンドオブライフケアの概念が変わった。

終末期と考えると、安らかな死を迎えることが出来る準備を行うという印象があり、その準備も大切であるが、医療職として、最後の時まで患者さんの生きる力を信じ、患者さんが安全安楽に生きるためのケアをすることが、最大の役割であると感じた。

眞鍋先生の長年の看護師としての沢山のお話は、教科書を見るだけでは学べないリアルな高齢者看護の現場の状態を知ることができ、特に医療職同士の連携は患者さんに最善のケアを行う上で重要であることを改めて感じた。

今まで看護学を学習している中で、いかに命を救い、⻑く⽣を過ごせるかに重きを置いてきたため、どこか死を迎えることに畏怖の念を抱いてしまっていた。

前回の講義より眞鍋先⽣のお話を聴講して医療にも延命治療をせず⾃然に枯れるように命が無くなるという選択肢があるのだ、学習の中で「命」に焦点を置いている背景があるばかりに、本来あるべきな⾃然な看取りを忘れてしまっていたのだろうと何度も反省した。

看護師は命を救う・助けるだけでなく、⾒届ける役割も担うということことが印象に残った。私⾃⾝、真鍋先生の講義を受講する以前は、死についてあまり考えたく無いと思っていたため、無意識のうちにタブー視していた。しかし、タブー視して命の最期を考えないことで、後悔が⽣じてしまうと分かった。

実際にコロナ禍で祖⽗が施設で亡くなったが、コロナ禍での⼊院・療養であったため、⾯会が制限され、私を含め家族としては看取りができなかったことに後悔が残っていた。そのため、⽣前の時点で看取りについて考えておく必要性を実感した。

また看取りの役割を担う看護師には、対象者と家族を繋ぐ役割も担っていると思う。特にコロナ禍では、看取りに⽴ち会えないことが多いため、家族にとって対象者との時間を作ることはニーズとして優先度が⾼いと考える。施設の外にいる家族にとって、対象者の死を待つだけにならないように看護師として⾏える介⼊を考えていきたい。

読んでいて、本当に考え深いものがある。

実際に今から社会人になった後は沢山の命と向き合い、これでもかって色んな気持ちと向き合うこととなる。

でも、看護師でないと出来ないことがあるし看護師だからこそ得れる幸せもある。それを感じて欲しいなと切実に感じました。

【高齢者の重度化予防ケアPractitioner(実践者)養成研修 福岡スタート✨】

1日目
【オリエンテーション】
講師の香川寛氏が
なぜこの技術が必要なのか?
根拠を熱意を込めて説明。
なぜこの養成講座を立ち上げたのか?
そもそも重度化予防とは何か?

ノーリフティングケアを習い実践をしてきて現場でシックリいかない…そういう声が私も全国色んな所から聞こえてきていて

わたし自身も現場で、利用者の二次障害の皮膚トラブルや身体ガチガチな拘縮などなくならない状態で、どうやったらうまくいくんだろうと悩んでいました^^;

視点の違い
ノーリフティングケアは腰痛予防の要素が強い。
外国の高齢者は、寝て起きて座ってを当たり前にしていて、体型も日本の方とは違う。

日本の高齢者が置かれている状況は?

痩せている
姿勢提供の種類が少ない
目的によっての体位が少ない
重度の方は寝かせきりで動く機会が少ない
移動手段が適切ではない。
色々ある。

同じやり方ではダメだと本当に感じました。

【1日目実技】
座位の修正、立ち上がり、立位、移乗リフト、移乗スライディングボード

実技では
香川さんから利用者の身体や状況いろんなパターンに合わせた支援方法を具体的に教えていただきながら、体験。

リフト使用、ボード使用の利用者の見極め方もわかりやすかったし、私的には利用者の身体の「ほぐし」の視点が身体を動かさない利用者にとって必要なことの意味がすごくしっくりきました!

あっ、こうやったら体が緩んで排泄出やすくなるんだって😆

【参加者の言葉】
道具を使うことの視点にとらわれていた。
ただやればいいではなく、奥深いところの利用者視点が抜けてた。
視座が変わった。

今回、何度も香川さんが言っていた言葉

「出来ないから仕方ないではなく、なぜ出来なくなっているのか?」

食べられない理由、排便が出にくくなる理由は私たちのケアにないだろうか?

座り方が違うと、リフトの使い方が正しければ、ご利用者の呼吸がしやすくなる、排便も排尿も出やすくなる、食事が食べられるようになる。

参加したうちの介護副主任と現場での悩みを共有し、解決したい利用者も同じだったので、これから楽しみになった😊

また、来月も更なる学びを進めよう!

おっと、わたしはアンバサダーの役割頑張らなきゃ😆

【穏やかな在宅看取り】家族の立場と医療福祉従事者として

半年前、肺がんの脳転移末期と言われた叔父。最後は幼少期からいた家で穏やかに息を引き取りました。

半年の闘病生活。

家族の立場として在宅で最後を迎えることを経験し、医師、看護師、ケアマネ、薬剤師、栄養士、歯科医、福祉用具、葬儀屋(納棺師)さんに家族の立場でお世話になり、学びになりました。

いろんな症状はありつつ、最後は予想していた、もがき苦しむほどの痛みはなく、意思疎通も亡くなる半日前まではあり、穏やかに亡くなりました。

最初、物忘れから始まった自覚症状(脳転移の脳浮腫)一般人の叔母は医師からの言葉が難しく、また精神的に追われている時は頭が拒否しているので、説明も通じず。

ケアマネのおかげで

いろんな病院受診や介護サービスの手続きって普通の方にとって大変なんだなとか、在宅チームの組み方サービスの受け方も、私自身も看護師であれ色々と学びになりました。

ケアマネの野口さんのコーディネート

基幹病院緩和ケア病棟

また症状がどこから来るか?今の身体の中で何が起きているか?本人家族はとても診断は重要。診断は家族として現実を受け止めるには大切なことだと。そしてその後動きへ

緩和ケア病棟に入院した時のおもてなしにもお世話になりました。製鉄関係で仕事してきた叔父にとって八幡東区の皿倉とほばしら山を病室から見ながらむかしを語る姿は忘れません。コロナ禍の面会も可能で感謝でした。

緩和ケア病棟から見る景色(八幡東区の山)

訪問看護

家での生活で身体と心の支えになってくれました。救急搬送時の付き添い判断、家に戻ってから、最後まで自分の出来るところは自分でと意思をその都度はっきり現す叔父の気持ちを尊重してくれました(這いつくばってトイレに行ったり)本当に心強く。家族である叔母がいちばんの心の拠り所になり、健康管理も私も仕事をしながら一緒に本当に助かりました。

おじゃましまーす訪問看護さん

薬局

叔父も叔母も薬を家に持ってきてくれるんだと初め驚き喜んでいました。最後は自分で薬の管理できず、こだわりの叔父なので薬を飲む1つでこんなに大変なんだなと感じました。なんせこだわりがある叔父だったので。

栄養士

膵炎になった後からは栄養士さんが来てくれともにメニューを考え、叔母も食事の指導を受けました。最後はクリニコのリハタイムや茶碗蒸し

歯科医

義歯を外そうとしない叔父に歯科医の先生にお願いし口の状態誤嚥性肺炎になるのが心配だったので、ケアマネと相談しプランに入れ入ってもらいました。(細菌検査もしてくださりレベルを図れるので誤嚥性肺炎を予防する口腔ケアの大切さを家族に説明しやすい)義歯のバネがうち頬に突き刺さっていたのには驚きましたが

やはり、口腔ケアといえばオーラルピース看取り期もこれ!

スピーディーに対応してくださった濱口先生に感謝です。

福祉用具

在宅に帰ると決まりバタバタとベッド類、トイレ入浴と生活状況をケアマネと把握し準備してくださいました。最後まで自分で動きたいに合わせた道具をきめてもらったりと、動けなくなる数日前、叔父が希望した外に出るための玄関外の手すり。ケアマネさんと福祉用具の方がそれが望みならかけようと動いてくれた時、自分がことばにしたことで動いてくれるのは叔父にとって嬉しいことでした。

葬儀屋(納棺師)

亡くなった後の葬儀も大きな互助会のかけているところは安く済むどころか200300万オプションつけてかかるのでお金をかけずに家族でと考え。

家で昔畳で亡くなるのが当たり前だった時のやり方で、アットホームにしたいと個々に聞き取って作り上げる葬儀社にお願い。

会えるコロナ葬も立ち上げた納棺師さん、

実際にご遺体の扱い方メイクの仕方なども含め看護師としてここまで習ってはいなかったので、一緒にさせてもらい勉強になりました。今から通夜なのでまた学びです。

寄り添い処こころさん 納棺師さんのケア

在宅医

要である医師は家まで何度も来てくださり、入退院の判断、そして必要な検査は基幹病院にお願いし、その後の結果を在宅で生活できるように活かす。

家での健康管理で動いてくれる訪問看護師や総合コーディネートするケアマネとの連携もバッチリでした。緩和ケアにも努めてくれました。

特に叔母が不安定だったので支えになってくださり、あの大変な雪の中死亡診断にもきてくださりました。穏やかで心に寄り添った話の聞き方、思い出を一緒に家族との会話に入ってくださってしてくださり感謝でした。

在宅医の小田先生

家族

娘たちは遠方でいつもLINEや電話でやりとり、必要な時の決定や病院の説明等聞きに行き支援。

叔母と二人暮らし。

お父さんの気持ちお母さんの気持ちを尊重し寄り添い従姉妹たちは動き、心に折り合いをつけてきました。

遠方にいる次女はお正月外食に連れて行っておじも喜んでいたようです。

長女へは最後娘にありがとうと。今は亡くなった後の段取りも含め計画してくれています。お金のこと名義替え等々私も勉強になるので今度従姉妹に教えてもらおうと。

【おうちで看取ること

うちはタマタマ上手くいったけどまだ、一人一人の力量やチームづくりによって叶え方は違います。

一般の方は全く何もわからず、動けない現実。

でも、こんなに在宅で関わってくれる専門医や受けれるサービスがあることをもっと一般の方や専門職にも知ってもらえたらなぁと思いました。

小さな頃から寡黙のイメージの叔父を最後、正直笑いながら楽しく過ごせたことが宝です。

地域医療介護の連携が広がることを心から願って❤️

在宅医療福祉の関係の方に心から感謝いたします。

私は、高齢者施設分野で北九州から全国へバンバン医療福祉連携、底上げ頑張ります。

【延期になりましたPLS看取り&食支援セミナー】

一緒に看取りの食事支援について学び語り合いませんか?

2023年2月19日(日)開催!!
13:30〜16:30
小倉神理会館にて★

食を通して人生最期まで自分らしくを叶える「サポートが出来る街づくり」北九州より日本全体へ発信!!

全国で有名な牧野日和先生とわたくし眞鍋がいろんな看取りの食支援について事例を出していき、二部では参加者で交流、意見交換!!

参加対象者は一般の方、医療従事者、介護や福祉関係の方どなたでも!!

①リアルで現場参加↓申し込み

https://ochimizuyousuke.stores.jp/items/639c83a86b87c326b2aaad21

②動画発信オンデマンド一ヶ月↓申し込み

https://ochimizuyousuke.stores.jp/items/639c8b736b87c326b2aaaea3

動画発信オンデマンドは、
日和先生の最新の!特別な話も追加であります!!

皆さんで人生会議しましょう❤️

【現場の不安を解消!!これも看護師の役割】

昨日、養護老人ホームのスタッフへ医療的な勉強会をしました😊

養護施設長や生活相談員からのリクエストあり。感染予防とお看取りがテーマ。

養護老人ホームでは社会的養護を必要とした自立した方が入所する施設。

当法人は養護であっても最後までお看取りまでする。

本当に入居者様、色々な方がいて、疾患的に糖尿病、心不全、腎不全など生活習慣病の方、そして精神疾患の方が多い。

その中必死に不安な中支援員みんな頑張っている。

今回、先日お看取りをした方の振り返りも含めてお話ししました。

日々、支援員(介護)がすること

①利用者に対していつもと違うおかしいなと感じたことを発すること。

②不安やわからないことはタイムリーに発して学びその場で一つずつ解決すること

③支援員はご利用者にとって安心できる存在であること

具体的な例を踏まえ説明。

物事慌てたり不安なことがあると相手に伝わるので、どんなことがあっても冷静に優しく心が寄り添える存在であること。

大変なこと不安なことは施設長、生活相談員、私たち看護師が引き受けるので、支援員はご利用者様にとってホッと出来る存在に努めること。

いろんな意見も聞きとり、終わった後パッと表情や現場が明るくなり…😆

不安がいっぱいで頑張っている時に、形を示すことは大切だとあらためて思った瞬間でした。

誰かが覚悟を持ち示すことで現場は変わる。

あらためて

池田貴将さんの「覚悟の磨き方」を読む!

いつも読書に逃げる私は、

執筆活動が進まない…

【医師として看護師として、その前に人として】

一人暮らしの時期から支えてくれていた医師とともに…
昨日も心不全の方のお看取りをしました。

利用者のAさんは担当の在宅医の先生が大好きで、先生が往診に来ると知ればいつもお化粧をして…
私どもの施設に入る前から、一人暮らしを支えてくださっていた先生。

この2年間入所後はご本人や御家族は最期は病院ではなく施設でと強く望まれていたので、何かあるごとにヨゼフで往診治療をして調整してきました。

心不全や腎不全末期の方で、
呼吸状態、浮腫の状態の観察、体重管理しながら、利尿剤の調整も細かく薬剤師とも連携し、1月から在宅酸素は外せなくなっていました。

ふと数日前に気になって土曜日の往診の時にはお看取りの判断が必要か?ヨゼフでいいかともう一度最終決定しようと娘さんにも連絡していたところ…

まさかの心不全憎悪、肺炎合併による突然の苦しみ。
夜間オンコールの看護師から早朝連絡。担当医と相談し本人に確認し救急搬送せざる得ず…もう此処に帰って来れないかも知れない。

基幹病院へ救急搬送し検査結果はやはり肺炎。co2が身体に溜まり、人工呼吸器をしないと助からないということ。

ご家族は呼吸器はしない選択を選び、病院は治療の必要がないなら別のところへと救急医から言われ、

ならば施設に連れて帰ろう。

施設で大好きな先生にみてもらうことが本人の幸せだと家族そして施設、担当医と搬送先の病院から電話で心を揃える。

気持ちが一つになり、さて次の調整。

救急搬送できた意識がなく亡くなりそうなAさんを病院から施設へどう連れて帰るか?

介護タクシー会社に電話しまくる。「私は看護師です。責任持って同乗しますので」と言っても対応できないと断られ、最後はぴょんたくという民間救急会社へ。介護タクシーでお迎え大丈夫そう。よかった。

「ヨゼフに帰りますよ」
意識がなかったAさん。車の中で急に反応し始め動き出し驚いた。

施設の玄関ではケアマネ、相談員、看護師が準備して待機してくれてました。

連れて帰った後先生がまた駆けつけて、「ごめんね、病院救急搬送してごめんね、でも管につながれなくってよかった。ここ(ヨゼフ)に帰って来れてよかったね」とご本人に言ってくださいました。

先生は本人にも施設にも搬送したことを申し訳ないと言い私は
「必要な救急搬送だったと思います。うちの職員も家族も含め一旦基幹病院で難しいと判断され、皆んながヨゼフで最後を見る覚悟ができた。そのための必要な一手間、大切な時間でした」とお伝えしました。

その後施設に帰り意識が戻ったAさんとご家族とも対面。病院では意識がなかったのに喜ばれました。

酸素カニューレも点滴も自分で嫌がり外し(^_^;)本人に確認を取り中止。

身体の置き場がなく体を動かすときは横にいて話しかけて、トントンとすれば落ち着きウトウト。
起きたかと思えば「チリシ」というのでその都度ティッシュを渡しご自分で痰を出す。

エアーも肺に入っていない中ムクっとおき、最後までおトイレに座り、ゼリーも数口食べて、口腔ケア。
介護職員も一緒にその人らしさを支える。

セデーション効果を図るため、話し合いいつも服用している眠前薬を早めに服用。医師に報告。

低酸素でそろそろ昏睡に入り楽になるかなと思い離れた後に、最後は眠るようにスッと逝かれました。

担当医は1日に3回も来てくださいました。「一人で暮らしていた時から僕行ってたんです」と思い出話を語られ。

ケアマネ相談員看護師と一緒にエンゼルケアの時もずっとそばにいて、旅立ちの足袋を履かせてくださいました。私はお化粧担当。

また職員も沢山顔を観に来たので、先生が驚き「ここはすごいですね、皆さん温かくて幸せでしたねAさん」と言ってくださいました。

最後、意識朦朧としている時に、「●●先生がぶつかる!!」って2回ぐらい言われ、何を夢見ていたか?「大丈夫ですよ先生は」というと、ウンウンとうなづきやすまれ…

それくらい先生のことが大好きだったAさん。
心からご冥福をお祈りします。