【看護師がテクノロジーを語ると?(笑)】

【世の中の流れをアップデートせよ】

看護師がテクノロジーを語ると~どうなる?

知ることの大切さ。

そこに留まるか?進むか?

抵抗して否定して、昔のことにこだわって留まっても、世の中変わってきているのは事実。

News picsを見ていて

「人生100年時代」の到来

目まぐるしく世の中の経済や思想も変わっていってる現実があるし、人々の働き方やライフスタイルが、大きく変化しようとしている。

テクノロジーから人間として潰されたくないとかよく耳にするけど、

昔のなかったものが今当たり前に使われてきてるの認識していないんだろうなと思う。

昔なんか、携帯はなかったのに皆んな持っている。LINEで無料で電話もできる。今や遠く離れていてもオンラインで顔を見ながら会議ができる。

店に買いに行かなくても、Amazonで物が買える。

お金を持たなくても携帯一つあれば、電車に乗れるし、お店の支払い、自動販売機でジュースも買える。

SNSの利用、Facebookのおかげで、沢山の同じ思いの熱い方と知り合えたし、こうやって思いも伝えられる。

相談もできる。

車の自動運転化はそこに来ているし、

今後、ドローンでいろんな所にいけるようになる。3Dプリンターで何でも作れる。

あげればキリがないほど。

新しく出来る職業と淘汰される職業が出るし、働き方も変わる。

最近、トヨタの社長の終身雇用は難しいとの発言に反応をしている人も多いが、現実見てないから、そんは反応なんだろう。

上手くテクノロジーを使って、不便なことが便利になり、時間の余裕ができれば、

もっと大切な方ときちんと向き合えたり、もっと人間としての心で勝負できる時代が来ると思う。

人は自分の経験値の中で色々判断する。

経験していないことはイメージできないので、新しいことにとりかかるのが難しいし抵抗し否定してしまうのは仕方がない。

しかし、

否定しても何も変わらないし、まず知ってできない理由を探すのではなく、どうやったら出来るか?試さないことには、いいものが生まれないし、逆にテクノロジーに潰されてしまうんでは?

私も、テクノロジーとはほど遠い人間だった。

しかし、介護現場にITやAIを活かしていけば働く人が楽になり、どうやったら高齢者によりよく過ごしていけるかと本質を見てしっかり考え、人や世の中に貢献し改革を起こそうとしている専門家の方々に出会い変わった。

テクノロジーの時代になり失うものもあるだうけど、得るものが沢山あると信じてるからこそ、前に進んでいる先駆者たち。

いつも、その志に影響を受けるし、自然と導かれてしまう。

私がすることは、自分なりに介護現場や世の中の疑問をそういう方に投げかけることかなと思って相談しています。

困っていることはこうです。こうなったら楽になります。本当は記録や雑務に追われず、利用者と向き合いたい。

ただ、わからないから、どうしたらいい?と投げかける。

人は自分の経験値の中で色々判断する。

経験していないことはイメージできないので、新しいことにとりかかるのが難しいし抵抗し否定してしまう。

否定しても何も変わらないし、

できない理由を探すのではなく、

そうやって、

できる理由を探す方が良いと思われます。

うちの職場のトップもよく、新しいことにチャレンジしなくては、今後福祉事業所も益々淘汰されていくと話していて、本当にそうだと思います。

現実に埋もれて、留まってしまう人は時代の移り変わりに乗っていけずに更に苦しむんじゃないかと懸念。

人は確実に減ってくる。

確実に世の中変わっていってる。

これこそ、どの業界とか関係なく繋がっていき、知恵を出し合い、協力し合うことが大切になる。

少し立ち止まって考えて、

受け止めることからしませんか?

一押し↓

落合陽一さんの記事

https://ledge.ai/theai-3rd-ochiai/

株式会社ビーブリッド 竹下康平さん

https://mewcket.com/bibrid/product/57

ウェルモ 鹿野さん

https://welmo.co.jp/about/

株式会社ロジック

https://logic-is.co.jp/

工藤洋輔さん キッズプログラミング

https://iclub.jp/profile

【人それぞれを理解する医療介護は?】

はじめから、わかっていたわけではない。

高齢者施設に来て、

沢山のなぜ?と向き合い進んできた。

まず施設には常時医師がいるわけではない。医療機器も十分になく戸惑うばかり。

そもそも、

施設の看護師の動き方なんて習ってないし、それに介護スタッフと同じ視点でなんて、言葉も通じないしと、

はじめどう向かい合っていけばよいかもわからなかった。

医務室の設置基準は、健康管理を行う場所とあり、その意味さえわからず😅

ご利用者や家族への説明も、医師の代わりに行わないといけない時もあり慣れず、

ご家族から私の説明の仕方が難しくてわからないと言われたこともあった。

何度も葛藤しながら、ひとつずつ紐を解いていったり、経験することで、出来ることが、そして本質がわかってきた現在。

そう、病院では医師がいて、導いてくれる人がいる。

しかし、

治療優先の病院と同じ感覚で生活の場で支援できるわけもない。

病院で習った学んだことは、基礎であり、そのまま介護現場であてはめてやるとおかしなことになり、問題が山積みになる。

それを個別に生活面にあてはめていかなければならない。

何のために?

その方らしく生きる支援をするために。

例えば、水分をとるということ一つも、

一般的に、1500cc以上とればいいと言われている。

その方の体重に合わせたものでないと負担になる。

65歳以上の方は、

体重✖︎30 または25 が飲水量。

心不全や腎不全等、病気を持ってる方は、また違う。

そして、ただ飲めばいいという問題ではない。

そもそも、何で水分は必要なの?

水分を取らないとどうなるの?

そういうこと、

本当にわかっていて介護するものは提供できているだろうか?

どうやって、何を?どのような状態で?

水分って食べ物にも入ってるよね。

飲み物はそのままの形で大丈夫?

飲み込み具合は?

ご本人が苦にならないようにするには?

なぜ飲めなくなってるの?

本当に今の身体に水分は必要としているの?

楽しみを持つには?

それぞれ、

水分をとるということでも意味合いは違ってくるということ。

それを利用者別にあてはめるということ。

人それぞれ価値観が違うように、みんな違う。

病院では、高齢者に対して、もう身体に水分が入らない吸収できないのに、1500cc以上の点滴をして、身体に水がたまることがある。

そうすると、背中など身体の下面に硬く水がたまってくるのがわかる。

ゼイゼイ、ゴロゴロいってきて、タンをとるのに吸引が必要になる。

尿が出にくくなってるからと利尿剤をかけながら、点滴をまた入れる。身体にまた水分がたまり臓器を圧迫する。

一向に楽にならずに苦しくなり、それで死に向かってしまうこともある。

また、肺炎で入院していないのに、肺炎になることも。

高齢者の死亡原因は肺炎が多い。(第3位)

他の病気が治ってきたのに、お口の中は雑菌だらけ。口の中をキレイにしないと、肺に菌が入ってしまう。

また、

寝ていただいている姿はどんな感じか?寝ている時に起きる肺炎が多い。

解剖生理学的にいうと、あごを突き出したように寝ると、身体の前にある気管に間違って汚い菌まじりのだ液やたんが入りやすくなる。

姿勢は大切。

こうやって、一つ一つ意味を知って介護看護をすることが、予防に繋がるんだと。

現場で、今までの常識を打ち砕いて前に進み学んできた。

予防をすれば、医療は必要最低限でよくなることを今なら理解できる。

そしてドンドン意味がわかると介護が看護が楽しくなってくる。

介護看護に求められることは、意味を知って対応すると、利用者の健康管理が出来るということ。病気にならずにすむことも沢山。介護現場でもみんなが楽になっていく。

また、それぞれの職種を理解し協力し合いチームになることが大切。

よく耳にするのは、

看護師が一番理解を示してくれないからどうしたらよいのかと他施設から相談を受けることがある。

看護師こそが、変わり理解し動くことでどれだけの人が助かるか、そんな誇りある仕事をしていることを理解してほしい。

何のためのプライドか?看護師としてのプライドというか自分を守るためのプライドになってはいないか?

病院のやり方や自分の経験値でそのままやるのは、ナンセンスですから。

本当のプライドは今あることだけに、とらわれず打ち砕いて、心を通わせ、人のために動くということ。

そうすると、その人らしく生きる支援につながる。

利用者の笑顔が私たちのやりがいへとつながる。

ワクワクしてくる。

一つ一つ流れていく仕事になっていないか?

もう一度私も含め、立ち止まることが必要ですね。

【心友のお父さんの旅立ち】

私と同じ年の心友のお父さん。

数年前に、「親父おかしな行動をするんよ。どうしたらいい?心配」と相談があり。

認知症かもしれない。休み合わせて病院に一度調べに行こう。

私の尊敬する認知症の専門医に受診。

私: お父さんへ「心配なことはありますか?」

お父さん:「時々頭が混乱して、忘れる事があるんですよ」

「じつは最近、車を処分したんです」

その後、診察室に呼ばれ、医師に会い、

どうしましたか?と問われると、

「いやー特に」とどう答えていいかわからずお父さん答える。

CTを撮り、認知症のテストをする。

結果、医師より、

側頭葉も海馬もまだ大丈夫。

他に脳に梗塞もないし大丈夫。

ただの物忘れレベルです。

しかし今が大切。

糖尿があるようだから、内科のかかりつけ医には定期的に受診を。

今のやりがいは?介護サービスは?

まだ今なら、楽しみを生活に入れたらいいですね?

医師の説明。

診察室から出て、少し混乱している

お父さんに、病気ではなかったことを再度お伝えすると、ホッとして満面の笑顔。

お父さん何か楽しみにしていることはないですか?

「庭いじり

バラの花があるんですよ。

でも誰も褒めてくれなくて。」

息子である心友につげる。

その心友、私が出会った頃は、

若い頃から、お父さんとのワダカマリがあるような感じで。素直に全部を受け止める感じではなかった。

でも、弱っていく父親の姿を見ながら、釣りに行ったり、いろんなところに連れて行ったり、昔の職場に連れて行ったり。

お父さんに久しぶりにお会いした時、

息子が仕事場に連れて行ってくれたんですよと笑顔。

働いていた頃の話を遠くに眼差しを置き思い出しながら、それでいてキリッとした表情や笑顔になったり。

いい顔してる。

過剰なくらい心友はお父さんに尽くす。

昔からのお父さんとの距離を埋めようとしているのか?

前年から骨折や、間質性肺炎で大変な思いをしていて、最期はインフルエンザにかかり病院に入院。

息子も病院に泊まり、

看護師さんなどの対応や

病院からの説明に戸惑いを受けながら、

苦しいからモルヒネうつっていうんよ。

大丈夫かね?と電話相談あり。

呼吸が苦しそう。

苦しみを和らげるためにすることを説明。

息をひきとった夜も心友は、

病院に泊まる。

メッセンジャーで

心友より、

「病室に着いたらナースのマイナス発言にイラっときたので引き取ってもらった。

さて、息子の私に出来ること。

人を元気にするというお経を唱えることと、エッセンシャルオイルのマッサージをする。

後悔したくないからね。

聞いてるかどうかわからないけど親父にはどんどん数値が良くなってるねーってずーっと声かけ続けてる。

俺生まれ変わってナースになろうかな。言葉がけて人を元気にするナースになろうかな。」

夜間泊まりながら、実況中継。

途中で寝てしまい、朝目が覚めたら…。

「さっき眠るように逝ってしまった」

とメッセージ。

最期は息子に見送られたお父さん。

いろんな形がある。

最後の看取り方。

私は看護師として、

沢山お看取りをしてきたけど、

こんな最期までトコトンつきあった

息子はあったことないな。

今は亡きお父さんが大切にしていたお庭を見ながら、息子は思い出す。

親父はこの庭をどんな思いでつくっていたのか?

居なくなってからの時間も

まだゆっくりお父さんとの時間が流れてるんだな。

そんな貴方の温かい心が、私はとても大好きです。

【現実を見ることからやり直す】

ご利用者(患者)さんの本当の困ったこと、見逃していませんか?

私たち医療や福祉職が、正しい情報や知識がないばかりに、また行動を起こせてないばかりに、対象の方を苦しめていることが山のようにあることに気がついていますか?

日常で沢山その場面が見れます。

高齢者が、肺炎になるのは仕方ないことなんでしょうか?

便秘だからとただ便を出すために下剤を処方し内服すれば良いのでしょうか?

食べられないからと言って、加齢により受けつけない身体に点滴をして、最後苦しめてないでしょうか?

ベッド🛌での、その方の体位、体勢はまちがっていないでしょうか?

抱え上げたり、間違った介護の仕方で身体の筋緊張をうみ、拘縮させてないでしょうか?

食事を提供するのに、その姿勢で美味しく食べられるのでしょうか?

声が出せない相手の痛みを感じることに鈍くなってないでしょうか?

あなたがその立場になったら、心地よく過ごせるでしょうか?

忙しいからとか、仕方ないなとあきらめたくはない。

私たちがしていることで、苦しんでいること沢山あり、

間違っていると知れば知るほど、こわくなる。

私自身も自分の看護のあり方を見直し、これではいけないと学び続けています。

そして一人では解決できない。チームでないと解決できない。チームで実践。

その繰り返しです。

正しいことを知り、共有してどうチームで見える化をして、皆んなで出来るか?

そのためにまず自分自身が動きいろんなことに触れ、ほんの一歩でも試行錯誤して前に進む。

まだ、出来てないことも山ほどあるけど、知り動くことで解決できることも沢山あります。

もう一度、小さなことから見直し、スモールステップでも形付けていく、もう一度丁寧にやっていくことが、皆んなで出来ることにつながる。

そして、そのノウハウを提供していければと思っています。

私の次のテーマは、

その小さな誰もが出来るレベルまで明確にしよう。

【認知症の方のその人らしさ???】

昔の経験した出来事です。

認知症の利用者様。

不安でとにかく施設内を歩かれる。

当時の私はまだ未熟で、

どうしたら徘徊が止められるのかというマイナス視点で、大学病院の尊敬する神経内科の医師にかかった。

CTでは側頭葉の海馬はやせ細り、前頭葉の萎縮までおこしていた。アルツハイマー型認知症の中期。

医師にたずねると、

「歩けるっていいですね、いずれアルツハイマー末期になると歩けなくなるのだから。今出来ることどう活かすか?」って。

それが介護だって、視点を変えていただき、強みに視点をあててくれた。なんでこうなのって?悩んでて、だれ視点よ??

介護スタッフには、アルツハイマー型認知症の病態生理から伝え、今の現状、そして今後のことを伝える。

プラスへの視点でのスイッチの変換で、一気にアイデアが出る。

危なくないように歩ける環境にしよう。

不安でないように、側に私たちがいるよというオーラを出そう。どんな声かけがいいかな?どう工夫ができるか?なんて、

結局みんなで一団となって取り組んだら、

ひたすら迷い歩くのが落ち着いてこられ、

次の悩みへと突入。

カーテンをちぎる。壁紙をはがす。

また医師に相談。

「いいよね、手先が器用なんだろうね。これもまたこの方の出来ることなんだよね。でもこの利用者様をどうにかしようと思ってきたんでしょう?いい施設だよね」

なんて、また先生乗せ上手(^_^;)

また、脳のプラスのスイッチを変換し、

スタッフに呼びかけました。

「家でいらない服などの古着とかあつめたい」

古着をあつめ提供。

ずっと利用者様はその糸をほどいたり、やぶったり楽しそうにしていて。

いつのまにか、満たされたのか認知症が進んだのか落ち着いてその行動をやめてしまった。

きちんと病気や今の状態を知る。

また、出来ることに着目する。

基本!!

つい、私たちは出来ないこと、

そして危ないからとストップしようとしたり、自分たち都合にしてしまう。

でも、今出来ること、強みや好きなことに着目することが大切!!

というか、

認知症とか関係なくない?

人として。

ふと、思い出した出来事でした!!

吉井雅之氏【習慣が10割】出版記念講演in北九州

ナニワのメンターこと

ナニメンが北九州に来る!!

人生のドン底から這い上がったのは、それは…誰でもできる簡単なことを続けたから~

ナニメン(吉井雅之氏)から教わって実行してから、人生の転機になった!!

無理をせずクセをつける。

たった1ミリの成功体験、

スモールステップが凄いことに!!

3月30日北九州小倉にて、

吉井雅之さん

【習慣が10割】出版記念講演in北九州

平成31年3月30日土曜日

13:00~16:00(受付開始時間12:30)

場所:神理会館

(北九州市小倉南区徳力5-10-11

モノレール徳力嵐山口徒歩3分)

50台駐車場有り

参加料:3,000円(書籍代込み)

講演会後、小倉駅周辺で懇親会あり。

https://www.facebook.com/events/2200992593449583/?ti=icl

変わるコツがわかる!!

私は、これで変わりました★

素直に実践!!

イベントページの参加表明するだけでなく↓

申し込みはここから、ポチッと↓

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdzatGGZzQhCYP64r00CIiXa77me9DRahzW-L33YU3LqzSd4A/alreadyresponded

ファックスでの申し込み

合同会社PLS

093-693-7776

メール申し込み

peacelovesmileochiume@gmail.com

になります。

名前と電話番号

懇親会の参加の有無も記載してください。

主催合同会社PLS

梅原一浩 落水洋介

吉井雅之[ヨシイマサシ]

No.1習慣形成コンサルタント。1958年神戸市生まれ。マイナス思考で生きてきた自分に嫌気がさし、100%諦めムードだったある日、「習慣がすべてを決めている」という言葉に出会い、もう一度だけやり直してみようと、ガソリンスタンドでアルバイトを始める。32歳にして自身の成長のため、数多くの能力開発セミナーに参加。その後、石油関連企業を中心に人材教育業務に従事。2005年「人生の成果を一人ひとりが創り出せるお手伝いを志事とする」コンサルティング会社、有限会社シンプルタスクを設立。以後、日本の大人を元気にする塾「喜働力塾」を札幌、東京、名古屋、大阪で開催!!

詳しくは↓

プロフィール

東洋経済オンライン掲載↓

https://toyokeizai.net/articles/-/259120

【心不全の緩和ケアACP】

ガンの末期、老衰の末期、そして心不全の末期いずれにしても大切なのは、もしもの話し合う過程。

心不全とは心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、命を縮める病気です。(学会の一般向け説明)

昨日、JCHO九州病院の循環器の鬼塚健先生と認定看護師の櫻井栄子さんの研修に参加させていただきました。

2017年改訂版

急性慢性心不全診療ガイドライン↓

http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_tsutsui_h.pdf

心不全とは、心臓のポンプ機能が低下するために全身に十分な酸素が送れず、全身の血流が滞るため、その結果として身体にさまざまな症状がでてきます。

心不全のおもな症状として、「息が切れる」「少し動いただけでも疲れる」「体がむくみやすい」などがあげられます。

心不全は徐々に悪化し、突然悪化することもあり、話すことができなくなったり、命を落とすこともありえます。

症状が落ち着いても、心臓の機能は良くなるのではなく、一方方向に悪くなることを自覚することが大切。

そのために、意思決定のための支援として早めに話し合うこと。

真ん中が心不全の経過。

鬼塚先生に話を聞いて、ハッとさせられました。

一方方向に悪くなるということと。

きちんと早期から急に悪化した時のことを考えておく必要があるということ。

最後苦しんで亡くなったり、急に心の準備をせぬままお別れにならないように。

【緩和ケア】といえば、日本では、ガンの末期のイメージがあると思いますが、全世界では循環器(心臓の病気など)の緩和ケアがニーズとしてあげられているそうです。

ガンの告知は多くの場合、わかった時点で話し合いをしたり予測して計画を立てます。

しかし心不全に対してはどうか?

私たち施設看護でも、高齢者の看取りに対しては自然に命を苦しまずに全うする支援をと頑張ってますが、

心不全の方に対しては、最近まで早めに病態をしっかりとらえて話し合ったり連携をとったり充分なアプローチが出来てなかったと反省点もあります。

最近も、心不全の利用者様がいて、

足のむくみから、全身にむくみがひどくなり、声が枯れてきました。

精神的に不安定なので、医師とご家族と施設のものと話し合い、入院せず施設(在宅)でできるだけの治療をと始めています。

施設の中でも往診で、今まで高齢だから仕方がないねと言われていた医師も考えてくださり、強心剤と利尿剤を使用することで、むくみが減ってきてます。

血液検査でBNPの検査をするのも、一つの指標になっています。(採血するだけでわかります)

そういう診断があるからこそ、ご本人やご家族へのアプローチが出来る。

アドバンス・ケア・プランニングとは、悪くなってしまったときや万一のときに備えて、あらかじめ考えをまとめて準備しておくことを言います。

がんなどでは告知されると多くの人がそうした場合について考え、医師や家族に自分の意思を伝えますが、心不全の場合には、徐々に悪くなっていくので、今までそのことを考える人があまりいませんでした。

しかし、心不全は突然悪化することもあり、話すことができなくなったり、命を落とすこともありえます。

生活の中で、きちんとした知識を医療チームから得て、私たち介護側も利用者様の変化を捉え 医療側に発信する必要があるのだと勉強になりました。

心不全の原因となる病気はさまざまで、心筋梗塞、弁膜症、高血圧による心肥大、さらに不整脈などがあり、その他心筋症や肺高血圧症と、その原因は多岐にわたります。

糖尿病や、睡眠時無呼吸症候群も心不全を引き起こす危険因子となります。

また、乱れた生活習慣や肥満、加齢、飲酒、喫煙、過労、ストレスなども危険因子としてあげられます。

【痛みがないのが救い】

末期ガンのAさん。

ご家族と話をして、痛み苦しみがなければここでと希望され、ご本人も一度入院したが帰りたいと戻ってこられました。

いつも施設長と相談員が丁寧に心をくみ取りながら、家族支援をしてくださいます。

数週間前、夜間、39度代になり、酸素が80%代とナースオンコール(施設は介護職員しか夜勤をしていないので、看護師は電話で対応判断)あり。

駆けつけて、肺炎が気になるので、肺の音もしっかり聴く。肺音はきれいで、全身問題なく、腫瘍熱か?脱水熱か?

しかし発熱中でも、「あんか」は生活の習慣で外すのは嫌、アイスノンは冷たいのでせんでいい(冷やすのも本人が気持ちいいかどうかの判断なので意味がないし)ご本人がいいように過ごすのがよい。

あんか足元におきますね。

介護職員(支援員)と

布団で熱がこもるので、寝具を一度とって熱を逃し、身体を整えてまた、寝具をかぶせる。

あらかじめの解熱鎮痛剤カロナールの指示あるので、服用するか本人に確認。「うん飲むよ」わかったと。水分は飲みたいというので、冷えたポカリスエットで介助使用し様子見る。

しばらく手を握り落ち着いたかなと思ったら、「トイレにいく」っと、フラフラするので体重は軽く支えながら、ベッドサイドのポータブルに座り、用を足す。スッキリした。

そして、またベッドへ。

落ち着いた時に、

「来てくれてありがとね。もういいよ、お帰り」夜中の2時ぐらい。

朝また来ますねと私。

酸素は低くてもする方が苦痛なので、しない。

あらかじめ医師には、きつくなければと酸素はしなくてもよいと確認済み。

医師には先に包括的指示をもらっている。

介護職員(支援員)も不安なので、一つ一つ説明。私たちは、職員のためにもしっかり駆けつける意味があり、何かあったら電話してね。来るから。

食事に関して、

食べたいものは?

魚の煮付けと

魚の塩焼きと、

魚の….。本当に魚好きねと笑うとAさんも笑う。

魚はご馳走と言われていたAさん。

ご家族がもってこられた果物類も好物。

ご家族もあれがいいか、これがいいかと悩みながら買ってこられ。

美空ひばりの曲を流しながら、

よく歌ったよと。あの時は楽しかった。

60代は沢山カラオケや踊りや、

旅行を近所の気の合う人と楽しんだと、

写真を見せてもらいながら話したっけ。

うつらうつらしながら、

心配ないですよ。皆んなすぐ来てくれる。

排泄は、つい最近まで自分でトイレにいくと倒れかけそうになりながらも、おトイレでしていたけど、力がなくってきた。

お風呂は、ご本人にたずねて入ると。

入った後はぐったりされる方が多いけど、スッキリとした表情。気持ちよかったと。

起きたいと車椅子で皆んながいるホールへ。

バイタルは、体温37度代、血圧は100~130代、脈拍90代 酸素飽和度は88% 呼吸数32~34回/分。肺の空気の入りも浅くなりつつある。

最近、

飲み込みが心配になってきてるので、

歯科医に診てもらって、

ヘルパーも支援員も、栄養士も相談員も看護師もまなぶ。

口腔ケア、食事の提供の仕方の確認。

頭の角度。誤嚥しないように姿勢は大事。

食事前後は口腔ケア。

看取り時期は必ず歯科医に関わってもらおうと相談員と話す。

その都度、のどが渇くみたいで、「水ちょうだい」と。

呼吸も回数が増え、肺への空気の入る量も減ってきている。

飲み込む時は呼吸を止めているので、一気に飲むと苦しいので、一口ずつこっくんと飲み込みを確認しながら提供しましょう。

この時期は、大きく体位は変えなくてよいよ、マトレスとベッドを変えてる。

呼吸を楽に身体を楽に、

ほんの少しの除圧で苦しくないように。

グローブで背抜きしたり、

服のシワ伸ばしもしましょう。

クッション入れた後、最後は身体を優しくなじませて。

ポジショニング表の更新。

看取り期は、

細かな変化で日々ケアの内容が変わってくる。ふせんで変わったらケア表を更新。

関わるスタッフは多職種。ひとりではない。

一つ一つをわかりやすく、伝える工夫が必要。写真や動画をみんなでとり、確認することから。ポイントのマニュアル作成。

看取り期に携わると、日々チームになってきてる一体感があります。

みんなのそれぞれの案が出てきたり。気づきを伝えあったり。いい感じ。

感謝しかないですね。

Aさん、そろそろお迎えの時期になってきています。

【本気で変わりたいと思ってますか?】

変わりたいと言いつつ、

変わろうと思っていないか、

本気で変わろうとしていないか。

勉強会や講義、またプラスのセミナーにいく、本を読む。その場は勉強になったとか、一瞬だけ日常で努力をしてみたけどとか。

知っただけでは変われない。

その時は学んだつもりになっていたり、スゴイ人と出会って気持ちが良くなって、出来たつもりになる。

知ると出来るということは違う。

わたしは、変わらないでいいとか、その場が楽しければよいと思う人はそれでよいと思う。人それぞれだし。

でも、変わりたいと願い、

これだけ勉強しても、

人生はプラスに向かっていかないし、

なぜだろう?と悩んでいる人がいるのも

現実。

生きづらさを感じている人もいます。

まぁ、辛口にいうと、

根本的にその方の内面の問題だったり過去に問題があったり、

自分のプライドを守ろうとしていたり、

自分を見つめてなかったり。

そもそも、変わろうと思っていなかったり。

昔のわたしはそうだった。

上手くいかず空回り。

私もマイナスダメダメ人間でした。

自分の苦しみから解放されたい。そして、同じように苦しんでいる人がいるなら少しでも人のためになりたい。

そう思った時、

まず、私はすることを決めました。

(決断する)

勉強会にいったり、本を読んだりして、

その中の一つを実行すると決める。

ひたすら実行。

スモールステップ(クセづけ)

いいところ探しを続ける。毎日一行だけ書いていく。

毎朝、よっしゃ!!と起きる。

いつも返事は0.2秒

必ず、利用者様と触れる時目線を合わせる。

名前を呼んで、声かける。

高齢者にあわしたスローな話し方。

姿勢ケアのポジショニング学んだ時は、利用者様の枕の位置をまず気をつけることから。

ポジショニングを対象者を決めて、毎日自分がする。

ムカっとしたことがあったら、何秒か数える。

そして、何かあった時には人のせいにせず、自分がどうだったか考える。

やり続けるだけで、くせついて変わってくる。

私は怠け癖があるので、日々プラスにもっていくために、本を毎日一行でも読む。(最近は電子書籍も活用)

音声を聞く。youtubeを一つでも見る。

音声ならヒマラヤおすすめ!!

(毎日、山崎拓巳さんや池田貴将さんの音声を聞いてる)

なーんだそんなことって。

大きなことより、一ミリの成長を繰り返す。

その一ミリの成功体験がやる気になり、

幸せへと向かっていく。

習慣になってクセになっていく。

プラスの脳に変えていく。

自分と未来は変えられる。

あっ、落水洋介くんの

前向きは技術ね。

あー。非常にもったいない。

変われない人なんていないのに。

ナニメン(吉井雅之)師匠から教わって実行してから、人生の転機になった!!

おすすめ本

【穏やかな看取り】

Aさんが息を引き取りました。

12年私どもの施設(養護.特養)に入所していました。入所してから日常、そして最後まで嫌なことは嫌だと自分で意思表示できる方でした。

養護の周りの利用者様もスタッフも共に生活の上で理解していたこともあり、本当の馴染みの中でそれこそACPに基づいた最後になったのではと思います。

1月中旬、朝ぐったりとして右側に傾いて力がないご利用者様のAさん。

まさか?脳血管障害か?と嘱託医に相談し基幹病院に救急搬送。

結果、誤嚥性肺炎。いつもご自分でお食事されていた利用者様。考えてもなかった病名。

本人が動かれるため、脳の精密検査が出来ず、入院中治療しながら、今後を模索。

肺炎が治っても、食事が食べれられない。

ST(言語聴覚士)が介入しても嚥下の反応がない。

経管栄養(管を入れる)にするか?

生活相談員が入院している病院から連絡もがあり、でもまだ施設に帰ったら食べられるかもしれない。この方の背景を考えながらの相談あり。

ご家族と疎遠の方で施設に託されている命。

病院にケアマネと相談員と一緒に行き話し合い。

肺炎は治ったものの、点滴を3本行き痰の量も多い。吸引を嫌がり鼻出血。

連携室のナースに施設に連れて帰るため、点滴の量を減らしてほしい旨を話す。わかりました医師に伝えますとの返事。

施設は、夜間介護職員しかいない。喀痰吸引できる介護スタッフも少ない。

そして、施設に帰って食べられるようにするためには、身体の水分をとらないと食事も喉に通らない。

退院する一週間で点滴の量を減らし(できれば中止)、施設の馴染みの場所で食べる準備をするための病院へのお願い。

食べられないかもしれないけど少しでも食べ、痰を取り苦しまない援助へ、欲を言うと普通の生活へ。

入院中の看護師からは、食べると危険ですから難しいですといわれました😅

退院時、点滴は3本から2本に減量していたが、痰の量が思ったより多い。

この痩せた身体にこれだけ水分がまだ溜まっているのかとと思うくらい。

夜間は、夜勤しているスタッフの間に資格を持っている介護職員がいた時はしていただき、いない場合はオンコールで看護師を呼ぶこと。

口腔ケアの徹底と摂食・嚥下の評価のため、あすか歯科の濱口医師に確認。

「口腔内偽膜性カンジダ症ですね。口の中痛いと思いますよ。薬で治療していきましょう。同時に、食事の提供を」

車椅子に移乗し、食事の姿勢を整える。移乗は初めはボードとシートで。

頭の角度を後屈しないように支えをきちんと。

口腔内ケアをした後、タンパクが入っていないゼリーとお茶ゼリーを提供してみる。

一口一口。自分でスプーンでとって食べる仕草あり。

毎日、状態を見てすすめていく。

ゼリーをクラッシュにするとむせがあるので、必ずスプーンでスライスして提供と神経を使う。

一口の提供が苦しめることのないよう配慮。

嘱託医と相談し、点滴はしない。

医師も自然な形で老衰と判断。

養護の利用者さんが部屋を訪れて声かけ、本人もウンウンと頷き笑顔。

「よかったねー。こうやって安心してここでみんなの中で逝けるよ。大丈夫大丈夫」と手を握り普通に声をかける仲間の利用者さん。こうやって順繰り最後を見届けるのが、当たり前の空気感。

疎遠のご家族も来られて会うことができ、痰ももう最後は引けなくなり吸引せずにすんだが、栄養として提供するのではなく、楽しみとして食事を提供しよう。

すっぱいゼリーを提供すると、しかめ顔。馴染みの栄養士が「いやー昔酢を飲んですっぱいものが嫌いになったといっていました。芋も沢山食べ過ぎて嫌いに」と。

その栄養士の顔を見ると、このご利用者の反応が違う。笑顔で手をギュッと握る。

食べられて栄養が積極的に取れるようになれるか?老衰で命がなくなるのが先か?

少しずつ足にチアノーゼが出てきた。心拍もはやく発熱もあり。胸の音はきれい。心配するスタッフに、肺炎によるものではなく、老衰で脱水による症状のことを説明。回診時医師とも確認。

施設長は、得意なギターで何が好きかね?郷土は北九州か、明日ギター聴かせたいねと、翌日ギターをベッドの横で演奏。

甘い好きなアンコを味わう。

養護の利用者様の方が、部屋に来ては昔パチンコ好きだったんよとか、家族とご本人の環境を知って語る。

部屋には看護師が家にあったアロマを持ってきて、ラベンダーがよくない?と話をし提供。今後、知り合いのアロマの方に習って看取りにアロマを取り入れよう。

そんな話をしながら。

時に音楽も流しながら、話しかける。

入浴も途中でできた。

褥瘡も出来ず拘縮もなし。

スタッフと利用者が入れ替わり訪室。

穏やかな最期の時間でした。

あの時、病院から経管栄養を勧められ、または点滴を続けながら病院にいたら、きっと痰の多さに苦しむ。吸引をされる苦しみ。また、入院中体力もなくなってカンジダができている口腔内。また、肺炎の繰り返し。

そして何よりも、きっとこの馴染みの関係で自然な死は迎えなかったと思われる。

そして、疎遠であった家族との再会もどうだっただろうか。

家族との関係の修復または充実する時間を提供することも私たちには大切なおしごと。

今日のお葬儀も施設で行われ、牧師さんからも語りがあり、ご家族の気持ちを癒す。

肺炎にならないこと、

食事は食べられなくなっても、

その人の好きなことの実現。

生活相談員があの時、わが施設へ連れて帰ろうと踏み出さなかったら、

嘱託医がそれをついで受け入れなかったら、あのまま病院で。

歯科医が診てくれなかったら、栄養士がいろんなその人らしさを考えてアプローチしなかったら食の楽しみが失われたままだった。

ケアマネが本人の生活を理解しみんなが統一したケアができるよう配慮していなかったら、安心してケアできなかったかもしれない。

施設長がご家族にどうにか連絡し、話してくれなかったら生きているうちに疎遠のまま来ることはなかっただろう。

資格を持った介護士がいなかったら、看護師の私達も数日は夜間大変だったかもしれない。介護職の丁寧なケアがなかったら、褥瘡が出来たかもしれない。最期の入浴も出来なかっただろう。姿勢ケアをしていなかったら、皆んながいる食堂で車椅子で安楽に過ごせなかっただろう。

理事長のギター演奏。

そして、時々馴染みのご利用者様たちが会いに来て手を握りながら昔話に花を咲かせなかったら、あんな笑顔や手をとる姿は見れなかっただろう。

そして、この医務の看護師たちがいなかったら、こんなに安心して皆んながまわっていなかったと思う。感謝しかない。

それぞれの役割がとても大事。

最後のとても穏やかな綺麗な姿で、疎遠になっていたご家族もよかったと涙。

とてもよい経験をさせていただきました。

本当に、早めにACP人生会議必要だなぁと実感しました。

意思決定が出来ない方もいる。

どうしたいか、わからない方もいる。

本来、私たちが決めることではない。

決めざるおえない状況を少しでもなくしその人らしさで迎えられるように、出会った頃から最後まで向かい合うこと大切だなと思いました。

Aさん、ご冥福をお祈りいたします。