【穏やかな在宅看取り】家族の立場と医療福祉従事者として

半年前、肺がんの脳転移末期と言われた叔父。最後は幼少期からいた家で穏やかに息を引き取りました。

半年の闘病生活。

家族の立場として在宅で最後を迎えることを経験し、医師、看護師、ケアマネ、薬剤師、栄養士、歯科医、福祉用具、葬儀屋(納棺師)さんに家族の立場でお世話になり、学びになりました。

いろんな症状はありつつ、最後は予想していた、もがき苦しむほどの痛みはなく、意思疎通も亡くなる半日前まではあり、穏やかに亡くなりました。

最初、物忘れから始まった自覚症状(脳転移の脳浮腫)一般人の叔母は医師からの言葉が難しく、また精神的に追われている時は頭が拒否しているので、説明も通じず。

ケアマネのおかげで

いろんな病院受診や介護サービスの手続きって普通の方にとって大変なんだなとか、在宅チームの組み方サービスの受け方も、私自身も看護師であれ色々と学びになりました。

ケアマネの野口さんのコーディネート

基幹病院緩和ケア病棟

また症状がどこから来るか?今の身体の中で何が起きているか?本人家族はとても診断は重要。診断は家族として現実を受け止めるには大切なことだと。そしてその後動きへ

緩和ケア病棟に入院した時のおもてなしにもお世話になりました。製鉄関係で仕事してきた叔父にとって八幡東区の皿倉とほばしら山を病室から見ながらむかしを語る姿は忘れません。コロナ禍の面会も可能で感謝でした。

緩和ケア病棟から見る景色(八幡東区の山)

訪問看護

家での生活で身体と心の支えになってくれました。救急搬送時の付き添い判断、家に戻ってから、最後まで自分の出来るところは自分でと意思をその都度はっきり現す叔父の気持ちを尊重してくれました(這いつくばってトイレに行ったり)本当に心強く。家族である叔母がいちばんの心の拠り所になり、健康管理も私も仕事をしながら一緒に本当に助かりました。

おじゃましまーす訪問看護さん

薬局

叔父も叔母も薬を家に持ってきてくれるんだと初め驚き喜んでいました。最後は自分で薬の管理できず、こだわりの叔父なので薬を飲む1つでこんなに大変なんだなと感じました。なんせこだわりがある叔父だったので。

栄養士

膵炎になった後からは栄養士さんが来てくれともにメニューを考え、叔母も食事の指導を受けました。最後はクリニコのリハタイムや茶碗蒸し

歯科医

義歯を外そうとしない叔父に歯科医の先生にお願いし口の状態誤嚥性肺炎になるのが心配だったので、ケアマネと相談しプランに入れ入ってもらいました。(細菌検査もしてくださりレベルを図れるので誤嚥性肺炎を予防する口腔ケアの大切さを家族に説明しやすい)義歯のバネがうち頬に突き刺さっていたのには驚きましたが

やはり、口腔ケアといえばオーラルピース看取り期もこれ!

スピーディーに対応してくださった濱口先生に感謝です。

福祉用具

在宅に帰ると決まりバタバタとベッド類、トイレ入浴と生活状況をケアマネと把握し準備してくださいました。最後まで自分で動きたいに合わせた道具をきめてもらったりと、動けなくなる数日前、叔父が希望した外に出るための玄関外の手すり。ケアマネさんと福祉用具の方がそれが望みならかけようと動いてくれた時、自分がことばにしたことで動いてくれるのは叔父にとって嬉しいことでした。

葬儀屋(納棺師)

亡くなった後の葬儀も大きな互助会のかけているところは安く済むどころか200300万オプションつけてかかるのでお金をかけずに家族でと考え。

家で昔畳で亡くなるのが当たり前だった時のやり方で、アットホームにしたいと個々に聞き取って作り上げる葬儀社にお願い。

会えるコロナ葬も立ち上げた納棺師さん、

実際にご遺体の扱い方メイクの仕方なども含め看護師としてここまで習ってはいなかったので、一緒にさせてもらい勉強になりました。今から通夜なのでまた学びです。

寄り添い処こころさん 納棺師さんのケア

在宅医

要である医師は家まで何度も来てくださり、入退院の判断、そして必要な検査は基幹病院にお願いし、その後の結果を在宅で生活できるように活かす。

家での健康管理で動いてくれる訪問看護師や総合コーディネートするケアマネとの連携もバッチリでした。緩和ケアにも努めてくれました。

特に叔母が不安定だったので支えになってくださり、あの大変な雪の中死亡診断にもきてくださりました。穏やかで心に寄り添った話の聞き方、思い出を一緒に家族との会話に入ってくださってしてくださり感謝でした。

在宅医の小田先生

家族

娘たちは遠方でいつもLINEや電話でやりとり、必要な時の決定や病院の説明等聞きに行き支援。

叔母と二人暮らし。

お父さんの気持ちお母さんの気持ちを尊重し寄り添い従姉妹たちは動き、心に折り合いをつけてきました。

遠方にいる次女はお正月外食に連れて行っておじも喜んでいたようです。

長女へは最後娘にありがとうと。今は亡くなった後の段取りも含め計画してくれています。お金のこと名義替え等々私も勉強になるので今度従姉妹に教えてもらおうと。

【おうちで看取ること

うちはタマタマ上手くいったけどまだ、一人一人の力量やチームづくりによって叶え方は違います。

一般の方は全く何もわからず、動けない現実。

でも、こんなに在宅で関わってくれる専門医や受けれるサービスがあることをもっと一般の方や専門職にも知ってもらえたらなぁと思いました。

小さな頃から寡黙のイメージの叔父を最後、正直笑いながら楽しく過ごせたことが宝です。

地域医療介護の連携が広がることを心から願って❤️

在宅医療福祉の関係の方に心から感謝いたします。

私は、高齢者施設分野で北九州から全国へバンバン医療福祉連携、底上げ頑張ります。

【異端児ナース(真鍋哲子)セミナー情報】

NDソフトウェア株式会社

ほのぼの新春セミナー

看取りを見据えた口腔ケアの実践!!無料申し込み

1

http://www.ndsoft.jp/

②クリニコ株式会社

一緒に学ぼう排泄ケアセミナー

1

チラシ参照

動画を見て、その後2ヶ月に一回座談会で繋がりましょう!

重度化予防ケアPractitioner(実践者)養成研修    アンバサダー

香川寛氏が現場経験を重ね、高齢者の重度化予防の技術を確立ー!!

異端児ナース真鍋自身が現場で向かい合った困難なこと…誤嚥性肺炎、拘縮、褥瘡、排泄障害…

それを解決できる一生ものの介護技術を学びませんか?

ここをタップ↓

https://j-spc.jp/

【クリニコさんの一緒に学ぼうシリーズ!】

初回2023年3819時オンライン!!

クリニコさんと一緒に勉強会させていただきます

今回は排泄ケアについて

①動画を見ていただく(チラシバーコード無料どなたでも見れます)

②二ヶ月に一回オンライン座談会への参加者募集してテーマを決め話し合う。

3:排便に関する情報収集のコツ

5:多職種連携

7:下剤の使い方

※人数が多い場合はあらかじめアンケートをとり、その中で人選させていただき他の方は試聴していただく。

そして

ここ大事ー!!

【皆さんと繋がり安心して働けるようになる!!】

こんな感じです()

昨年クリニコさんより取引先の病院や施設等で現場の看護師さんの排泄に対する悩みをよくお聞きするのでと動画セミナーの講師依頼がありました

経管栄養についても悩まれている方が多いように思います

私自身も現場で色々排泄や経管栄養やその他沢山悩んできました。

外で学びを得ても自分の現場にどう当てはめるかがテーマで

誰か同じ悩みを持っている方と相談したいことは山積みだったし日常の不安や悩みの共有がしたかった

そんな経験談をし、一緒に話し合える場があったらいいですよねと提案させていただいたら

担当の大門さん、森さんが初めての試みですがやりましょうと!!

「一緒に学ぼう!!シリーズ」を企画してくださり、今回開催させていただくようになりました

介護医療従事者様で排泄ケアについて学び合いませんか?

私自身も日々まだまだ奮闘中!!

寝たきりの方の排泄ケア