全国高齢者施設看護師会で、代表一ノ瀬さんに声かけて、コロナに関するトーク開催!安部満ナース司会進行!
参加者は特養、老健、有料老人ホーム、デイサービス、保健所でのサポートナースその他様々。
参加者がきちんと意見できるように安部満ナースが配慮。
コロナクラスターになっている施設のナースの参加が多く、壮絶な状況で戦っており、本当に皆さん頑張っています。
質問として
*陽性者の自宅療養期間が10日間から7日間へ短くなった場合、復帰後どのように皆さんのところはされるか?陰性証明の件は?皆さんの施設での経験談をシェア。
*自治体よりゾーニング指導をうけたが皆さんのところは?自治体によってやっているところとしていないところがある。各施設の事例を聞く。北九州はゾーニング指導ないなぁ…
*かかりつけ医はコロナ対応についてしてくれたか?してくれなかったところも多い現状。ここ大きな社会的問題と思います!!
*救急搬送した事例について、または救急搬送出来なかった場合の事例。搬送出来たところはあるが出来なかったところもあり、とても大変な思いをされている。
*スタッフ陽性者が利用者陽性者の介護はOK?自治体としては施設任せて判断をと言われ実行したところもあり。現場の人員不足は半端なかったなど。
*コロナ罹患後のフレイル問題。ここがとても問題!コロナ後の食事が入らなかったり、認知症が進んだり、活動ができなくなったり。
日頃の健康管理、発熱の基準と対応。ここが大切。いつもと違うな?をキャッチし早期に発見。発熱とspo2低下…早めに隔離して拡大防止出来た施設も。(無症状の方もいるので難しい現実も目の当たりに)
*PPEの指導についてはどうやってる?それぞれ現場指導しているところと動画を見てもらうマニュアル見てもらうなど。工夫がもっと必要。
など多岐にわたりました。
全国自治体により対応の相違があるし、施設形態、施設の作りによっても対応方法が変わる。
コメンテーターの役割だった私は基本に立ち返ることの大切さを伝える。
そこそこの基準は自治体、保健所、施設法人で決められるが、感染症の基本根拠は捉えておきたいこと。
例えば陽性者の職員の自宅療養期間が短くなり出勤しても施設では高齢で基礎疾患を持っている方がいるので感染するリスクはある。それを踏まえてどの
ように出勤して働くか?
陰性証明は基本ノーとされていること。
検査は安心材料としてあるが完璧ではないこと。
基本とどう折り合いをつけて、自施設の対応を決めるか?
最後の皆さんの感想は基準やマニュアルの作成は急務と感じていること。
介護現場では人員不足になるなか、私たち介護現場においてまだまだ気が緩められない現実。でも前向きなナースたちに心が救われました。
実際、医師が常駐していない中、協力医(配置医)がコロナが発生したら診てくれないところもある。
そして救急搬送出来なくって施設で命を看取った事例も。
医療機関から医師から見放された利用者、そして命を守るために必死だった看護師施設側…
たくさんいます。
看護師って偉大だけど、ちっぽけだな無力だなと思う瞬間が多々あるんです。
高齢者施設側のナースの発言は中々外に出ないし、でも皆さんの葛藤や気持ち、そして前向きに動こうとされている姿、利用者や施設を守ろうとしているナース。
現状を世の中にオープンにしなければ施設の医療問題は解決できない。このまま泣き寝入りするのは嫌だなと思った。
自分ができることやっていこう。
高齢者施設のコロナBCPマニュアル作りました。下クリック
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