【困難事例?スイッチ切り替え嬉しい出来事❤️】

見える化って大事!!

介護現場でどうしたらいいのか?と不安定な利用者様の対応に悩み疲弊し…そういうことありますよね。

在宅から入所された方が前頭葉の萎縮があり混乱して過ごされていました。
側頭葉の海馬はしっかりしているので記憶はできますし、よく物事理解できる。わかるからこそ混乱!!

前頭葉障害は感情のコントロールが難しく行動に出やすい。

わかってはいるけど、

大声で叫ばれたり、奇妙な行動も多くスタッフも毎日悩みながら接する。ゴールデンウィーク中すぐ入院は無理(^◇^;)

とりあえず緊急で動画作り発信。

動画で脳の病気の説明なぜ不安定になるのか?どうしたら落ち着かれるのか?環境を整えることの大切さ、家に帰って動画を撮り即Slack発信。説明の文章もSlackに載せる。

とりあえず前頭葉の障害の特徴を伝え、日課や行動のパターンを決め、感情に振り回されることなく私たちの対応を決める。

常同行動もご本人の好きなことも入れいいパターンに塗りかえてなど、文章でスタッフに伝わるか???

病気がそうさせてるのを理解するだけで気持ちの切り替えが少しでも出来たらいいなと、接し方や環境を整えるのが私たちのお仕事。

それを見た担当さんより
「どのように対応したら安全で安心して過ごせていただけるのか悩んでいました。スタッフ間で、病気を理解し環境を整え、入院までキチンと対応していきたいと思います。適切なアドバイスいただき、ありがとうございました」とLINE。

翌日話し合い。即チームで実施。

よっしゃ!!と
ゴールデンウイークで入院できなかったのがまたよかった。

覚悟を決め朝起きてからの過ごし方を決めていただく。
ご本人の強みに着目!!

他の利用者様と過ごせるようにしたり、好きな手作業(絵を描いたり、パズルしたり)を組み込む。

素晴らしいですねーとお話しすると、他の利用者様達が皆んなで褒め言葉のシャワー、ご本人様「恥ずかしいじゃないですかー」照れられ。

他の利用者様にも、Aさん入所して不安だったので一緒に声かけてくださったりありがとうございます!!嬉しいです!!
と言うと皆さん喜び会話が弾む。

プラスの言葉が本当にスタッフへも利用者へもめちゃくちゃ有効なので、私も嬉しく調子に乗りました(^o^)

スタッフもAさんへの声かけ方接し方を徹底。興奮時はそっと離れて見守る。不安定になるスイッチを入れないよう言葉かけも変わり、次第に興奮することがなくなってきている。

また副主任案で、お部屋もご本人に相談しながら整えてました。ベッドサイドにセンサーを置くと飛び越えようとして転倒するので、ホームセンターより人感チャイム購入したいと即動き行動。
ご本人には音がわからないように配慮しているのでタイミングよく防室し、笑顔で安心する声かけを徹底対応。夜間も不眠はまだあるものの落ち着いて過ごされておりホッ( ´ ▽ ` )

取り組みし出して3日目。だいぶん落ち着かれ、「このまま入院せずにここで過ごしていただくことが出来たら…」と担当スタッフが言ってこられました✨やった!!

そんなこんなで疲弊していたピンチを、一絞りしてチャンスへ切り替えることが出来てます✨

原因を知って、物的環境、人的環境を整えるのはとても大切だと私もすごく学びを得ました。利用者とスタッフに感謝❤︎