令和2年度の後期の看取り研修はコロナ禍で動画研修へ★
Slackコミュニケーションツールを用いた職場での動画研修が定番になってきました(笑)パワーポイントを作り、動画撮影をテイク8回目でようやく完成!!
特養でお看取りの研修は年間2回以上実施しなければなりません。
内容をどうしようかと悩んだのですが、コロナ禍でお看取りをしながら聖ヨゼフの園の看取りの歴史で原点に戻り。
看護師や栄養士とも話しあい、日々のケアの中での課題や個々を見つめたケアの充実をより一層するために事例をたくさんいれることにしました(^○^)
新しいスタッフも今年度は増えたので、今いらっしゃるご利用者様に視点を。出会った時から今の日々のケアが大事なこと。
お看取りの同意を得ながらも復活された方々の事例や今難病を抱えている方、病院で認知症で余命1週間と言われ今なおヨゼフで復活されている方。
【老衰】って何だろう?
最後の一瞬に好きなものを提供するのではなく、日々その方にとっての食の提供のあり方は?
環境を整える大切な私たちの役割★
また、食についこだわってしまうのですが、食べるのに興味がなく苦痛を味わったりする方も中にはいらっしゃる。
私が大好きなベストセラー作家の池田貴将さん。以前私に気づきをくださいました。
「真鍋さん僕は食に興味がなく、本が好きなんです。食べることで長らえる命があっても、最後は命が短くてもいい。本が側にあればいいと思っています」
その方にとっての生きるとは?
人それぞれなんですよね。食だけでない(笑)
昨年の末お亡くなりになったご利用者様。娘さんに食べられなくなっている現場を電話でお伝えする時に、つい何かお好きな食べ物はないかとお聞きしました。
その答えは、
昔から日々を卒なく規則正しく生きてきた母。食べ物に趣はありません。また着る物や旅行等娯楽にも興味を示す母ではございませんでした。
コロナ禍で職業柄中々面会に行けませんが、ヨゼフさんに入所前にキチンと母と向かい合い、身辺整理や気持ちの整理もしてまいりました。もうすぐ天に召されることを母は理解していると思います。そのままのヨゼフの皆さんのケアのあり方で十分感謝していると思います、ありがとうございますと。
じつは、友人の看護師のご紹介で繋がった縁でした。
今年度も施設の中で見送った命と、復活した命、日々お元気に過ごされている方々のたくさんの命と向かい合って日々私たちは過ごしています。
その命に感謝して、またその人らしさとは何かを問いながら、ワンチームとして支援していこうと心新たに思った時間でした♡
皆さんは最後の時間はどのように過ごしたいですか?