~日本は海外に比べ
高齢者施設での死亡者が少ない~
ダイヤモンドオンラインの記事。
昨日のうちの法人の理事長がサイボウズ Officeで情報発信あり。
内容を見てみると、日本の社会保険制度の歴史、医療や介護制度のしくみが大きく関与するが、
高齢者施設で感染が予想よりも拡大していないのは、施設の感染予防に看護師の存在があることを評価にしてほしいと切実に思う。
高齢者施設(老健以外)は医師の常勤がほとんどない。
施設内の医療に関しても、私たち看護師が経営者や責任者と話し合い判断していることが多い。
感染予防は、日頃から施設の看護師が施設内スタッフとともに行っており、病院とは違い生活全般での利用者やスタッフ自身の健康管理も任されている。
外から内に感染症を持ち込まないような工夫に関しても、とても神経を使う。
私たちは不安ながらも、この施設や利用者やスタッフの生活を守るために必死ということ。
正直、全国の講師業にまわっていたり、喀痰吸引の講師をしていたりすると、施設の看護師の責任の重さと給料の安さの不釣り合いを訴えられることも多い。
介護職員は給料UPを言われるも、私たちの存在はどこで評価してもらえるのか?
特養の夜勤をしている介護職より安い。
病院から入職してこんなに安いと思わなかった。
どうにかして欲しいと言われることも多い。
本当にたぶん、皆さん驚かれるほど少ないんですよ
(私は何が出来るわけでもないが、声を集めることは出来る)
私たちは病院でない看護の動き方を習わずに施設の勤務をし、医師がいない中の生活の中で予防や疾患、緊急時、医療的受け入れのいろんな判断、連携をする。
いくつかの施設看護師のコミュニティを立ち上げ情報交換をしているも、コロナ感染症予防について、皆んな必死に取り組みをやっている。正直感動する。
具体的な感染予防について、面会、外来受診、訪問診療のあり方について、職員の発熱者の対応、免疫力の活性化、行事、看とり期の対応、緊急事態宣言についての対応などなど、お互いの知恵を出し合い情報交換。
このコロナの件では、全国で施設で命を守られている看護師の仲間の頑張りで、高齢者施設も感染症の発症が減っていることも評価して欲しい。
私は、自分の法人では施設経営者の判断、リーダー等感染予防委員会の動きで、医療的な視点で特化して動けるのには感謝している。
他職種、連携してくださっている医師、外部の方々、また会えなくて辛い思いをしているご家族様なども含め皆さんとの力合わせ、今後もまた引き続き気を緩めることなく、頑張っていきたいと思う。