私は現在、高齢者専門のナースですが、その前に精神科の急性期で勤めていた時期があります。
子どもの駆け込み寺のようになってた時期で、リストカットしたり逃げ込んでくる子ども、ノートに親に対して死ねと殴り書きをしていた子どももいました。
ある子は、
「私は愛されていない、親からはいない方がいいと思われている」と。
手首を切ることは初めは試し行動であっても、ドンドンエスカレートすると快感のホルモンがでて、やめれなくなる。「切った時だけ生きているんだ」と感じ取れると言ってたことを思い出す。
その、母親との面談で、
母親も親から厳しく愛されてない状態で育ち、大人になっても認めて欲しいという行動に走ったり、子供に対してどう接していいかわからないと悩んだりしていて、生きる気力をなくしていた。
負の連鎖、
お互い愛されたい、認めて欲しいと思ってる。
児童養護施設の子どもたちは、
虐待されて入っている子供が多い。
先生が日々必死に愛情を与えている。
また、里親さんと話していても、子供たちの気持ちと向かい合い、葛藤しながらも愛を与え、子供からも幸せをもらっている。
人は、ついマイナスに目を奪われ、
自分の存在価値を低く見がちだけど、
皆んな、親から、そして周りの人からでも愛情をもらっているということ、感じて欲しいな。
私も今まで波乱万丈、
紙一重。私も紙一重で生きてこれたのは、
その時々に出会った周りの人の愛だった。
本当に、感謝しかない。
よい愛の連鎖をうむような存在になることが恩返しだと思っています。