看取りの授業..看護学生(大学3年生)の感想

看護学生の非常勤講師を長年している。

先日の看取りの講義に対して学生58人分の感想をいただいた。その一部。

眞鍋先生のお話を聞いて、エンドオブライフケアとは、終末期にある患者さんを見とるためのケアではなく、最後の時までその人らしく生き続けるためのケアであること学び、自分の中でのエンドオブライフケアの概念が変わった。

終末期と考えると、安らかな死を迎えることが出来る準備を行うという印象があり、その準備も大切であるが、医療職として、最後の時まで患者さんの生きる力を信じ、患者さんが安全安楽に生きるためのケアをすることが、最大の役割であると感じた。

眞鍋先生の長年の看護師としての沢山のお話は、教科書を見るだけでは学べないリアルな高齢者看護の現場の状態を知ることができ、特に医療職同士の連携は患者さんに最善のケアを行う上で重要であることを改めて感じた。

今まで看護学を学習している中で、いかに命を救い、⻑く⽣を過ごせるかに重きを置いてきたため、どこか死を迎えることに畏怖の念を抱いてしまっていた。

前回の講義より眞鍋先⽣のお話を聴講して医療にも延命治療をせず⾃然に枯れるように命が無くなるという選択肢があるのだ、学習の中で「命」に焦点を置いている背景があるばかりに、本来あるべきな⾃然な看取りを忘れてしまっていたのだろうと何度も反省した。

看護師は命を救う・助けるだけでなく、⾒届ける役割も担うということことが印象に残った。私⾃⾝、真鍋先生の講義を受講する以前は、死についてあまり考えたく無いと思っていたため、無意識のうちにタブー視していた。しかし、タブー視して命の最期を考えないことで、後悔が⽣じてしまうと分かった。

実際にコロナ禍で祖⽗が施設で亡くなったが、コロナ禍での⼊院・療養であったため、⾯会が制限され、私を含め家族としては看取りができなかったことに後悔が残っていた。そのため、⽣前の時点で看取りについて考えておく必要性を実感した。

また看取りの役割を担う看護師には、対象者と家族を繋ぐ役割も担っていると思う。特にコロナ禍では、看取りに⽴ち会えないことが多いため、家族にとって対象者との時間を作ることはニーズとして優先度が⾼いと考える。施設の外にいる家族にとって、対象者の死を待つだけにならないように看護師として⾏える介⼊を考えていきたい。

読んでいて、本当に考え深いものがある。

実際に今から社会人になった後は沢山の命と向き合い、これでもかって色んな気持ちと向き合うこととなる。

でも、看護師でないと出来ないことがあるし看護師だからこそ得れる幸せもある。それを感じて欲しいなと切実に感じました。

【高齢者の重度化予防ケアPractitioner(実践者)養成研修 福岡スタート✨】

1日目
【オリエンテーション】
講師の香川寛氏が
なぜこの技術が必要なのか?
根拠を熱意を込めて説明。
なぜこの養成講座を立ち上げたのか?
そもそも重度化予防とは何か?

ノーリフティングケアを習い実践をしてきて現場でシックリいかない…そういう声が私も全国色んな所から聞こえてきていて

わたし自身も現場で、利用者の二次障害の皮膚トラブルや身体ガチガチな拘縮などなくならない状態で、どうやったらうまくいくんだろうと悩んでいました^^;

視点の違い
ノーリフティングケアは腰痛予防の要素が強い。
外国の高齢者は、寝て起きて座ってを当たり前にしていて、体型も日本の方とは違う。

日本の高齢者が置かれている状況は?

痩せている
姿勢提供の種類が少ない
目的によっての体位が少ない
重度の方は寝かせきりで動く機会が少ない
移動手段が適切ではない。
色々ある。

同じやり方ではダメだと本当に感じました。

【1日目実技】
座位の修正、立ち上がり、立位、移乗リフト、移乗スライディングボード

実技では
香川さんから利用者の身体や状況いろんなパターンに合わせた支援方法を具体的に教えていただきながら、体験。

リフト使用、ボード使用の利用者の見極め方もわかりやすかったし、私的には利用者の身体の「ほぐし」の視点が身体を動かさない利用者にとって必要なことの意味がすごくしっくりきました!

あっ、こうやったら体が緩んで排泄出やすくなるんだって😆

【参加者の言葉】
道具を使うことの視点にとらわれていた。
ただやればいいではなく、奥深いところの利用者視点が抜けてた。
視座が変わった。

今回、何度も香川さんが言っていた言葉

「出来ないから仕方ないではなく、なぜ出来なくなっているのか?」

食べられない理由、排便が出にくくなる理由は私たちのケアにないだろうか?

座り方が違うと、リフトの使い方が正しければ、ご利用者の呼吸がしやすくなる、排便も排尿も出やすくなる、食事が食べられるようになる。

参加したうちの介護副主任と現場での悩みを共有し、解決したい利用者も同じだったので、これから楽しみになった😊

また、来月も更なる学びを進めよう!

おっと、わたしはアンバサダーの役割頑張らなきゃ😆

【VE嚥下内視鏡してもらった!】

介護現場(職場)の口腔ケア&栄養ケア委員会で研修するために動画を撮ろうと「眞鍋モデルになります」と偉そうにいったものの。

研修材料にはならなかった^^;

飲み込みが早く正常なので何の勉強にもならない動画に!

でっ濱口先生自ら喉に食べ物を溜め込んで、事例説明。
恐るべし!!
誤嚥しそうなところのシーンを演じれるなんて先生怖いわ…

うちの栄養士も看護師も介護職もこのようなリアル研修普通受けれないよねーと。

飲み込みの状態がダイレクトにわかる!
いろんなご利用者を想像しながら事の重大さに気がつく…

障害がある方の食事提供って…
理解してしないと誤嚥のリスク大!

でっ、6月か7月に摂食嚥下(たべものの飲み込み)の勉強会を職場ですると同時に、
外部でもセミナー企画します(^^)

飲み込むということが、どんな仕組みかわかれば、とても役立つと思われます!!乞うご期待!

食べられないどうする?

最近60代70代の方の特養入所が増えている。
脳梗塞後遺症、神経性難病、認知症、心不全…

今回70代の方
嘔吐したり食べられなくなっていて、消化器内科で精査して調べても原因わからず。

あすか歯科の濱口先生に施設内で嚥下評価(VE等)してもらい、最終、気管が閉じずダイレクトに肺の方向に食べたものを誤嚥しているのがわかった😢

【もう食べられない】

唾液も飲み込めずタンが喉頭蓋谷に溜まっていて…💦

脳梗塞の後遺症の影響。

医師に相談し
ご家族に来ていただき説明。
食べられなくなり
施設か病院か…
何を大切にするか?
選択肢を説明しどちらの利点も欠点も話す。

ご本人は意思疎通ができる。
病院はイヤ、ここがいいと。

面会時、お孫さんの手を何度も握るAさん。

最終どうするかは家族会議してから..

特養スタッフには、
先生に頂いたVEの動画を
編集し説明動画にし、
情報ツールを用いバタバタ発信。

口腔ケアの徹底とそして、
スタッフの心の整理のために。
どうしても文字だけだと伝わらないので、
そんな時は動画を撮りSlackでアップする。

まだ若い。
利用者の状態に
心がついていけてない。
だからこそ、病気や状態をしっかり捉えることが必要。

【穏やかな在宅看取り】家族の立場と医療福祉従事者として

半年前、肺がんの脳転移末期と言われた叔父。最後は幼少期からいた家で穏やかに息を引き取りました。

半年の闘病生活。

家族の立場として在宅で最後を迎えることを経験し、医師、看護師、ケアマネ、薬剤師、栄養士、歯科医、福祉用具、葬儀屋(納棺師)さんに家族の立場でお世話になり、学びになりました。

いろんな症状はありつつ、最後は予想していた、もがき苦しむほどの痛みはなく、意思疎通も亡くなる半日前まではあり、穏やかに亡くなりました。

最初、物忘れから始まった自覚症状(脳転移の脳浮腫)一般人の叔母は医師からの言葉が難しく、また精神的に追われている時は頭が拒否しているので、説明も通じず。

ケアマネのおかげで

いろんな病院受診や介護サービスの手続きって普通の方にとって大変なんだなとか、在宅チームの組み方サービスの受け方も、私自身も看護師であれ色々と学びになりました。

ケアマネの野口さんのコーディネート

基幹病院緩和ケア病棟

また症状がどこから来るか?今の身体の中で何が起きているか?本人家族はとても診断は重要。診断は家族として現実を受け止めるには大切なことだと。そしてその後動きへ

緩和ケア病棟に入院した時のおもてなしにもお世話になりました。製鉄関係で仕事してきた叔父にとって八幡東区の皿倉とほばしら山を病室から見ながらむかしを語る姿は忘れません。コロナ禍の面会も可能で感謝でした。

緩和ケア病棟から見る景色(八幡東区の山)

訪問看護

家での生活で身体と心の支えになってくれました。救急搬送時の付き添い判断、家に戻ってから、最後まで自分の出来るところは自分でと意思をその都度はっきり現す叔父の気持ちを尊重してくれました(這いつくばってトイレに行ったり)本当に心強く。家族である叔母がいちばんの心の拠り所になり、健康管理も私も仕事をしながら一緒に本当に助かりました。

おじゃましまーす訪問看護さん

薬局

叔父も叔母も薬を家に持ってきてくれるんだと初め驚き喜んでいました。最後は自分で薬の管理できず、こだわりの叔父なので薬を飲む1つでこんなに大変なんだなと感じました。なんせこだわりがある叔父だったので。

栄養士

膵炎になった後からは栄養士さんが来てくれともにメニューを考え、叔母も食事の指導を受けました。最後はクリニコのリハタイムや茶碗蒸し

歯科医

義歯を外そうとしない叔父に歯科医の先生にお願いし口の状態誤嚥性肺炎になるのが心配だったので、ケアマネと相談しプランに入れ入ってもらいました。(細菌検査もしてくださりレベルを図れるので誤嚥性肺炎を予防する口腔ケアの大切さを家族に説明しやすい)義歯のバネがうち頬に突き刺さっていたのには驚きましたが

やはり、口腔ケアといえばオーラルピース看取り期もこれ!

スピーディーに対応してくださった濱口先生に感謝です。

福祉用具

在宅に帰ると決まりバタバタとベッド類、トイレ入浴と生活状況をケアマネと把握し準備してくださいました。最後まで自分で動きたいに合わせた道具をきめてもらったりと、動けなくなる数日前、叔父が希望した外に出るための玄関外の手すり。ケアマネさんと福祉用具の方がそれが望みならかけようと動いてくれた時、自分がことばにしたことで動いてくれるのは叔父にとって嬉しいことでした。

葬儀屋(納棺師)

亡くなった後の葬儀も大きな互助会のかけているところは安く済むどころか200300万オプションつけてかかるのでお金をかけずに家族でと考え。

家で昔畳で亡くなるのが当たり前だった時のやり方で、アットホームにしたいと個々に聞き取って作り上げる葬儀社にお願い。

会えるコロナ葬も立ち上げた納棺師さん、

実際にご遺体の扱い方メイクの仕方なども含め看護師としてここまで習ってはいなかったので、一緒にさせてもらい勉強になりました。今から通夜なのでまた学びです。

寄り添い処こころさん 納棺師さんのケア

在宅医

要である医師は家まで何度も来てくださり、入退院の判断、そして必要な検査は基幹病院にお願いし、その後の結果を在宅で生活できるように活かす。

家での健康管理で動いてくれる訪問看護師や総合コーディネートするケアマネとの連携もバッチリでした。緩和ケアにも努めてくれました。

特に叔母が不安定だったので支えになってくださり、あの大変な雪の中死亡診断にもきてくださりました。穏やかで心に寄り添った話の聞き方、思い出を一緒に家族との会話に入ってくださってしてくださり感謝でした。

在宅医の小田先生

家族

娘たちは遠方でいつもLINEや電話でやりとり、必要な時の決定や病院の説明等聞きに行き支援。

叔母と二人暮らし。

お父さんの気持ちお母さんの気持ちを尊重し寄り添い従姉妹たちは動き、心に折り合いをつけてきました。

遠方にいる次女はお正月外食に連れて行っておじも喜んでいたようです。

長女へは最後娘にありがとうと。今は亡くなった後の段取りも含め計画してくれています。お金のこと名義替え等々私も勉強になるので今度従姉妹に教えてもらおうと。

【おうちで看取ること

うちはタマタマ上手くいったけどまだ、一人一人の力量やチームづくりによって叶え方は違います。

一般の方は全く何もわからず、動けない現実。

でも、こんなに在宅で関わってくれる専門医や受けれるサービスがあることをもっと一般の方や専門職にも知ってもらえたらなぁと思いました。

小さな頃から寡黙のイメージの叔父を最後、正直笑いながら楽しく過ごせたことが宝です。

地域医療介護の連携が広がることを心から願って❤️

在宅医療福祉の関係の方に心から感謝いたします。

私は、高齢者施設分野で北九州から全国へバンバン医療福祉連携、底上げ頑張ります。

【異端児ナース(真鍋哲子)セミナー情報】

NDソフトウェア株式会社

ほのぼの新春セミナー

看取りを見据えた口腔ケアの実践!!無料申し込み

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http://www.ndsoft.jp/

②クリニコ株式会社

一緒に学ぼう排泄ケアセミナー

1

チラシ参照

動画を見て、その後2ヶ月に一回座談会で繋がりましょう!

重度化予防ケアPractitioner(実践者)養成研修    アンバサダー

香川寛氏が現場経験を重ね、高齢者の重度化予防の技術を確立ー!!

異端児ナース真鍋自身が現場で向かい合った困難なこと…誤嚥性肺炎、拘縮、褥瘡、排泄障害…

それを解決できる一生ものの介護技術を学びませんか?

ここをタップ↓

https://j-spc.jp/

【クリニコさんの一緒に学ぼうシリーズ!】

初回2023年3819時オンライン!!

クリニコさんと一緒に勉強会させていただきます

今回は排泄ケアについて

①動画を見ていただく(チラシバーコード無料どなたでも見れます)

②二ヶ月に一回オンライン座談会への参加者募集してテーマを決め話し合う。

3:排便に関する情報収集のコツ

5:多職種連携

7:下剤の使い方

※人数が多い場合はあらかじめアンケートをとり、その中で人選させていただき他の方は試聴していただく。

そして

ここ大事ー!!

【皆さんと繋がり安心して働けるようになる!!】

こんな感じです()

昨年クリニコさんより取引先の病院や施設等で現場の看護師さんの排泄に対する悩みをよくお聞きするのでと動画セミナーの講師依頼がありました

経管栄養についても悩まれている方が多いように思います

私自身も現場で色々排泄や経管栄養やその他沢山悩んできました。

外で学びを得ても自分の現場にどう当てはめるかがテーマで

誰か同じ悩みを持っている方と相談したいことは山積みだったし日常の不安や悩みの共有がしたかった

そんな経験談をし、一緒に話し合える場があったらいいですよねと提案させていただいたら

担当の大門さん、森さんが初めての試みですがやりましょうと!!

「一緒に学ぼう!!シリーズ」を企画してくださり、今回開催させていただくようになりました

介護医療従事者様で排泄ケアについて学び合いませんか?

私自身も日々まだまだ奮闘中!!

寝たきりの方の排泄ケア

【延期になりましたPLS看取り&食支援セミナー】

一緒に看取りの食事支援について学び語り合いませんか?

2023年2月19日(日)開催!!
13:30〜16:30
小倉神理会館にて★

食を通して人生最期まで自分らしくを叶える「サポートが出来る街づくり」北九州より日本全体へ発信!!

全国で有名な牧野日和先生とわたくし眞鍋がいろんな看取りの食支援について事例を出していき、二部では参加者で交流、意見交換!!

参加対象者は一般の方、医療従事者、介護や福祉関係の方どなたでも!!

①リアルで現場参加↓申し込み

https://ochimizuyousuke.stores.jp/items/639c83a86b87c326b2aaad21

②動画発信オンデマンド一ヶ月↓申し込み

https://ochimizuyousuke.stores.jp/items/639c8b736b87c326b2aaaea3

動画発信オンデマンドは、
日和先生の最新の!特別な話も追加であります!!

皆さんで人生会議しましょう❤️

新型コロナウイルス感染症に関する施設内感染対策研修会~施設編~

ご参考に①【新型コロナウイルス感染症に関する施設内感染対策研修会~施設編~】

北九州市保健所から、11月行った感染症研修についての動画が保健所の方から送られてきました。

眞鍋は聖ヨゼフの園の医療や家族への関わりについて動画発信いたしました。

8波が来る前に

①は7派の時の北九州市内の施設の感染状況の説明です。

第7波の現状

・第7波までの感染拡大状況

・施設内療養において備えておくポイント

保健福祉局感染症医療対策

②講話  医師より

 ・感染対策について

・事前アンケートの質問に応じて回答

保健福祉局

感染症医療対策監

伊藤重彦先生(市立八幡病院 前院長)

講話  感染症専門看護師より

 ・感染対策・健康観察について

・事前アンケートの質問に応じて回答

NPO法人KRICT幹事 

南博子氏

④事例紹介  高齢者施設の立場より

・医療体制について

・日頃からの家族との関係づくり

聖ヨゼフの園 主任看護師 

眞鍋哲子氏

BCPの整備について

・施設で陽性者が発生した際の流れ

保健福祉局 介護保険課

↓ YouTube公開

【高齢者施設コロナクラスター体験】

本当に今回のオミクロン株BA.5は大変でした💦

お陰様で皆さま入院や重症にはならず、法人全体皆さんのがんばり、そして協力してくださった医師や薬剤師、歯科医師…本当に感謝❤️

特に特養では寝たきりの方や認知症の方もいらっしゃる中、食堂ホールでの発生💦どこから侵入かは不明。

レッドゾーンは2階食堂ホールに利用者まとめてセッティング。

発症前に関わっていたスタッフも喉の痛みがある等少しの異変でもスタッフや利用者に感染させるおそれあるので帰宅待機。嘱託医医院外来にてPCR受けてもらう。
関わっているスタッフ抗原検査しながらの出勤。検査キッド変わるたびに説明、情報ツールSlackにあげる。
※やっぱり情報ツールはタイムリーに必要便利!

嘱託医が保健所に協力し地域でコロナ対応しているので、頼もしく利用者「ラゲブリオ」早めに投与開始。薬剤師さんも連携して協力的に動いてくれました。

もしもの場合の早めに医師の指示でHOT酸素業者に連絡し準備、ラクテックG点滴も医務室で購入準備。
夜間吸引できる介護スタッフの配置、レッドゾーン担当固定ローテーション
看護師も2名レッド入る人決定。チーム作り。
※吸引できる介護スタッフがいるのでみれた。

法人全体へホームページ、協会対応は理事長。保健所届出は養護施設長。

私は全体把握して医療的な司令塔
利用者とスタッフ管理、抗原検査、医師や薬剤師との連携、トップを含め事務長達との連携、家族説明定期的に。
保健所とのやりとり。

発生時医師より、もしもの時は病院も受け入れ難しく搬送困難と考え、施設内で嘱託医である自分が施設と一緒に覚悟持ってやった方が良いと(頼もしい)

私がそれを家族に説明していき、医師の説明が良い場合説明お願いしますと段取り。

家族への説明時
①担当医師と連携を密にとり施設に任せてもらえるか
そして、②ラゲブリオの投与の承諾、③もしものDNARの確認をしていきました。(家族皆さんよくお任せするとのことで)

薬剤師さん、ラゲブリオを医師と連携しもってきてくださり、カロナール、アルコール製剤、抗原検査キッド等の手配。
歯科医はオーラルピース100人分(スタッフも入れて)メッセージ付きでプレゼント。スタッフも使用。
感染、誤嚥性肺炎二次障害予防。
レッドオーラルPeace+スポンジブラシ使い捨て。
グリーンは利用者の口腔ケアセットは混ぜると×と副主任介護士と判断し、個別にお部屋にセッティング。

感染物品は事務所へ依頼。とにかく物品はたくさん準備してくれ感謝!廊下の透明な仕切りは動きが見えてよい。
途中事務長や理事長が透明のテーブルクロスを買ってきて増やしてくれ…

グリーンゾーンへは法人内からの手助け(食事介助)は、グループホーム、栄養士、養護より固定人物感染に気をつけ協力(事務長調整)

栄養は食事形態変え、途中で食事全量より高カロリーの栄養ゼリーと水分ゼリー提供。途中より利用者ごとにお粥など状態をみて変更。高齢者は状態に合わせて食べられるものを提供。少しでも食べられるように。
ポカリゼリー、os1ゼリー。
水分提供注意。
清拭等は使い捨てのもので対応。

レッド、バイタル水分や食事摂取、排泄のチェックで体調見ていき、点滴必要と判断すれば医師に補液相談し施行。血圧は異常や体調不良の人のみ、主に熱とspo2低下、呼吸音、痰の絡み、肺雑音ナースチェック。

抗原検査は陽性になった方に関わった方、体調不良者を見ながら施行決め。

レッドやグレーのところにリーダー格が配置で動いていたので、グリーンのリーダー不在で体制取れず、日勤勤務の二人をリーダーへ任命。任せて活躍、感謝!

その都度の任せ方、役割分担、動きなどは情報ツールスラックに一日一回はあげ動きの見える化に努める。

新人の防護具の付け方チェック。

コロナになったといえばすぐマニュアル見て頭に入れたり学んで実践と思うが全員容易には出来なかった。
(何かあれば一旦立ち止まり、マニュアル確認とか学びの日頃のクセを変えるように今後教育していく)
もっと小出しにわかりやすくシンプルに提示必要。

保健所は医師からの発症届があったら派遣のナースが利用者一人10分〜15分聴き取りの電話があったため、こちらも答える時間がないことを伝え、一覧表があれば入力すると提出することにした。今後の課題として伝える。

記録はほのぼのnextを見ながら状態把握。医師にもまとめて、数名プリントして渡したり、PDFにしてメールで発信。
Excelに発症別の利用者表、家族連絡先、連絡した日、ラゲフリオ投与承諾、DNARについてまとめ共有で見えるようにする。
毎日の動き、情報ツールSlack発信。
コロナチャンネル、特養チャンネル、法人全体のチャンネル。対象者別に発信。

勤務は利用者の状態全体の動きを見て、主任介護士と調整。レッドゾーンスタッフはご家族と一緒に住んでいる方は万が一を考えホテル住まい。事務長手配。

最後の陽性者発覚より、3日後抗原検査マイナスで解除計画。
日々の居室移動計画を実施。
これがまた大変でした。

やはりコロナに罹患するとその後の栄養状態、運動活動、気力低下フレイルによる障害に注意が必要!!

数日間のトータルで水分少ないかな?と思う方は、躊躇せず医師と相談し点滴をしていく必要あり。

色々と綴りましたが、全国で高齢者施設でまだ大変な思いをしておられる方がまだまいます。先日も全国の施設ナースとのオンラインフリートークで

何せ救急の受け入れ先がない、施設にいても医師の協力が得れないとかいう話を聞くと心が痛いばかりか…憤り感じます。

とりあえず、感染症は今後なくなることはないので、きちんと施設の医療的なルール作らないと…
施設は看取りDNAR、救急搬送課題山積み、心ある人とともに何か作り上げたいと思います。