【医師として看護師として、その前に人として】

一人暮らしの時期から支えてくれていた医師とともに…
昨日も心不全の方のお看取りをしました。

利用者のAさんは担当の在宅医の先生が大好きで、先生が往診に来ると知ればいつもお化粧をして…
私どもの施設に入る前から、一人暮らしを支えてくださっていた先生。

この2年間入所後はご本人や御家族は最期は病院ではなく施設でと強く望まれていたので、何かあるごとにヨゼフで往診治療をして調整してきました。

心不全や腎不全末期の方で、
呼吸状態、浮腫の状態の観察、体重管理しながら、利尿剤の調整も細かく薬剤師とも連携し、1月から在宅酸素は外せなくなっていました。

ふと数日前に気になって土曜日の往診の時にはお看取りの判断が必要か?ヨゼフでいいかともう一度最終決定しようと娘さんにも連絡していたところ…

まさかの心不全憎悪、肺炎合併による突然の苦しみ。
夜間オンコールの看護師から早朝連絡。担当医と相談し本人に確認し救急搬送せざる得ず…もう此処に帰って来れないかも知れない。

基幹病院へ救急搬送し検査結果はやはり肺炎。co2が身体に溜まり、人工呼吸器をしないと助からないということ。

ご家族は呼吸器はしない選択を選び、病院は治療の必要がないなら別のところへと救急医から言われ、

ならば施設に連れて帰ろう。

施設で大好きな先生にみてもらうことが本人の幸せだと家族そして施設、担当医と搬送先の病院から電話で心を揃える。

気持ちが一つになり、さて次の調整。

救急搬送できた意識がなく亡くなりそうなAさんを病院から施設へどう連れて帰るか?

介護タクシー会社に電話しまくる。「私は看護師です。責任持って同乗しますので」と言っても対応できないと断られ、最後はぴょんたくという民間救急会社へ。介護タクシーでお迎え大丈夫そう。よかった。

「ヨゼフに帰りますよ」
意識がなかったAさん。車の中で急に反応し始め動き出し驚いた。

施設の玄関ではケアマネ、相談員、看護師が準備して待機してくれてました。

連れて帰った後先生がまた駆けつけて、「ごめんね、病院救急搬送してごめんね、でも管につながれなくってよかった。ここ(ヨゼフ)に帰って来れてよかったね」とご本人に言ってくださいました。

先生は本人にも施設にも搬送したことを申し訳ないと言い私は
「必要な救急搬送だったと思います。うちの職員も家族も含め一旦基幹病院で難しいと判断され、皆んながヨゼフで最後を見る覚悟ができた。そのための必要な一手間、大切な時間でした」とお伝えしました。

その後施設に帰り意識が戻ったAさんとご家族とも対面。病院では意識がなかったのに喜ばれました。

酸素カニューレも点滴も自分で嫌がり外し(^_^;)本人に確認を取り中止。

身体の置き場がなく体を動かすときは横にいて話しかけて、トントンとすれば落ち着きウトウト。
起きたかと思えば「チリシ」というのでその都度ティッシュを渡しご自分で痰を出す。

エアーも肺に入っていない中ムクっとおき、最後までおトイレに座り、ゼリーも数口食べて、口腔ケア。
介護職員も一緒にその人らしさを支える。

セデーション効果を図るため、話し合いいつも服用している眠前薬を早めに服用。医師に報告。

低酸素でそろそろ昏睡に入り楽になるかなと思い離れた後に、最後は眠るようにスッと逝かれました。

担当医は1日に3回も来てくださいました。「一人で暮らしていた時から僕行ってたんです」と思い出話を語られ。

ケアマネ相談員看護師と一緒にエンゼルケアの時もずっとそばにいて、旅立ちの足袋を履かせてくださいました。私はお化粧担当。

また職員も沢山顔を観に来たので、先生が驚き「ここはすごいですね、皆さん温かくて幸せでしたねAさん」と言ってくださいました。

最後、意識朦朧としている時に、「●●先生がぶつかる!!」って2回ぐらい言われ、何を夢見ていたか?「大丈夫ですよ先生は」というと、ウンウンとうなづきやすまれ…

それくらい先生のことが大好きだったAさん。
心からご冥福をお祈りします。

桜の季節に

ふと、振り返ればこの時期(春)に命を全うされる方が多い気がします。

桜を見て季節を感じながらお看取り。

今年度施設でお看取りされた方や、現在も看取り期にいる方。

認知症末期の看取りで食事量が減り何度も説明していた方がいよいよとか…

皆さん本当に穏やかなのですが、なんだか寂しさでシミジミとしています。

今回音声で近況報告↓クリック

https://note.com/nabetetu/n/nd1cc998eb0f4

【こうなったら基礎に戻るー】

と、うちの特養では令和3年度は全員同じ視点(スモールレベル)で学び直そうと、何だか介護職員も看護師もワサワサしています(笑)

最近介護に形をつけようと、現場で気づきを発信していたり動いてたら、本当に前向きに素直に反応★

火がいろんなところでついて来た。

計画倒れにならないように、今計画をしっかり練っていく時期!!

令和元年から2年度はバタバタ落ち着かず、長年働いていた方々の定年退職続出、職員出産ブームスタッフ入れ替わりが多く大変でした。

職員が落ち着かないと取り組みができない(^◇^;)

またコロナ対策との生活様式も変わったりと大変でしたー。

そんな、いろんなピンチが沢山あったけど、上司を含め責任者やリーダー達が本当に皆んな協力体制で踏ん張って、ナース達も介護現場に本当によく入ってくれお互い様ができて来たと思う。

どんなに大変な時期でもみんなお互い様で「ありがとうございます」の言葉かけの連鎖だったし、本当にココいいわぁーと何度も思いました(笑)

看護師も定着。そして、介護職員も新しい職員も少しずつ慣れて来て4月新卒者就職そして夏前には育休終わるメンバーも復帰。

令和3年度基本からやる!!

一つ一つの手技も形をつけと新人の方ベテラン関係なくやろうと。

それぞれのお看取りはいつ来るかわからない。

目指すべきところは、今一瞬一瞬を大切にケアをしていくことと、私たち職員もやりがいがあるケアを目指す!!

教育としては基礎編!!

たとえば、口腔ケア委員は歯科医の濱口先生巻き込み、プログラム作ってスポンジブラシの使い方、歯ブラシの使い方、保存の仕方等々の基本的なところから口腔ケア委員で動く。パートの方は個人指導ーこちらの要望に気持ちよく答えてくれる先生✨助かります!!

排泄では、まず感染視点から突入ー。ESBL等誰が持っているかわからない。感染予防の視点でしっかりエプロンと手袋使用。

そして、陰部洗浄ボトルは感染源になるので個別はもちろんのことですが手間が大変かかるので悩みどころで、アドバイザー指導あり、TENAウォッシュクリームをお試し中✨昨日排便後の利用者発見!!させて!!と使用してみたら、いつものジャバジャバ洗い流すより手間が省けるし綺麗になり、皮膚状態がめちゃよくなってるしー。

(スキントラブル中の方は治してから使用)何にしても準備が命!!

排泄ケアの物品の準備から手順から一つずつ形をつける。

ノーリフト委員は年間計画たてなおし、ご利用者への声のかけ方、まくらの入れ方、ご利用者の身体の触り方からそのスモールレベルで基本に戻ろうと!!

そこができていないで形だけでは✖️障害特性を知って行わなければ私たちの健常者同士で練習した動きの支援では応用できない。

田中義行さんの本を読み漁りマニュアルづくり✨

そして介護✖️ITほむさぽ✨

ビーブリッド、ウェルモさんの介入。委員会の立ち上げ。

ムリ、ムラ、ムダを省いていく、人対人のケアの充実を図るために必要!!

IT化に対してはタブレット本格的に使うために購入。まず全国的に使用が多いNDソフトウェアほのぼのシリーズを使い倒す!!

ウェルモさん経由でNDソフトウェアの方の介入。時間を見つけては、あーやこーやと介護も看護もやり方を模索し使ってみています(笑)

もちろん全て万能ではないので、使ってみてダメなものは他のものでとすみわけ必要。

介護保険改正にともないLIFE入ってきますので、とりあえずがんばります。

もちろんナース群も専門的な意味づけ大切!!勉強しアセスメント能力アップ、個別対応のすみわけをしようと現在リスト作成検討中。

とにかく出してみよう!!

利用者別に

褥瘡リスクリスト、筋拘縮リスト、

下剤使用者リスト、座薬使用者リスト、摘便者多いリスト、

既往歴別リスト、薬剤リスト….

データ大切!!

そこで改善前改善後をしていく。

いつも火をつけるのは得意なんですが、ともし続けるようにするには、私も丁寧に進めなければ。

動きをその時に合わせてコントロール。大切なところですよねー(^◇^;)

私自身の課題山積み。

現在のお看取りの方特養養護あわせて6名。

最後過ごす場所がここでよかったと思っていただけるように。

がんばります。

職場での看取り動画研修★その方を見つめるケアとは?

令和2年度の後期の看取り研修はコロナ禍で動画研修へ★

Slackコミュニケーションツールを用いた職場での動画研修が定番になってきました(笑)パワーポイントを作り、動画撮影をテイク8回目でようやく完成!!

特養でお看取りの研修は年間2回以上実施しなければなりません。

内容をどうしようかと悩んだのですが、コロナ禍でお看取りをしながら聖ヨゼフの園の看取りの歴史で原点に戻り。
看護師や栄養士とも話しあい、日々のケアの中での課題や個々を見つめたケアの充実をより一層するために事例をたくさんいれることにしました(^○^)

新しいスタッフも今年度は増えたので、今いらっしゃるご利用者様に視点を。出会った時から今の日々のケアが大事なこと。

お看取りの同意を得ながらも復活された方々の事例や今難病を抱えている方、病院で認知症で余命1週間と言われ今なおヨゼフで復活されている方。

[病気をしっかり捉えて支援をする。日々向かい合うことが大切ーー!!環境を整える大切な介護のお仕事♡]

【老衰】って何だろう?
最後の一瞬に好きなものを提供するのではなく、日々その方にとっての食の提供のあり方は?
環境を整える大切な私たちの役割★

[老衰で食べられなくなって、命の話をご家族にお話をした後、シュウマイが食べたいと言われたYさん。毎日毎食シュウマイ2〜3個ずつしか食べられず、命が消えつつあったのですが、シュウマイパワーで見事復活!!食事をしっかり食べられるようになり、車椅子も自走されておられます^_^]

また、食についこだわってしまうのですが、食べるのに興味がなく苦痛を味わったりする方も中にはいらっしゃる。

私が大好きなベストセラー作家の池田貴将さん。以前私に気づきをくださいました。
「真鍋さん僕は食に興味がなく、本が好きなんです。食べることで長らえる命があっても、最後は命が短くてもいい。本が側にあればいいと思っています」

[実際に池田さんとお話ししている写真★池田さんからの学びは人それぞれを見つめるキッカケになりました(^ ^)感謝です!]

その方にとっての生きるとは?
人それぞれなんですよね。食だけでない(笑)

昨年の末お亡くなりになったご利用者様。娘さんに食べられなくなっている現場を電話でお伝えする時に、つい何かお好きな食べ物はないかとお聞きしました。

その答えは、
昔から日々を卒なく規則正しく生きてきた母。食べ物に趣はありません。また着る物や旅行等娯楽にも興味を示す母ではございませんでした。
コロナ禍で職業柄中々面会に行けませんが、ヨゼフさんに入所前にキチンと母と向かい合い、身辺整理や気持ちの整理もしてまいりました。もうすぐ天に召されることを母は理解していると思います。そのままのヨゼフの皆さんのケアのあり方で十分感謝していると思います、ありがとうございますと。

じつは、友人の看護師のご紹介で繋がった縁でした。

今年度も施設の中で見送った命と、復活した命、日々お元気に過ごされている方々のたくさんの命と向かい合って日々私たちは過ごしています。
その命に感謝して、またその人らしさとは何かを問いながら、ワンチームとして支援していこうと心新たに思った時間でした♡

皆さんは最後の時間はどのように過ごしたいですか?

【施設在宅で今出来ることは何か?命を救い支える】

今、一瞬一瞬を活きる支援を私たちはするために存在している。

軽い肺炎で入院していたSさん
入院先の医師よりよくなったけど、認知症でご飯食べられないっ一週間の命って、ご家族に伝えられました。

施設看護師である私にも医師は「病院での認知症による看取りだから仕方がない」と言われ。
入院する時、元気に話していたのに諦めきれない。施設に帰ったら食べられるようになった方もいる。
医師に、「家族が望めば連れて帰って良いでしょうか?」
医師に行ったら無理だと言われた。

ご家族に電話し心境をお聞きする。
「父に会いに行ったら意識がもうろうとして、後一週間と言われても理解できる状態だった。亡くなる命なら施設に連れて帰って欲しい」強く願われ言われた。

翌日、医師に連絡相談。
「先生ご家族も私たち施設側も同じ気持ちです。食べられないでも施設に連れて帰りたいです。施設での看取りをお願いします」
あっさり退院許可が出た。

病院に相談員と一緒に迎えに行く。Aさん帰りますよと相談員が声かけると、Aさん覚醒して、「迎えにきてくれたのか?ありがとう」って泣いて

驚いた!!よくお話しするAさんに相談員と一緒に私も泣いた。

医師も驚きこれはヨゼフに帰ると元気になるか?と。

帰った後もスタッフで拍手✨
家族もえっ?昨日死にそうだったのに?と。

施設に帰り皆んなで拍手!!ご本人「ありがとう」と何度も帰れて嬉しいと。

しかーし。次の問題。
入れ歯があわず❗️
なぜか?病院に問い合わせ。
とろみ食食べてたから入れ歯していないからわからないと。

歯科医のスーパーマン戸畑あすか歯科の濱口先生に電話。
すぐ来て診ていただきフードテスト。入れ歯してもしなくても、これは危険だ。頭抱える。
入れ歯作り直すのに一ヶ月❗️
先生考え、「んー明日一日で今の義歯を加工しどうにかします」

私つい小声で「先生?歯科医は普通入れ歯を技工士ではないので作り直すことできませんよね」と問う。
「五島の離島にいた時にせざるえなくて全部してました」
納得!!すごーい!!感動!!

「わしの命は任せた」とAさんが先生に言い握手

Aさんと濱口先生の固い握手(笑)命を任せたと。

翌日、義歯を技工していただき。
無事に、Aさん自分の手でご飯食べはじめました

あのまま病院にいたら意識朦朧として、入れ歯もしないと食べられるはずもない口の状態。きっと亡くなっていた。

今までも沢山あります。
病院は疾患(病気)を治す場所です。
必要な時は入院。
しかし、その方によっては環境の変化で認知症状が出たり意欲が低下することもある(今回はせん妄ですねきっと)

病気は治ったが食事がとれない、または治療が不可能でこれ以上難しいと判断された場合、連れて帰れる状態なら連れて帰って欲しい。

うちの看護スタッフのお母様も末期癌で連れて帰り今年、在宅看取りをしました。
別の介護職のお母様も今回、末期癌でコロナ禍で会えないのは辛いと、病院の先生に連れて帰りますと言い在宅で見ています。介護休暇を上手くくれる職場もありがたい。

帰れる環境であるというのが一番幸せ。

私たち在宅、施設がそういう体制でいることは、チームでなければいけません。
今、一瞬一瞬を活きる支援を私たちはするために存在していること。
忘れてはいけない。

看護師である私が動いたから帰れたのだと皆んなからありがとうと言われるけども、ご家族や施設スタッフが同じ気持ちでAさんを施設に連れて帰りたい、そして諦めたくないと願ったからです。

また、歯科医の濱口先生に電話したら30分もかからず速攻来てくれて、
翌日数時間かけて義歯を加工し食べられる形にしてくれたこと。
先生がいなければ食べられてなかったし命もどうなってたか分からなかった。(義歯に名前を入れてくださいました)

ワンチーム✨

病院に対して批判するというよりも、私も病院につとめてたら同じことしていたかもしれません。

病院にいたら可能性を探れない、環境に限界がある。
だから、施設で在宅でここまでできますという提案がもっと出来る方が増えるといいですね。

これはきっとウチだけではなく、在宅支援ではあるある話です

高齢者施設看護師発信。新型コロナ感染症予防や対応について

特養等の介護施設は医師が常駐していません。医療職以外は素人がほとんどで、私たち看護師が舵をとっているところも多く、組織や外部と連携をとり、施設を守るために必死です。
(わたしどもの法人は、理事長や経営軍がしっかり動いてくださるので助かりますが…。)

このコロナ感染症が流行した時から、全国や地域の施設看護師とのコミュニティの意見交換をしています。

皆さん、本当に同じく頑張っておられ、正直涙が出ました。

それぞれの様子の一部をご紹介したいと思います。

①特養看護師Aさんより、
今回は、看護師の知識、技量、経験が大いに活用したと思います。本当に不眠不休であらゆる知恵を出して入居者の方を守っていると思います。

当施設では、施設内で発症した場合の時に慌てない様にレッドゾーン、イエローゾーン、グリーンゾーンをテープで張って、職員の動きのシュミレーションを何回か行いガウンの着脱の練習を何回行いました。

マニュアルを作り職員が最低人数になった時の動きなど兎に角、実際、発症した時慌てない様にしました。物品もチェックしたことで、足らないものや購入したものもありました。実際発症した場合本当にこの動きができるのか不安だらけです。
準備することが大事だと思うので、毎日発症しないで欲しいと考えています。
その為、施設の介護の意識改革をするのに毎日メール配信して、自己管理、手洗いの徹底、今までは、適当にと言う認識を完全なものにして来たと思っています施設を巻き込み、職員を一体化し、やりすぎと言う様なところまで介護に言いました。
家族に不安を抱かせない為1週間に一回状況報告の電話連絡してます。
家族との面会は、オンライン面会もしてます。
施設環境整備していくために、次亜塩素酸で毎日毎日清掃しています。
トイレ環境、居室環境の改善、環境クロスで拭いてもらう。フロアも時間差で食事をして、テーブルもな向かいにならない様に一定方向に向けています。
受診は、先生と電話にて完結出来るものは、しています。今後も気を緩めることなくいきます。今は、このまま継続しインルエンザの対応に向かっていきます。
次の事を考えています。
みなさんこれが正しいわけではないですが、ちょっとだけ聞いて欲しいと思いましたので書き込みしました。宜しくお願いします。

②Bさんより
毎日のお仕事お疲れ様です。
コロナ対策に関して、、、本当に神経を使いました。頑張りの様子を是非聞いてください‍♀️

世間でコロナが増え続けているころ、私たち施設では、謎の発熱者が増えていました。 各ユニットで数人ずつの発熱。そして、既往にもないのに急な喘鳴の方もいて、コロナ肺炎⁉️と救急受診。初のPCR検査をしました。
本当に不安でいっぱいでした。もし陽性ならもう、家に帰れないよね…。今日勤務の私たち…。と。
どん底にみんな落ちましたけど、結果は陰性でした。

嘱託医からは、インフルエンザなどの感染症対策でと。入居者は個室対応。職員のマスク、手洗い、消毒を1人ひとり徹底させるようにと。
それだけ。
発熱してる入居者家族からは「PCR検査をしてくれ!」と。。。
何をどう説明しても聞き入れてもらえず、嘱託医や保健所への確認や家族への説明…。本当に大変でした。

そのような中でも、私たち看護師は日々のケアにも追われながらの体調確認。発熱者の個室対応に必要なマスクや消毒などの物品準備。毎日のアクセル消毒による清掃。介護士へ入居者の体調不良時の対応を確認、細かく申し送りをしたり、合間を見て、ほぼ毎日のコロナ会議。
県や市からの御達しの確認。
面会禁止により、家族へ入居者の様子を密に連絡。
面会が出来ない寂しさからくる体調不良の入居者への対応、対策。
産業医との連携。
もしも、職員がコロナ鬱に陥った時の対策の話し合いなど。など。
どれもこれも、看護師が関わっているし、看護師1人ひとりの責任、負担は改めて大きいと感じました。
普段から、看護師の配置人数について若干の違和感を感じながらも、日々責任と誇りを持って働いています。
真鍋さんがおっしゃるように、私たち施設看護師を評価してほしい‼︎と私も切実に思っている1人です‼︎
いつも勇気をありがとうございます✨✨

③参考にならないかもですが…。経験があり書き込みします。
当施設の居室は、ユニットではなく4人の居室でカーテン隔離なんです。
数ヶ月前に同じ居室の入居者が発熱したり下痢嘔吐が発症しました。そこの居室環境としてクーラーが付いていたのですが、家庭用みたいだったんです。
何年もちゃんと掃除をした事がないとの情報があり掃除を行ってもらいました。
その後、発熱もなく落ち着いています。
コロナ発症前だったので…。空調設備は、管理が必要だと思いましたので…。そのようか感じです。

⑤病院への診察は、薬処方だけなら家族のみでお願いしたり、電話で延期できるかどうかの相談をしたり最小限になるよう、手配しています。
もちろん、家族のみでの受診の場合は、状態のわかるように情報をまとめた文書を一緒に持って行ってもらうなどもしています。

④うちの特養でも同様です。
一時期発熱者が数名出ていて誤嚥性肺炎を疑うものの、条件に当てはまるためコロナウィルスの相談センターに連絡を入れ念のための報告をしました。
もちろん簡単にPCR検査はしてもらえないので、疑いだけでも最大限の対策をとっていました。
普段行う集団でのレクレーションや、体重測定などもできるだけ他のユニットと交わらないよう工夫して行い、職員以外の施設内出入りをシャットアウトするため、リネン類も玄関まで職員が運んでいます。
毎日の共有スペースや、居室の手すりなどの消毒も午前午後で看護職員や相談員など、本当に他職種総出で行っています。
職員の外出自粛の通達も、毎日の検温、行動記録なども行っています。

今までの災害時のBCPを見直してコロナウィルス対策用にアレンジしたものを作成中です。
ゾーニングや、ガウンの着脱場所、何人のスタッフで検温は1日何回か、などです。
あと、〇〇県は陰圧室を作るための助成金がでるらしく、簡易式での装置の購入を業者と相談しています。
でもそれは、裏を返すと入院させてもらえない前提なのか?と不安にもなります。

休憩も窓のない休憩室なので人数制限や座る場所を対面にならないようにしたり、と工夫しています。

困っているのは利用者様のマスクの管理で数がないから職員も使い捨てには出来なくて、洗うのですがこれがなかなか、捨てるしかないほどの汚染のマスクはどうしたものかと。小さな悩みですが物資がないのは辛いですね。

もしもの時用のガウン、ヘアキャップ、フェイスシールドは取り敢えず購入していますが使わずにいれることを祈るばかりです。

⑥問題だらけです。
コロナが拡大すると職員が減りたちまち機能しなくなると言う現実があります。
ひとりの利用者が発症するとそれに伴い多くの介護の方が関わっていると言う事がシュミレーションしても本当に大丈夫なのかわかりません。
シュミレーションでは、10名の発症という想定でしたが、もっと人数が増えると思います。
濃厚接触者の人数で変わってきますね。
介護の方のその時のシフトの入る人数で計算します。
最近は、入居者が発熱で入院する時、濃厚接触者と思われる職員をピックアップするんですが、半数は、自宅待機になります。
それを踏まえて隔離する部屋レッド担当者をシフト制で3交代でレッドをひとり担当で3人で24時間見る。朝から夕方まで看護師が補佐に入る。として4枚レッドの人は、トイレ以外は、ガウンを脱がないです。レッド対応の人のユニホームも使い捨てのシャツとズボンにして洗濯などの業務負担を減らす。介護職員を最低人数で計算しています。ガウンが不足時は、ゴミ袋120Lを買っていますのでそれを加工するか、業者に依頼するか?足らない場合、またその時考えます。
枚数として10名の発症として50日ぐらいしかありませんし、その前にN 95がもっとないです。
広がりで変わってきますし、階が違うとまた多く枚数が使われますから。
未知数ですね。今まで、コロナ発症させないと職員が頑張ってくれたので、今後も出さない様にと考えているので。
追加購入は、考えていません。
今買うと高いと思うけど備えておく事も必要と思います。悩んでいます。
このように、色々工夫をされているところも多いですが、
まったく機能していない現場もあります。

以上これは一部の施設看護師のお話です。

北九州では、いろんなクラスターも出始め、医療機関も救急の受け入れも厳しくなった時、別の疾患と思われるものでも受け入れしていただけず、たらい回しで、施設で治療をせざる得なくなったと相談報告がありました。外部のそれぞれの医療機関も自分たちの病院を守るのに必死です。
(北九州で施設の協会の看護部会リーダーをしているため報告がきます)

PCR検査を手当たり次第しはじめたので助かってはいますが、少しの症状でも隔離をしたり、スタッフも休んでいただいているので、疲弊してきています。

また、コロナ以外で、
この時期の自然な看取りについて。

私どもの法人もありますが、面会が制限ある中、工夫も必要で、オンラインを利用したり、いつもより会えない分逐一電話をしたりしています。(手紙と写真も送りました)
他の施設からも看取りの相談を受けることも多いです。写真は、お看取りのご利用者へのオンラインの様子。子供さんお孫さん7箇所からのリモート面会★

福祉現場は、医療的知識が乏しい分こと細かく提示する事がなによりも必要だと感じています。

私どもの施設は、法人のスタッフ全員にどこまで理解しているか?意識調査をして、わからないところはくだいて説明していっています。

少し落ち着いてきた時がチャンスで、基本の標準的予防策の徹底、基本にかえることが必要であり、シンプルにどう伝えるか?課題です。

コロナや災害時には、情報の共有にはIT化も必要。スピーディに必要な情報をいかに伝えるか?ウェルモさんやビーブリッドの竹下康平さんに相談しながら、今チャレンジ中です。

伝えたいことは山ほどありますが、こうやった介護現場の現状ですが、地域でも協力しあいもっとやっていければと思います。読んでいただき感謝です(^^)

所属

社会福祉法人援助会 聖ヨゼフの園

北九州高齢者福祉事業協会

全国高齢者施設看護師会

【今の時期だからこその人生会議】

新型コロナウイルス感染症流行において、皆様においても大変な毎日を送ってらっしゃると思います。

私は、高齢者施設に勤めていますが、このような時に老衰や末期癌で人生の最終章を迎えた方が3名、またもうお一人ソロソロかなぁと思われる方がいます。

逝かれるタイミングもそうですが、残される家族の気持ちも様々。

いつもより面会時間に制限がある中でのお会いするタイミングについてなど非常に悩みます。

まず電話でお話しするときの言葉の選択、面会の設定、ビデオ通話での面会について、医師と会い説明するタイミング。

一瞬一瞬の私たち支援者の心配りをどこまでするかにかかってるなぁと思います。

施設看護師をしていて、もしもの時が近くなっている時は、医師よりも先に説明することがほとんどです。

90歳すぎても自然に加齢で訪れるお看取りでも、【延命はしたくない、だけど一日でも生きて欲しい、頭ではわかってるんです】その言葉を聞くことがとても多いです。

一番、利用者様が命を引き取るまでのタイムリミットとご家族の心の整理がつく時間のタイミング合うように支援をするのにとても神経を使います。

家族支援については、ケアマネや相談員と一緒に話し合いながら行います。

病気の説明をする時には、ご家族から昔はこういう母(父)だった。ご家族としてどういう思いで過ごしてきたか、先日はその背景にはお孫さんがいて、ばぁちゃんから可愛がってもらったとか、気が強いところはばぁちゃんからもらってると泣き笑いして語ってくれたり。

(あー私とかぶるとか思って共感したり)

そのような話を聞くことも大切にしています。語ることが癒しになるのですよね。

しかし、コロナに感染したらどうでしょう?そのような向き合う時間さえないかもしれない。

コロナで亡くなる方も、高齢で自然に命を全うされる方も、そして毎日を必死に生きている私たちも同じ命。

皆さんも一度考えてみて欲しいのです。

ご家族や知り合いがコロナに罹患し、急に症状が出て、医療機関に行き、会えずじまいで最後の命の選択を迫られる。

短期間で永遠の別れになることも。亡くなった後も葬儀も出来ずお骨になり会う。もし自分の家族なら、濃厚接触者で自分も隔離されてる可能性もあります。

その立場を考えると本当に心苦しいです。

PCR検査をするか否か、入院するか否か、人工呼吸器を装着するか否か、など様々な選択を迫られる。

そんな時、一般の方に人工呼吸器をどうするかと言われても、実感がわかないのはあたりまえです。

こんな時期なので、ご家族とも接しないように距離を置いていらっしゃる方もいるかと思いますが、今だからこそ、ご家族と価値観や人生感、自分がどういうことを大切にしているのかということを話し合う機会に。もしもの時どうするか?

いつも命に向き合ってるとそう思います。

結局は心の整理なのです。

どう関わり思い出を作っているか、行動したか?とにかく後悔してほしくない。

「もっと話しておけばよかった」という後悔や「突然起きてしまったからどうしたらいいかわからない」ということにならないように。

私も母(ばぁちゃん)と会わずに電話で話をし、その時母と一緒に暮らしている息子から電話がかかり、今感じてることや暮らしについて話をする。

話すことで何だろう、普通にこうやって話ができたり、生きていることが嬉しいなと思いました。

息子とは本当に反発し合い話さない時期が長かったので、なおさら(笑)

去年はじめた、北Q人生会議異業種プロジェクト会議。

https://www.facebook.com/groups/530456484178404/?ref=share

3月から延期になっていますが、こういうときこそ、身近な方と語り、いろんなお話聞かせていただけたらなぁと思います。

そして、また皆さんと無事だったことを喜び合える日がくればと。

こころ穏やかに、少しのことでも感謝して生きたいと思います。

【施設看護師 心をそろえる役割】

最近は老衰で食べられなくなってきてる方が多く考えさせられます。

亡くなってしまった後に、ご本人やご家族の後悔しないような心の準備、手立てをしっかりしたいと思う。

逝くものだけでなく、残されるものの気持ちも大切。

いつその時が訪れるかわからない

施設入所の入り口では、

施設長や生活相談員、ケアマネから、当施設ではお看取りをしていることをお伝えし、

最期をどうお考えになるのかを

ご家族にお聞きしています。

あわせて、DNARの話も行い心肺蘇生まではしないと言われることも多いのですが、その時でないとと入所の時は決まらないこともある。

デリケートな事なので仕方がありません。

そして、入所して

ご家族にその都度しっかり話をして、考えていただく支援をするのも看護師の大切な役割と思っています。

年一回の家族交流会では、必ず看護師として、最期を迎える時の事をお話しします。

高齢者に携わると、何度となくこの話をいろんなご家族にお話しすることになります。

高齢で、食事が食べられなくなってくる。飲み込みが危険になっていること。そのためにしている手立て。

老衰になっていっての身体の状態。食べられなくなってきている現状。

食事の形態、量、提供の仕方。好まれて食べられるもの。また歯科医に専門的に飲み込みを評価していただいての食事支援。

このまま自然にヨゼフで最後を全うするか?

鼻からチューブで栄養を入れるか?

胃に穴を開けて栄養を入れるか?

点滴をするか?

医療的手立てについては、それぞれに対してのリスクも施設で出来ること、出来ないことも含めしっかり踏まえて話をする。

よく言われるのが、

【点滴を…】

それが積極的な事を意味するのか?最期何もしないのは忍びないので、少しだけでもという意味を持つのか?

施設では、

心をそろえるための点滴一本。

栄養は十分とれない、ポカリスエットのようなものを点滴していくこと。

限界があるので、その中でのご家族の関わりの方が大切なこと。

点滴は、ご本人にとって針を差すことの苦痛があるか?血管が細く入らなくなるとそれまでとの話も。

積極的にという場合、病院での支援方法はしっかり医師から伝えていただく。

ご家族より、最期の場所はヨゼフがいい。でも、何もしないのもと言われることも多いです。

何もしないわけではないことを丁寧に説明。ケア重視ですね。

普通に起きれる時は起きて、

お風呂に入れる時はお風呂に。

お口もきれいに、

栄養状態は保持できないが、

食事も食べられる量を食べられるだけ、お好きなものを安全に。

会話も楽しみ、

その人らしさの追求。

ご家族が来られる時は状態をお伝えして、したいことの実現。

キーパーソンだけではないので、その都度親戚家族にもお話を。

そして、昔話を聞きながら、時には場所を変え椅子に座りしっかり聞く。

歴史を感じる。

看護師だけでなく、チームで。最期は医療は必要なくなる。

生活相談員やケアマネージャーとの連携が大切★介護スタッフもそれぞれの役割で一緒に。

100歳超えている方で、もうすぐまた、命が消えようとしている方がいます。

お嫁さんの命を見送る葛藤すごく伝わってきます。

お孫さんは、ばぁちゃんっ子だったと。「私が小さい頃よくお腹壊していたので、ばぁちゃんから、正露丸をオブラートに包み、飲みなさい効くからと口に無理やり入れられてたんですよー。」泣き笑いされながら話してくださいました。

そんな話をゆっくりお聞きするのも大切な役割だなと感じています。

逝った後に後悔しないように生きているうちにしっかり癒していく。

このような時間が取れる場合は、

幸せなこと。逝くご利用者もそれを見計らったように旅立たれることも多いんですよね。

すごいなーといつも思います。

さて、今日も医師からの家族説明があり、ご家族の気持ちを上手く伝えられるよう頑張ります。

【何ともいえない寂しさ】

自分らしく力強く生きた養護老人ホームの利用者様がが亡くなられました。永眠98歳。

この一年、入院したり、膀胱がんがわかり痛みとの戦いがあったり色々ありました。

Aさんは、カリフォルニア生まれ。フィリピンのヘルパーさんとの英語の会話が楽しみでした。

メルヘンチックな絵を描かれたり、電子辞書で学んだり😊

ヨゼフに来て、牧師さんとの出会いで再びキリスト教信者になられ、洗礼をうけ、とても温和に過ごされました。

娘さんたちは、明るい三姉妹。

家族会で最期のお看取りについて話し合われる大切さをお伝えしたら、すぐ家族会議を開き、最期は自然にヨゼフでとご本人とお話しし、伝えに医務室に来てくださいました。

一時期から血尿が出て、膀胱がんと判明。

入院中、病院に会いに行くと、死んでもヨゼフでお別れ会をしてくださいと手を握り私にしっかり言われ💦

死んで帰るのではなく、生きて帰りましょうと話したのを昨日のことのように思い出します。

娘さんたちは、入院時もパニックになっては施設にこられお話をし。

そんな中、あれだけ痛みがあったのに、症状が治り無事来園。

それからも、スッとカロナールだけで治るという奇跡。

その後も肺炎になったり治ったりしながら、日々弱っていく姿を見て、

担当者会議では昔から馴染みのケアマネージャーが、ご本人らしさを尊重した支援をしましょうと話を進め、それぞれの立場での意見、入浴は訪問入浴を入れることにし、毎回楽しみにされていました。

最近は、呼吸状態が不安定な中、

ベッドの上でコーヒーやチョコレートのみならず、時にはせんべいを食べるという💦

タンがゴロゴロいっても吸引はしませんと一点張り。

酸素も下がってきていたので、時に酸素マスクをしたり外したり。

どうしましょうか?とスタッフ。

ご本人の好きなように支援しましょう。医師もそれがいいと。

ご家族にも話しすると、もし煎餅で窒息してもなくなっても仕方ありませんとの返事。

亡くなる数日前は、ヤシの実のおやつが食べたいと娘さんに言ったそうで、さすが娘さん「ココナツサブレ」じゃなかろうかと買って差し入れ、当たり❣️

死ぬ間際まで、起きたい時は起き、他のご利用者とお食事。

ヘルパーが来ているルポックの服をみて、それいいねと買いたいとピンクの服をお気に入りでした。

何度も何度も生還、ドラマがありました。

昨日娘さんの一人が遠くにいるので帰ってこられ、三人娘がそろい、「お父さん静かに眠って朝亡くなってたというのが理想よね」と本人もウンとうなずき、話して帰った後、本当に早朝になくなりました。

亡くなったら皆んなでお別れ会をしてほしいと頼まれていましたので、沢山の利用者様とご家族とスタッフでお見送りをしました。

葬儀場ではなく、施設でのお見送り。

ご利用者がお御堂がいっぱいになるほど、沢山あつまり、一人一人思い出を語り声をかける姿を見て感動😢

この場所はひとつの社会。

お互い様がある。

先に行っててね、私もいくからね。

いつもありがとう。

そんな言葉が行き交ってました。

新人の19歳の支援員が泣きながらお別れをいい😢

数日前、私が訪室していると来て、手を握り、もう命は短いんですか?と小声で問われ、私がうなずくと、手を握り涙を浮かべしばらく離れずにいた姿が目に焼き付いています。

彼女はとても優しく、素直なスタッフです。

私も全部が終わり医務室に戻り、

看護師たちとボォーっとしてしまい。

【なんとも言えない寂しさ】を感じました。

介護や医療に携わると、

Aさん自身との別れだけでなく、そのご家族との別れも辛いものです。

その人らしさを支える大切なお仕事。そんなところに居れることは、とても幸せだなぁと思いますが、寂しさでどうしようもなくなる時があります。

ご冥福をお祈りいたします。

あの世で、見守っていてね😊

【最後の自己選択とは?】

人は生きていく過程で、環境に左右されて生きてきている。

人は皆いつか死ぬ。

死ぬって言葉は考えたくもないしタブーとされている世の中。

でも、こんなはずじゃなかったと大切な方を見送った後に後悔してしまう。

そう後悔する人生で最後を締めくくってもらいたくはないし、残されるものの気持ち大切にしたい。

私自身、医療介護現場で働いてきて、ずっと自分の中での葛藤もあった。

命の問題になった時、本当は、今ある環境下でも5つある選択肢があるとしても、2つのやり方しか利用者に提示されなかったりする場合がある。

何が自己決定、自己選択なんだろう?

ある血尿で苦しんでいる利用者がいた。泌尿器クリニックに通院し、尿路感染と抗生剤が出された。また、コアグラ(血の塊)が出るのに、バルンチューブ(尿の管)を入れ施設に帰ってくる。

私たち看護師は管の中で血塊が詰まるんではないかと恐れていたら、土曜日の夕方案の定つまり腹痛を訴えた。バルンを救急処置として抜去。

結局、何度通院しても、血尿は止まらず、大きな他の病院で検査したらどうかと思うも、クリニックの医師が自分のプライドがあり、解決できないのに囲い込みをする。

自分を守るプライドなんかいらない。医師として患者を守るプライドが欲しいと思った。

しつこく これは何か膀胱内にあるかもしれないのでと、何度も丁寧に医師に上申。

医師と話をし、そんな中ご家族も、ご本人が入院するのが嫌であり、検査も苦痛であるだろうから大きな病院にはかからなくていいと言われる。

しっかり物事知ってから決めるのも遅くないと思い、

施設長相談員に入ってもらい、看護師としていろんな選択肢を説明。

検査に行ったらどうなのか?原因を知るということは?手立てができるかもしれないし、出来ないかもしれない。検査の内容について考えられること。やるということに意味があるのか?

逆に血尿で痛みを伴っているのに検査をしないなら今後どうなのか。施設で過ごすとは?病院で過ごすとは?緩和ケアについて。

本人の今の言動と思い、家族の思い、これからどうありたいのか?を話し合い医師に相談。

医師だけの責任ではなく、私たちも生活の中で支えている看護師だからこそ、医師に生活面や医療面、精神的なことをしっかり伝え相談する役割がある。自分たちからいうのがいい場合と、伝えられる場合はご本人、家族からきちんと伝えてもらうほうが一番なので、一緒にチームで整理する。

結局、大学病院に受診。

検査をして膀胱がんが発覚。

覚悟は決まった。治療の方向性も。

ご家族も知らないで、いろいろ決めつけていて検査してよかったですと言われ涙。

その後、嘱託医の病院に一旦入院。血尿に対する治療と痛みのコントロールと。そんな中本人はぜったい施設に帰りたいと頑張った。

そして今、

あれだけ痛みがあり苦しんでいた方が、施設に帰ってきたら、カロナール服用のみで痛みが和らげて生活をしている。

自分のペースで思い通りに生きるということが痛みを和らげる。

しかし今度は肺炎併発💦

好きなおやつを食べていたり思いのままであったが、その後また途中肺炎になって危機に。

あちゃーと思った。

先生が入院治療をすすめるのがわかっており、本人に意向確認をする。

私に、「もう歳だから。ここで死にたい。覚悟しています」とご本人。

自分の言葉で先生に言えますか?はいと。

往診時にはっきり「ここがいいです」と必死に話される。

先生も本人の言葉なので、わかりましたと。

施設で抗生剤の治療開始。

寝てばかりいると感覚が病院と一緒になり、場所がわからなくなるので、食事時は短時間起こそうとナース判断する。

結局肺炎は良くなり、無気肺をおこしているのかspo2が下がるので酸素をして生活をしている。

ケアマネとヘルパーと施設スタッフ、相談員、施設長、看護師含め会議をする。

その人らしさを支えるためにどうしたら良いのか?

ひとつひとつ何か生きていく時にはトラブルがあり、その都度選択しないといけないことが沢山ある。

その導き方ひとつで、その方の最期が決まる。

私たち医療介護従事者は、その重みを感じじっくり向き合い、話し合う必要がある。

命にまつわることは急にきたりする。家族も何を言ってるの?と混乱し理解できない場合もある。

そんな時に心強く支えられる看護師の存在でこれからもありたい。