【現場の不安を解消!!これも看護師の役割】

昨日、養護老人ホームのスタッフへ医療的な勉強会をしました😊

養護施設長や生活相談員からのリクエストあり。感染予防とお看取りがテーマ。

養護老人ホームでは社会的養護を必要とした自立した方が入所する施設。

当法人は養護であっても最後までお看取りまでする。

本当に入居者様、色々な方がいて、疾患的に糖尿病、心不全、腎不全など生活習慣病の方、そして精神疾患の方が多い。

その中必死に不安な中支援員みんな頑張っている。

今回、先日お看取りをした方の振り返りも含めてお話ししました。

日々、支援員(介護)がすること

①利用者に対していつもと違うおかしいなと感じたことを発すること。

②不安やわからないことはタイムリーに発して学びその場で一つずつ解決すること

③支援員はご利用者にとって安心できる存在であること

具体的な例を踏まえ説明。

物事慌てたり不安なことがあると相手に伝わるので、どんなことがあっても冷静に優しく心が寄り添える存在であること。

大変なこと不安なことは施設長、生活相談員、私たち看護師が引き受けるので、支援員はご利用者様にとってホッと出来る存在に努めること。

いろんな意見も聞きとり、終わった後パッと表情や現場が明るくなり…😆

不安がいっぱいで頑張っている時に、形を示すことは大切だとあらためて思った瞬間でした。

誰かが覚悟を持ち示すことで現場は変わる。

あらためて

池田貴将さんの「覚悟の磨き方」を読む!

いつも読書に逃げる私は、

執筆活動が進まない…

【介護福祉現場のIT化】

介護医療現場で

IT化に対して否定的なところが多い。
人対人のお仕事なのに温かみがなくなるとか。

最近、国も極端な表現で
介護ロボットIT化して介護現場のスタッフの人数減らしてもよいと言っているから抵抗感さらに

お金かかるしとか、そもそもどうして良いかわからないと言われます(それはごもっとも)

じつはうちの法人もコロナ前、お金かかるし今必要なのか?と議論がありました。

でも結局、トップの決断、専門家の介入とコロナ禍のオンラインがきっかけで取り組み出しました(笑)

●世の中の現実●

世の中IT化は当たり前になる。
どうせ、せざるを得ないようになる。

高齢者や障がい者は増えていて支える人が少なくなる。
今から準備しないと大変になるよーという感じ。
※人口減少は全産業に影響する。

●介護施設の現実●

2016年から北九州市で高齢者施設で介護ロボット実証実験施行。何に時間を費やしているか調べました。

人の手でないといけないこと以外の時間や手間がかかっていることがわかりました。

記録、会議、見守り…

それをITや介護ロボット化で楽にして、実際に利用者へ向き合う時間を作っていくことが大切だなと。

そして思うんですが
心あるケアってなんだろうと。

人それぞれの価値観と気持ちだけで利用者のためと言ってるけど、本質を見つめ対象の方をしっかり理解しないまま介護や医療を提供していることのほうが私は問題だと思っています。

LIFE科学的介護
介護に形をつけることが出来たら見える化出来たら、やりやすくなり介護がプロとしてもっと認められると思ったりします。
ハードル高いですが

介護現場の
人対人の温かみあるケアの充実、安心安全楽しい場にするためにIT化に取り組む
これが目的!!

異端児ナース

介護現場は大変なことが山積み!!

特に施設内での看取りや救急搬送問題など医療的な整備が出来てなかったり、看護師が生活の中の動き方を習っていないのでうまくいかない。多職種連携が一番の悩みの現場。

高齢者施設の看護を長年やってきたスキルを活かして、みなさんの課題解決の手伝いをします!

一般の方のご自身やご家族、お知り合いの病気や介護、障がいについての悩みも一緒に解決に向けていきましょう!

講師、コンサルタント、個人相談なんでも

メール↓ここまで

t57218238@gmail.com

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コロナ対策BCP シュミレーション

コロナ禍💦オミクロン株
全国、市内の保育所、学校、福祉施設、高齢者施設でもクラスターや陽性者が出ていますね😢
いろんなところから相談事多し、私の頭ん中の思考回路も時々壊れかけ😅

私の働いている法人(介護施設)でもスタッフには何かあれば即連絡受けるようにして。
家族の職場や学校…陽性者が出るたびに学級閉鎖などありスタッフ自宅待機。

出勤は基準を決めているが、ケースごとによって違うので判断をその都度行う。

家族が濃厚接触者かどうかも?
施設に持ち込む訳にはいかないので休んでいただく。
その都度責任者とトップと判断。

濃厚接触者がわからないとしても、可能性が少しでもあればエッセンシャルワーカー濃厚接触者ルール。4日目、5日目2日間抗原検査しマイナスであれば出勤。

その間怪しい方はPCR検査。
(ありがたいことに濃厚接触者以外の不安な時は薬剤師会で無料PCR検査受けさせていただいています。感謝!!)

★ここはありがたい!
特別休暇制度を設けており、給料補償。
もし検査が必要、ホテルへ移動が必要になるとかなれば職場で費用負担。

【しかしやっぱ事前準備が必要!!】

先月末私の施設での出来事。
コロナワクチンの3回目予防接種後の発熱の利用者が数名いて、副反応よね?と思いつつも感染も不安で💦

用心を重ねて、コロナ感染対応シュミレーションをしよう!!鬼👹看護師発揮。

昨年シュミレーションを重ね作っていたマニュアルをもとにチーム特養で動き、課題や細かな発見がまたありました。

【スタッフの感想】
感染防護具付け方久しぶりで戸惑った。
アルコール製剤は同線におく
食事は使い捨ての食器類を使用するが、プラスティックスプーンは危険な方も。スプーンの大きさも考慮準備必要。
ゴミ捨てのルールの徹底。
ゴミの量半端ない。
口腔ケアはスポンジブラシにオーラルピースのジェル使用。
(うがいで飛ぶと危険よね)
スタッフ間の連携お互い様がよかった。

とりあえず法人全職員へ、防護具の着脱などの説明動画をおさらいしていただく
脱ぎ方が大切!!
感染区域への食事の準備トレイにビニールを
使い捨て食器に食事

★私の反省★

ワクチン副反応だと思いながらしていたので、ゾーン分けもあいまいにしてしまい無駄な動きが多く道具も無駄になる。

覚悟と決断が出来てなかった。
やると決めたら、きちんとシュミレーションでもする!!
初めに集めてしっかり動きの確認必要。
職員の体力を温存するために無駄な動きや感染拡大したいための物の配置と動線をしっかりする。

今回、私もフル活動してみて、発熱者や体調どうか?という方に抗原検査を試しにしていくのに、感染防護具をその都度変えてすること1時間。

フェイスシールドはとにかくあつい。

皆さんのところはBCP(業務継続計画書)作っておられますか?

しかし早く落ち着いて欲しいですね。

https://www.meti.go.jp/covid-19/bcp/index.html

【LIFE科学的介護の本質!!褥瘡予防の取り組み】

褥瘡予防は、高齢者施設でチームケアで取り組むのにデータや見える化しやすくまとまりやすいと感じる。

高齢者は本当に皮膚が敏感💦傷つきやすい。

褥瘡、内出血ステン-テア…本当にテーマ。気をつけていても、なる方はなる😅

抗凝固剤使っている方は特に…とほほ。

最近、褥瘡ケアの現場の取り組みがだいぶん形になってきた!

傷が発見したら、介護職員よりナースはインカムで「看護師さん〇〇さん内出血出来ています。見に来てください」と言われ、iPadと処置台を持ってダッシュ💦

写真をとって、介護職員と一緒になぜ出来たのか考え、考えられる対策を引き継ぐ。

写真は介護ソフト(ほのぼのnext)の処置欄に入力。医師にも見ていただき、処置内容を確認。

ご利用者への触り方一つで傷が出来やすい。

ノーリフトの取り組みで、田中義行さんの介護技術を一つずつやってるが、

ご利用者を支える「手のかたち」も委員が現場スタッフに伝え、マンツーで説明したりその都度みる。

褥瘡や内出血はポジショニング、シーティング、移乗時になることが多いのですが、ご利用者さんが動く時や皮膚を掻いたりで出来ることもある。

何にしてもそうならないように環境を整えるのが大切だと感じる。

かゆみに対して、

保湿スキンケアは、おむつ交換や離床時に皮膚状態確認する時に施行!!

ローションタイプのクリームを塗布!!うちはCostcoのセタフィルがお手軽で効果があっている。

排泄ケア時のスキンケアでは、ご利用者によってはTENAのウォッシュクリームで、尿や便を落とすだけでなくツルツル効果があっている方も多い。

説明し切らないほどですが、

ノーリフト、排泄、リスク、栄養…褥瘡の原因をしっかり捉えて日々の予防的ケアに活かすことができてきている。

褥瘡予防委員長のナースの細かさもありがたい。連携を取るのが上手!!介護職員が入力したLIFEデータもサクサクっと総括して分析したり手直ししたり。

ゼロには正直なってはないが、現場意識や取り組みは客観的に進んでいるなぁと近頃振り返り感じる。

介護職員の頑張り、看護師の頑張り、そして、細かなことの取り組みを柔軟に見てくれるのが、ケアマネである課長と生活相談員!!

うちの生活相談員はノーリフト委員の統括ですが、車椅子の調整も上手だし、金庫番的な(笑)調整をしてくださいます。

ケアマネは、その都度看護師と介護職員の調整をしアドバイス、お二人は何かあればすぐ駆けつけてくださる✨

科学的介護とはこういう一つ一つの状態を分析した上で、ケアの充実を図り、チームで予防的ケアを行うことだと思う。  

まずは、組織やしくみづくりは委員会づくりから✨チームでやった達成感は次につながります★

LIFEはケアの充実、動機的なものでもあって

本当、まだまだなことも多いけど、ひとつずつクリアですね😆

そうそう、

褥瘡予防委員長のナースとLIFEフィードバックデータをみていたら、介護老人福祉施設では、

仙骨や坐骨の発生率が多い。

座らせっぱなし?すべり座り?

シーティングテーマだな(笑)

【施設看護師へのアプローチ】

世の中の動きや生活看護の在り方を知らない看護師が多い。

でも仕方がない現状なんです。
看護師は
病院では治療を重点的に学び業としていたので、生活の中での予防と治療、総合的にアプローチする看護の仕方を習っていない。
そして、どこで学んでいいかもわからず、わからないなりの生活看護が生まれ…

私もずいぶん悩み葛藤して現場で働いてきました。

【全国高齢者施設看護師会】
新規一転
第一弾セミナーは、
現場からの外に視点を向けるため、
今年度の介護報酬改定を視点におき
看護師のあり方を伝えていきました。
(50施設の全国の施設さんが参加してくださりました)

ご協力いただいたのは、
ソフィア在宅療養総研の中川征士様✨

広い視野からオランダ等外国と日本の介護の動き、制度改正の中身の話をしていただきました😊
そして私は施設看護師の現場視点にマッチし落とし込むための話を…

きっと今まで、中川様の話の視点に触れたナースは少なかったのではと思います(感謝です)

私たちは制度改正の中で
時代の流れに沿ってコロナや地震雨風災害等における災害対策(BCP対策)、テクノロジー化、看取りの在り方、リスクマネージメント、認知症、褥瘡、排泄、口腔ケア、栄養等々…しないといけないことが沢山ある。

どうチームとして現場で動くか?

正直、
各取り組みは看護師が上手く動かないと成し得ないことばかりです。

介護の経営者や他職種からも物事動かないのは施設看護師が中々難しい存在なんですよねと相談がよくあります。

看護師を理解し味方につけるための動きをしていないのがそもそも…です。
外や世の中に触れ勉強する機会は誰が一歩として作るの?って感じです。
そこからして欲しい。みんな看護師悩んでます。

看護師へも言いたい。
正直、他職種で分かり合えないとか上手くいかない難しいという視点に止まっていても何も解決しません。
尊厳あるケアなんて、いつまで経っても出来ない。
何のために働いているのでしょう?

施設看護師だから出来ること、私たちでない出来ないことがあります。
そして楽しく誇りを持って働きたい😊

そんなこと、
自分の使命としてこれからも伝えていきたいと思っています。

たまに出る、毒舌ナース鬼ナース👹発言でした。

来月は看護師会で小谷さんと担当をわけ病院でない看護師の動き方。
私は11月26日に食事、排泄ケアの視点で話をしていきます。
看護師会の一ノ瀬代表には
いつも施設看護師の味方でいてくれて本当に感謝しています😊

https://seikatsukango.info/2017/04/23/7299/

【そもそも施設の看護師って?】

ずっとしたかったこと。動き始めました✨

全国高齢者施設看護師会で、一ノ瀬代表と小谷さんと、病院でない施設看護師の動き方を全国でまわり話しながら、

「施設看護師が全国どこにいても繋がる安心の場をつくりたい。形を作りたい」

私たちは先陣切るために講師という立場で歩み出したけど、現場のただの施設看護師😝

今まで手探りで悩んで葛藤してきて。同じ気持ちを共有できる施設看護師で、楽しくやりがいがある仕事にしていきたいそう思ってきました。

昨日1回目zoom会議。
そこで何か形のあるものを作ろう、マニュアルをつくろう。一ノ瀬代表がグループで声を上げてくださいました✨

参加出来なかった方も今後次々参加していただき、良いものを作り上げていければいいなと思いました😊

東京、千葉、岩手、秋田、兵庫、大阪、福岡等々、1回目ご参加してくださった方に感謝✨

皆さんの意見を聞きながら、共通なものは、施設看護師になって、
病院と同じ動き方ではない生活の中の看護。本もない、何を参考にしていいかわからない。

生活看護ってなに?いろんな意見が出ました😊

その中でただのマニュアルや本ではなく、現場感にあったものが必要!!
その本を手に取って現場あるあるで悩みを解決したりするものが欲しい。

また、ベースとなる介護保険等法律的なこと基本的なことから、施設看護師がしていること、事例など色々知りたい。

みんなでとりあえず意見し合っていくことから❤️しようと、
毎月zoomで集まり、皆さんで掘り下げていくことに😊

テーマ終わった後コアメンバーで話し合い✨

【楽しく美味しく安全に 
施設のナースの これを知ればなっ得〜水分補給編】

福岡の朝野施設長が大切にしている言葉をヒントに❤️展開!!
そこから最後は本にたどり着けばよいかなとー。

まぁ、このような感じで手探り感満載ですがきっといいものができると確信しました。

私たち、全国の熱い思いの看護師で、施設看護生活看護にチームで形をつけていきます★

【こんな話が出ました↓】

施設看護メジャーになったらいい。
医務室の独特のやり方とまどった
施設看護自分が出来ること変えていければ
14年特養に勤めていた疲れた 看護学校で教員 学びなおし
施設看護師の地位が低い 悔しい
繋がり始めてできているところに参加できた
昔より施設看護 担うところが大きくなっている

前にいた方のルール
マニュアルない 看護師入れ替わり 参考になる本買ったりネットで調べた 何もなく・・・
何から手を付けていいかわからない 

古いやり方根底にあって、新しいこと取り入れるの難しい 
清潔不潔の概念に乏しい
感染委員長 浸透難しい 

施設看護師の頑張りを形にして、しっかり統一したものてやっていけたら。
困っているけど楽しいからここにいる。マニュアル作りといても、皆でディスカッションしてみては。お困りごとに着目して解決していく。悩んでいることを出し合ってチーム作りからしても良いのでは。

アンケート、グーグルフォームが意外と簡単、こういうの使って皆さんの意見をすいあげてもいいかも?

施設看護 初めて入った時 右も左もわからない 指針がないの困った 横のつながりがなかった 知恵の玉手箱となれば。

役割いう言葉、響かない原因 病院と施設の看護の違い導入ポイント
困ったこういうのがあればいいよね 肉声があればいい!!

食事 記録についてなどテーマにして話し合い 参考書

施設において食事の大事なもの 共通のものをおさえてスタート 
決まり事をはじめに伝えたうえで 話し合う
プチ勉強会をして 話し合う

訪問看護、施設看護に来た 医師がいない状況での看護師の判断 相談員ケアマネと共有抜けてしまいがち
施設の段取り戸惑った

介護の手技 経験値 やり方が違う 吸引の指導 普段の実務の中でしないといけない。指導看護師として経験しながら一緒に頑張ろうというの大切 

法律わかっていない 加算 わからない 教えてくれる人いない
病院の看護と施設の看護 戸惑いがあった。施設で働く職種の方の役割わかっていない どういう動きをしているのかわからない
就職する時困った 生活看護って?
ICF学生習う
治すこと 治療のことしか習っていない 
ききとりながら、さぐりながら、アセスメント
環境整備の大切さ、ナイチンゲールの意味がわかったのは施設。まさに
一番困っていること 多職種情報共有
方法並べて教えてくれるの
介護職の指導方法悩んでいて 見て盗め
業者 専門が教えてくれる
ユニ・チャーム クリニコ

介護士を看護師が教えるのもどうか?
介護職のプライド大切 介護職を教育という言葉はおかしい
共通の目標 ゴールは一緒
パッション
介護士 利用者さん視点
ミスを いつもできているのに…と話す
ナイチンゲール 施設看護
その方に何かできることはあるのか? 指名されるナース

マニュアルに 失敗談 経験談を入れる
施設看護とは? 食事排泄場面場面の言語化
(ケアの目的)
ケース事例を通して学んでもらう
1.健康増進2.疾病予防,3健康の回復4.苦痛の緩和
ナラティブ、失敗事例もあり
病気を治すためでなく 人生をさせるために 尊厳とは?ACP どういう生き方?サポートする

【生命と生活を支える視点】①食事②排泄③睡眠④移動⑤清潔⑥喜び
施設看護師身につけるスキル(安部バージョン)
Aさんの入所から看取りまでストーリー 食事の例
施設看護の言葉として 説明
①人の心を読む(観察力・記憶・会話力)②人の気持ちを動かす(ラポール形成・心理的誘導)③自分の状態を整える「セルフマネジメントスキル」(自律力/集中力・演出力)私のスタイルです。
特養 有料 老健 施設でも違う
本を書くことで重要なこと ①わかりやすさ②説得力③感情を揺さぶる④臨場感がある⑤共感される⑥そして行動させる。
働き始めの入り口 病院から施設 どうしたらいい・
生活の看護分析
多職種協同
法改正の視点
食事介助 介護福祉士技術違う どんな注意しているか?飲み込み観ています
モチベーション
楽しく美味しく安全に どう実現するのか?
健康管理ってなに?

【困難事例?スイッチ切り替え嬉しい出来事❤️】

見える化って大事!!

介護現場でどうしたらいいのか?と不安定な利用者様の対応に悩み疲弊し…そういうことありますよね。

在宅から入所された方が前頭葉の萎縮があり混乱して過ごされていました。
側頭葉の海馬はしっかりしているので記憶はできますし、よく物事理解できる。わかるからこそ混乱!!

前頭葉障害は感情のコントロールが難しく行動に出やすい。

わかってはいるけど、

大声で叫ばれたり、奇妙な行動も多くスタッフも毎日悩みながら接する。ゴールデンウィーク中すぐ入院は無理(^◇^;)

とりあえず緊急で動画作り発信。

動画で脳の病気の説明なぜ不安定になるのか?どうしたら落ち着かれるのか?環境を整えることの大切さ、家に帰って動画を撮り即Slack発信。説明の文章もSlackに載せる。

とりあえず前頭葉の障害の特徴を伝え、日課や行動のパターンを決め、感情に振り回されることなく私たちの対応を決める。

常同行動もご本人の好きなことも入れいいパターンに塗りかえてなど、文章でスタッフに伝わるか???

病気がそうさせてるのを理解するだけで気持ちの切り替えが少しでも出来たらいいなと、接し方や環境を整えるのが私たちのお仕事。

それを見た担当さんより
「どのように対応したら安全で安心して過ごせていただけるのか悩んでいました。スタッフ間で、病気を理解し環境を整え、入院までキチンと対応していきたいと思います。適切なアドバイスいただき、ありがとうございました」とLINE。

翌日話し合い。即チームで実施。

よっしゃ!!と
ゴールデンウイークで入院できなかったのがまたよかった。

覚悟を決め朝起きてからの過ごし方を決めていただく。
ご本人の強みに着目!!

他の利用者様と過ごせるようにしたり、好きな手作業(絵を描いたり、パズルしたり)を組み込む。

素晴らしいですねーとお話しすると、他の利用者様達が皆んなで褒め言葉のシャワー、ご本人様「恥ずかしいじゃないですかー」照れられ。

他の利用者様にも、Aさん入所して不安だったので一緒に声かけてくださったりありがとうございます!!嬉しいです!!
と言うと皆さん喜び会話が弾む。

プラスの言葉が本当にスタッフへも利用者へもめちゃくちゃ有効なので、私も嬉しく調子に乗りました(^o^)

スタッフもAさんへの声かけ方接し方を徹底。興奮時はそっと離れて見守る。不安定になるスイッチを入れないよう言葉かけも変わり、次第に興奮することがなくなってきている。

また副主任案で、お部屋もご本人に相談しながら整えてました。ベッドサイドにセンサーを置くと飛び越えようとして転倒するので、ホームセンターより人感チャイム購入したいと即動き行動。
ご本人には音がわからないように配慮しているのでタイミングよく防室し、笑顔で安心する声かけを徹底対応。夜間も不眠はまだあるものの落ち着いて過ごされておりホッ( ´ ▽ ` )

取り組みし出して3日目。だいぶん落ち着かれ、「このまま入院せずにここで過ごしていただくことが出来たら…」と担当スタッフが言ってこられました✨やった!!

そんなこんなで疲弊していたピンチを、一絞りしてチャンスへ切り替えることが出来てます✨

原因を知って、物的環境、人的環境を整えるのはとても大切だと私もすごく学びを得ました。利用者とスタッフに感謝❤︎

【医師として看護師として、その前に人として】

一人暮らしの時期から支えてくれていた医師とともに…
昨日も心不全の方のお看取りをしました。

利用者のAさんは担当の在宅医の先生が大好きで、先生が往診に来ると知ればいつもお化粧をして…
私どもの施設に入る前から、一人暮らしを支えてくださっていた先生。

この2年間入所後はご本人や御家族は最期は病院ではなく施設でと強く望まれていたので、何かあるごとにヨゼフで往診治療をして調整してきました。

心不全や腎不全末期の方で、
呼吸状態、浮腫の状態の観察、体重管理しながら、利尿剤の調整も細かく薬剤師とも連携し、1月から在宅酸素は外せなくなっていました。

ふと数日前に気になって土曜日の往診の時にはお看取りの判断が必要か?ヨゼフでいいかともう一度最終決定しようと娘さんにも連絡していたところ…

まさかの心不全憎悪、肺炎合併による突然の苦しみ。
夜間オンコールの看護師から早朝連絡。担当医と相談し本人に確認し救急搬送せざる得ず…もう此処に帰って来れないかも知れない。

基幹病院へ救急搬送し検査結果はやはり肺炎。co2が身体に溜まり、人工呼吸器をしないと助からないということ。

ご家族は呼吸器はしない選択を選び、病院は治療の必要がないなら別のところへと救急医から言われ、

ならば施設に連れて帰ろう。

施設で大好きな先生にみてもらうことが本人の幸せだと家族そして施設、担当医と搬送先の病院から電話で心を揃える。

気持ちが一つになり、さて次の調整。

救急搬送できた意識がなく亡くなりそうなAさんを病院から施設へどう連れて帰るか?

介護タクシー会社に電話しまくる。「私は看護師です。責任持って同乗しますので」と言っても対応できないと断られ、最後はぴょんたくという民間救急会社へ。介護タクシーでお迎え大丈夫そう。よかった。

「ヨゼフに帰りますよ」
意識がなかったAさん。車の中で急に反応し始め動き出し驚いた。

施設の玄関ではケアマネ、相談員、看護師が準備して待機してくれてました。

連れて帰った後先生がまた駆けつけて、「ごめんね、病院救急搬送してごめんね、でも管につながれなくってよかった。ここ(ヨゼフ)に帰って来れてよかったね」とご本人に言ってくださいました。

先生は本人にも施設にも搬送したことを申し訳ないと言い私は
「必要な救急搬送だったと思います。うちの職員も家族も含め一旦基幹病院で難しいと判断され、皆んながヨゼフで最後を見る覚悟ができた。そのための必要な一手間、大切な時間でした」とお伝えしました。

その後施設に帰り意識が戻ったAさんとご家族とも対面。病院では意識がなかったのに喜ばれました。

酸素カニューレも点滴も自分で嫌がり外し(^_^;)本人に確認を取り中止。

身体の置き場がなく体を動かすときは横にいて話しかけて、トントンとすれば落ち着きウトウト。
起きたかと思えば「チリシ」というのでその都度ティッシュを渡しご自分で痰を出す。

エアーも肺に入っていない中ムクっとおき、最後までおトイレに座り、ゼリーも数口食べて、口腔ケア。
介護職員も一緒にその人らしさを支える。

セデーション効果を図るため、話し合いいつも服用している眠前薬を早めに服用。医師に報告。

低酸素でそろそろ昏睡に入り楽になるかなと思い離れた後に、最後は眠るようにスッと逝かれました。

担当医は1日に3回も来てくださいました。「一人で暮らしていた時から僕行ってたんです」と思い出話を語られ。

ケアマネ相談員看護師と一緒にエンゼルケアの時もずっとそばにいて、旅立ちの足袋を履かせてくださいました。私はお化粧担当。

また職員も沢山顔を観に来たので、先生が驚き「ここはすごいですね、皆さん温かくて幸せでしたねAさん」と言ってくださいました。

最後、意識朦朧としている時に、「●●先生がぶつかる!!」って2回ぐらい言われ、何を夢見ていたか?「大丈夫ですよ先生は」というと、ウンウンとうなづきやすまれ…

それくらい先生のことが大好きだったAさん。
心からご冥福をお祈りします。