【何のために介護をしているのか?】

介護のハートに火をつける♥️

基本を知ること★

ある時介護スタッフから言われた。
介護の仕事って雲をつかむような仕事なんですよね。なるほどって思った。

だけど介護だけでなくって、
すべてにおいて同じだということ。

今見える目の前の現象しか見えていない。本当の奥底(本質)と向かい合って解決しなければ、また同じ問題が起こる。

例えば、いつも転倒する。
なぜ?傷ができるのか?なぜ転倒するのか?

*ひょっとしたら、歯(義歯)がないから、歯で踏ん張ることができなくって転倒しているのかもしれない。


*したいことを、ダメだと言われるから気持ち的に落ち着かず転けるのかもしれない。


*下剤の使用でお腹が痛くなり動くのかもしれない。


*周りの環境を整えれば、転倒しないのかもしれない。

*介護するものの不注意はないか?


*もしや、もっと足の力をつけることが転倒防止かもしれない。


など、あげればキリがない。

物事勝手に決めつけていないか?

ある時、ご利用者が何度も転倒し上手く言葉にならず。コールも頻回。
介護者からは、危ないといっても理解できない、認知症ではないかと言われた。

私は、脳に異常はないかとご家族にも説明し神経内科にお連れして受診した。

そして、受診結果は、【進行性核上性麻痺】だった。

大脳基底核、脳幹、小脳の神経細胞が減少し、目の動きが悪くなり下が見にくくなり、しゃべりにくくなる病気。だから転倒する。

しかし記憶を司る脳の海馬は問題なく、物事は理解きちんと出来ていた。

理解できないと決め付けていた
のは介護者の勝手の思い込みでとても傷つけていたことを知る。

車で帰る時、向かい合ってお話しすると、涙をたくさん出して、生きていて辛いと言われた。

私はご本人に、この病気は下の方や周りのものが見えづらくなる病気なので、ベッドの周りの環境を整えることと、ご自分でも下を周りをゆっくり見るよう気をつけるようにお伝えした。ケアマネに伝え環境を整えシュミレーションを何度も行った。

そして、介護職には病気の特徴をペーパーにして渡し、病気を理解せずわかっていないという私たちの勝手な思い込みが、ご利用者を傷つけてしまうのだと伝えた。

介護する側もわからないことに大変な思いで仕事をしている。

わかったこと見える化をすることで、こうしたらいいのでは?と前向きに明るくなった。形をつける大切さが身に染みた事例だった。

私たちは、本当のことを知らずに、何人もの方を傷つけているのかもしれません。

何のために私たちが存在するのか?

それから、ぐんと転倒が減っていったのは言うまでもない。

また、そもそも認知症だからとわからない、理解できないと思って接している方の多いこと。じつはわかってるんですよね。

皆さんの態度一つで傷つけたり、逆にお相手の喜びや生きがいになったりする仕事だということ。

そこが大切★

今ある現象だけを上辺を見て思い込みで対応したり、深く考えずにアプローチ続けても解決しないこと。

このコロナ感染の時期もそうだろう。本当の対応方法をしっかりみんなが知っていて対応すれば、グンと感染者も減るだろう。外にも出れるようになる。

でもそれぞれの感覚、価値観は違っている。
「みんな違ってみんないい」ということをしっかり定着するには、基本.本質を知ることだと思っている。

また、知るだけでは出来る事にはならない。もっと介護にひとつひとつでも形をつけたい。そのために、はじめた知野良和さんとの【介護のハートに火をつける】

前回の様子

介護に携わりいい部分も悪い部分もたくさん見てきて、感じたことを伝えたいと、わたし、普通でいることをやめました(笑)もっと自分の知っている知識を発信したいと思う。

誰かのために自分の人生を使えるのであれば、残りの人生必死に生きてみようと。

高齢者施設看護師発信。新型コロナ感染症予防や対応について

特養等の介護施設は医師が常駐していません。医療職以外は素人がほとんどで、私たち看護師が舵をとっているところも多く、組織や外部と連携をとり、施設を守るために必死です。
(わたしどもの法人は、理事長や経営軍がしっかり動いてくださるので助かりますが…。)

このコロナ感染症が流行した時から、全国や地域の施設看護師とのコミュニティの意見交換をしています。

皆さん、本当に同じく頑張っておられ、正直涙が出ました。

それぞれの様子の一部をご紹介したいと思います。

①特養看護師Aさんより、
今回は、看護師の知識、技量、経験が大いに活用したと思います。本当に不眠不休であらゆる知恵を出して入居者の方を守っていると思います。

当施設では、施設内で発症した場合の時に慌てない様にレッドゾーン、イエローゾーン、グリーンゾーンをテープで張って、職員の動きのシュミレーションを何回か行いガウンの着脱の練習を何回行いました。

マニュアルを作り職員が最低人数になった時の動きなど兎に角、実際、発症した時慌てない様にしました。物品もチェックしたことで、足らないものや購入したものもありました。実際発症した場合本当にこの動きができるのか不安だらけです。
準備することが大事だと思うので、毎日発症しないで欲しいと考えています。
その為、施設の介護の意識改革をするのに毎日メール配信して、自己管理、手洗いの徹底、今までは、適当にと言う認識を完全なものにして来たと思っています施設を巻き込み、職員を一体化し、やりすぎと言う様なところまで介護に言いました。
家族に不安を抱かせない為1週間に一回状況報告の電話連絡してます。
家族との面会は、オンライン面会もしてます。
施設環境整備していくために、次亜塩素酸で毎日毎日清掃しています。
トイレ環境、居室環境の改善、環境クロスで拭いてもらう。フロアも時間差で食事をして、テーブルもな向かいにならない様に一定方向に向けています。
受診は、先生と電話にて完結出来るものは、しています。今後も気を緩めることなくいきます。今は、このまま継続しインルエンザの対応に向かっていきます。
次の事を考えています。
みなさんこれが正しいわけではないですが、ちょっとだけ聞いて欲しいと思いましたので書き込みしました。宜しくお願いします。

②Bさんより
毎日のお仕事お疲れ様です。
コロナ対策に関して、、、本当に神経を使いました。頑張りの様子を是非聞いてください‍♀️

世間でコロナが増え続けているころ、私たち施設では、謎の発熱者が増えていました。 各ユニットで数人ずつの発熱。そして、既往にもないのに急な喘鳴の方もいて、コロナ肺炎⁉️と救急受診。初のPCR検査をしました。
本当に不安でいっぱいでした。もし陽性ならもう、家に帰れないよね…。今日勤務の私たち…。と。
どん底にみんな落ちましたけど、結果は陰性でした。

嘱託医からは、インフルエンザなどの感染症対策でと。入居者は個室対応。職員のマスク、手洗い、消毒を1人ひとり徹底させるようにと。
それだけ。
発熱してる入居者家族からは「PCR検査をしてくれ!」と。。。
何をどう説明しても聞き入れてもらえず、嘱託医や保健所への確認や家族への説明…。本当に大変でした。

そのような中でも、私たち看護師は日々のケアにも追われながらの体調確認。発熱者の個室対応に必要なマスクや消毒などの物品準備。毎日のアクセル消毒による清掃。介護士へ入居者の体調不良時の対応を確認、細かく申し送りをしたり、合間を見て、ほぼ毎日のコロナ会議。
県や市からの御達しの確認。
面会禁止により、家族へ入居者の様子を密に連絡。
面会が出来ない寂しさからくる体調不良の入居者への対応、対策。
産業医との連携。
もしも、職員がコロナ鬱に陥った時の対策の話し合いなど。など。
どれもこれも、看護師が関わっているし、看護師1人ひとりの責任、負担は改めて大きいと感じました。
普段から、看護師の配置人数について若干の違和感を感じながらも、日々責任と誇りを持って働いています。
真鍋さんがおっしゃるように、私たち施設看護師を評価してほしい‼︎と私も切実に思っている1人です‼︎
いつも勇気をありがとうございます✨✨

③参考にならないかもですが…。経験があり書き込みします。
当施設の居室は、ユニットではなく4人の居室でカーテン隔離なんです。
数ヶ月前に同じ居室の入居者が発熱したり下痢嘔吐が発症しました。そこの居室環境としてクーラーが付いていたのですが、家庭用みたいだったんです。
何年もちゃんと掃除をした事がないとの情報があり掃除を行ってもらいました。
その後、発熱もなく落ち着いています。
コロナ発症前だったので…。空調設備は、管理が必要だと思いましたので…。そのようか感じです。

⑤病院への診察は、薬処方だけなら家族のみでお願いしたり、電話で延期できるかどうかの相談をしたり最小限になるよう、手配しています。
もちろん、家族のみでの受診の場合は、状態のわかるように情報をまとめた文書を一緒に持って行ってもらうなどもしています。

④うちの特養でも同様です。
一時期発熱者が数名出ていて誤嚥性肺炎を疑うものの、条件に当てはまるためコロナウィルスの相談センターに連絡を入れ念のための報告をしました。
もちろん簡単にPCR検査はしてもらえないので、疑いだけでも最大限の対策をとっていました。
普段行う集団でのレクレーションや、体重測定などもできるだけ他のユニットと交わらないよう工夫して行い、職員以外の施設内出入りをシャットアウトするため、リネン類も玄関まで職員が運んでいます。
毎日の共有スペースや、居室の手すりなどの消毒も午前午後で看護職員や相談員など、本当に他職種総出で行っています。
職員の外出自粛の通達も、毎日の検温、行動記録なども行っています。

今までの災害時のBCPを見直してコロナウィルス対策用にアレンジしたものを作成中です。
ゾーニングや、ガウンの着脱場所、何人のスタッフで検温は1日何回か、などです。
あと、〇〇県は陰圧室を作るための助成金がでるらしく、簡易式での装置の購入を業者と相談しています。
でもそれは、裏を返すと入院させてもらえない前提なのか?と不安にもなります。

休憩も窓のない休憩室なので人数制限や座る場所を対面にならないようにしたり、と工夫しています。

困っているのは利用者様のマスクの管理で数がないから職員も使い捨てには出来なくて、洗うのですがこれがなかなか、捨てるしかないほどの汚染のマスクはどうしたものかと。小さな悩みですが物資がないのは辛いですね。

もしもの時用のガウン、ヘアキャップ、フェイスシールドは取り敢えず購入していますが使わずにいれることを祈るばかりです。

⑥問題だらけです。
コロナが拡大すると職員が減りたちまち機能しなくなると言う現実があります。
ひとりの利用者が発症するとそれに伴い多くの介護の方が関わっていると言う事がシュミレーションしても本当に大丈夫なのかわかりません。
シュミレーションでは、10名の発症という想定でしたが、もっと人数が増えると思います。
濃厚接触者の人数で変わってきますね。
介護の方のその時のシフトの入る人数で計算します。
最近は、入居者が発熱で入院する時、濃厚接触者と思われる職員をピックアップするんですが、半数は、自宅待機になります。
それを踏まえて隔離する部屋レッド担当者をシフト制で3交代でレッドをひとり担当で3人で24時間見る。朝から夕方まで看護師が補佐に入る。として4枚レッドの人は、トイレ以外は、ガウンを脱がないです。レッド対応の人のユニホームも使い捨てのシャツとズボンにして洗濯などの業務負担を減らす。介護職員を最低人数で計算しています。ガウンが不足時は、ゴミ袋120Lを買っていますのでそれを加工するか、業者に依頼するか?足らない場合、またその時考えます。
枚数として10名の発症として50日ぐらいしかありませんし、その前にN 95がもっとないです。
広がりで変わってきますし、階が違うとまた多く枚数が使われますから。
未知数ですね。今まで、コロナ発症させないと職員が頑張ってくれたので、今後も出さない様にと考えているので。
追加購入は、考えていません。
今買うと高いと思うけど備えておく事も必要と思います。悩んでいます。
このように、色々工夫をされているところも多いですが、
まったく機能していない現場もあります。

以上これは一部の施設看護師のお話です。

北九州では、いろんなクラスターも出始め、医療機関も救急の受け入れも厳しくなった時、別の疾患と思われるものでも受け入れしていただけず、たらい回しで、施設で治療をせざる得なくなったと相談報告がありました。外部のそれぞれの医療機関も自分たちの病院を守るのに必死です。
(北九州で施設の協会の看護部会リーダーをしているため報告がきます)

PCR検査を手当たり次第しはじめたので助かってはいますが、少しの症状でも隔離をしたり、スタッフも休んでいただいているので、疲弊してきています。

また、コロナ以外で、
この時期の自然な看取りについて。

私どもの法人もありますが、面会が制限ある中、工夫も必要で、オンラインを利用したり、いつもより会えない分逐一電話をしたりしています。(手紙と写真も送りました)
他の施設からも看取りの相談を受けることも多いです。写真は、お看取りのご利用者へのオンラインの様子。子供さんお孫さん7箇所からのリモート面会★

福祉現場は、医療的知識が乏しい分こと細かく提示する事がなによりも必要だと感じています。

私どもの施設は、法人のスタッフ全員にどこまで理解しているか?意識調査をして、わからないところはくだいて説明していっています。

少し落ち着いてきた時がチャンスで、基本の標準的予防策の徹底、基本にかえることが必要であり、シンプルにどう伝えるか?課題です。

コロナや災害時には、情報の共有にはIT化も必要。スピーディに必要な情報をいかに伝えるか?ウェルモさんやビーブリッドの竹下康平さんに相談しながら、今チャレンジ中です。

伝えたいことは山ほどありますが、こうやった介護現場の現状ですが、地域でも協力しあいもっとやっていければと思います。読んでいただき感謝です(^^)

所属

社会福祉法人援助会 聖ヨゼフの園

北九州高齢者福祉事業協会

全国高齢者施設看護師会

【一緒に未来を明るくしませんか?】

見えすぎるから、
苦しいことが沢山ある。

人のこと。コロナのこと。仕事のこと。世の中のこと。命のこと。

全部を自分でどうにか出来るなんて決して思ってはいない。
でも、心ある人が組めば何かができると信じている。

気持ちがくすぶっているんだけど行動できない人が山ほどいる。

動き方がわからない。
何がなんだかわからない。

苦しい渦の中にいると
なす術がないと思ってしまったり、
耐えきれるかと不安になったり、
憤りを感じて八方塞がりになったり。

今もきっと近くで、声に出せなくて生きている人がいる。

虐待で苦しんでいる人がいる。

病気と戦っている人がいる。

愛する人と会えずにお別れした人もいる。

どこに光があるかわからないけど、
とにかく生きるためには前に進むしかなかったから、ただ単にここまでわたしも前に進んできただけ。

今動ける自分が幸せであると思っているだけ。

吉藤オリィ(ロボット研究者)さん
私が今、特に感銘を受けている方★

生きるとは?死ぬとは?を10代から考えてきたオリィさん。
孤独から脱却するために?オリヒメを作ったり、勢力的に動いている。

30歳で死ぬと仮定して、今を生きる、一瞬一瞬を大切に生きるをしてきた。https://careerhack.en-japan.com/report/detail/1171

ねたきりの未来をどれだけ考えれるか?
私はねたきりの方と日常を共にしている。だからこそ、当たり前ではなく、もっと自分を奮い立たせることが必要と思っている。

【人間はどんな人と出会うか、誰を何をするかによっていかようにでも変質していく生き物である。】

落水洋介くんの存在もそうだ。

世の中沢山の心がある人が繋がって動くだけで、どれだけの人が助かり、未来が明るくなるか☆:.. o(≧▽≦)o ..:

それをこれからも挑戦していきたい。

一緒に動きませんか?

【施設看護師の感染予防の評価を!!】

~日本は海外に比べ

高齢者施設での死亡者が少ない~

ダイヤモンドオンラインの記事。

昨日のうちの法人の理事長がサイボウズ Officeで情報発信あり。

内容を見てみると、日本の社会保険制度の歴史、医療や介護制度のしくみが大きく関与するが、

高齢者施設で感染が予想よりも拡大していないのは、施設の感染予防に看護師の存在があることを評価にしてほしいと切実に思う。

https://is.gd/LTTFdG

高齢者施設(老健以外)は医師の常勤がほとんどない。

施設内の医療に関しても、私たち看護師が経営者や責任者と話し合い判断していることが多い。

感染予防は、日頃から施設の看護師が施設内スタッフとともに行っており、病院とは違い生活全般での利用者やスタッフ自身の健康管理も任されている。

外から内に感染症を持ち込まないような工夫に関しても、とても神経を使う。

私たちは不安ながらも、この施設や利用者やスタッフの生活を守るために必死ということ。

正直、全国の講師業にまわっていたり、喀痰吸引の講師をしていたりすると、施設の看護師の責任の重さと給料の安さの不釣り合いを訴えられることも多い。

介護職員は給料UPを言われるも、私たちの存在はどこで評価してもらえるのか?

特養の夜勤をしている介護職より安い。

病院から入職してこんなに安いと思わなかった。

どうにかして欲しいと言われることも多い。

本当にたぶん、皆さん驚かれるほど少ないんですよ

(私は何が出来るわけでもないが、声を集めることは出来る)

私たちは病院でない看護の動き方を習わずに施設の勤務をし、医師がいない中の生活の中で予防や疾患、緊急時、医療的受け入れのいろんな判断、連携をする。

いくつかの施設看護師のコミュニティを立ち上げ情報交換をしているも、コロナ感染症予防について、皆んな必死に取り組みをやっている。正直感動する。

具体的な感染予防について、面会、外来受診、訪問診療のあり方について、職員の発熱者の対応、免疫力の活性化、行事、看とり期の対応、緊急事態宣言についての対応などなど、お互いの知恵を出し合い情報交換。

このコロナの件では、全国で施設で命を守られている看護師の仲間の頑張りで、高齢者施設も感染症の発症が減っていることも評価して欲しい。

私は、自分の法人では施設経営者の判断、リーダー等感染予防委員会の動きで、医療的な視点で特化して動けるのには感謝している。

他職種、連携してくださっている医師、外部の方々、また会えなくて辛い思いをしているご家族様なども含め皆さんとの力合わせ、今後もまた引き続き気を緩めることなく、頑張っていきたいと思う。

歯科医から教わる利用者の障害特性を知った上での食事のアプローチ方法について

かたいテーマですが、うちの特別養護老人ホームでの話しです★

毎月ご利用者が食事を食べていただいているところを歯科医師、栄養士、生活相談員、ケアマネ、介護職員、看護師でチームで観察し評価、そして日々の提供の仕方を確認しています。

(ミールラウンド)

その方のもっている機能や障害を把握した上で、座る姿勢の評価、覚醒状態、食事形態、食事の一口量、介助のタイミング等々。

また、身体を触っての筋肉の緊張具合。ご利用者をみての濱口先生の視点の凄さっ。YouTube↓

時々、さすがって嬉しくなる反面、その視点に気がつかなかった自分に対して、悔しいー!!っと感じることがある(笑)

飲み込みの機能が落ちているご利用者で、やはり頭がどうしても後屈しあごが前に出てしまう方は、前の気管に入り誤嚥のリスクが高くなるため注意!!

車椅子のベッドレストの調整やクッションの利用。

あるご利用者は、食事形態がペーストだと飲み込むタイミングではなく、聴診しだらだらと飲み込んでいるらしく、想像するとこわい!!いけないっ!!

その後、食事形態少しアップしてみたら、モグモグを始めている。少し形があると咀嚼をし始め、飲み込み具合も悪くない。

何でも食事形態を下げれば安全というわけではないのだ。ここはポイント★

舌が突出してしまう方に対しては、舌奥にスプーンで押さえ気味に食事を提供するとスムーズに。

介護スタッフの提供の仕方がプロ級で上手い!!とさすがホメ上手な先生。喜ぶスタッフ(笑)

やはり、一番多いのは、認知症の方の先行期の問題の障害が多い。

食べ物の認識の仕方の特徴が違うので、ひとそれぞれのアプローチ方法。美味しいものだと食べ方が違ったり、覚醒状態をみたり、食事形態、ハイッていうタイミングで開口したり。

最近は、機能的にどうやっても誤嚥をしている方や、工夫しても栄養が摂れなくなっている方は、ミールラウンドの評価を踏まえて、ご家族に電話をし状況説明をすることが増えている。それは私のお仕事。

その時は、かかりつけ医師に血液検査を依頼し、栄養状態をチェック。

リスク命の問題になるので、心の準備と方向性の確認が必要になります。

病院を望まないご家族も多く、

栄養をとって少しでも長く生きて欲しいと願うか?少しでもいい美味しい食事をと楽しみをとるか?

現場の介護スタッフとも話し合い、

一緒に悩むことも多い。

しかし、長年施設で看護師していて、歯科医師でここまで現場でトータル的に観れる先生は今までいなかった。また、スタッフのモチベーションをあげるのが上手い。

ついね、私は濱口先生にあーだこーだと相談や無理強いをしてしまうけど(最近は介護スタッフも)勝手にいいパートナーと思っています。

コロナが終結したら、施設看護師、訪問看護師、病院看護師をあつめて勉強会頼もう。利用しまくる。

戸畑あすか歯科YouTube検索してね学びになりますよ✨

【今の時期だからこその人生会議】

新型コロナウイルス感染症流行において、皆様においても大変な毎日を送ってらっしゃると思います。

私は、高齢者施設に勤めていますが、このような時に老衰や末期癌で人生の最終章を迎えた方が3名、またもうお一人ソロソロかなぁと思われる方がいます。

逝かれるタイミングもそうですが、残される家族の気持ちも様々。

いつもより面会時間に制限がある中でのお会いするタイミングについてなど非常に悩みます。

まず電話でお話しするときの言葉の選択、面会の設定、ビデオ通話での面会について、医師と会い説明するタイミング。

一瞬一瞬の私たち支援者の心配りをどこまでするかにかかってるなぁと思います。

施設看護師をしていて、もしもの時が近くなっている時は、医師よりも先に説明することがほとんどです。

90歳すぎても自然に加齢で訪れるお看取りでも、【延命はしたくない、だけど一日でも生きて欲しい、頭ではわかってるんです】その言葉を聞くことがとても多いです。

一番、利用者様が命を引き取るまでのタイムリミットとご家族の心の整理がつく時間のタイミング合うように支援をするのにとても神経を使います。

家族支援については、ケアマネや相談員と一緒に話し合いながら行います。

病気の説明をする時には、ご家族から昔はこういう母(父)だった。ご家族としてどういう思いで過ごしてきたか、先日はその背景にはお孫さんがいて、ばぁちゃんから可愛がってもらったとか、気が強いところはばぁちゃんからもらってると泣き笑いして語ってくれたり。

(あー私とかぶるとか思って共感したり)

そのような話を聞くことも大切にしています。語ることが癒しになるのですよね。

しかし、コロナに感染したらどうでしょう?そのような向き合う時間さえないかもしれない。

コロナで亡くなる方も、高齢で自然に命を全うされる方も、そして毎日を必死に生きている私たちも同じ命。

皆さんも一度考えてみて欲しいのです。

ご家族や知り合いがコロナに罹患し、急に症状が出て、医療機関に行き、会えずじまいで最後の命の選択を迫られる。

短期間で永遠の別れになることも。亡くなった後も葬儀も出来ずお骨になり会う。もし自分の家族なら、濃厚接触者で自分も隔離されてる可能性もあります。

その立場を考えると本当に心苦しいです。

PCR検査をするか否か、入院するか否か、人工呼吸器を装着するか否か、など様々な選択を迫られる。

そんな時、一般の方に人工呼吸器をどうするかと言われても、実感がわかないのはあたりまえです。

こんな時期なので、ご家族とも接しないように距離を置いていらっしゃる方もいるかと思いますが、今だからこそ、ご家族と価値観や人生感、自分がどういうことを大切にしているのかということを話し合う機会に。もしもの時どうするか?

いつも命に向き合ってるとそう思います。

結局は心の整理なのです。

どう関わり思い出を作っているか、行動したか?とにかく後悔してほしくない。

「もっと話しておけばよかった」という後悔や「突然起きてしまったからどうしたらいいかわからない」ということにならないように。

私も母(ばぁちゃん)と会わずに電話で話をし、その時母と一緒に暮らしている息子から電話がかかり、今感じてることや暮らしについて話をする。

話すことで何だろう、普通にこうやって話ができたり、生きていることが嬉しいなと思いました。

息子とは本当に反発し合い話さない時期が長かったので、なおさら(笑)

去年はじめた、北Q人生会議異業種プロジェクト会議。

https://www.facebook.com/groups/530456484178404/?ref=share

3月から延期になっていますが、こういうときこそ、身近な方と語り、いろんなお話聞かせていただけたらなぁと思います。

そして、また皆さんと無事だったことを喜び合える日がくればと。

こころ穏やかに、少しのことでも感謝して生きたいと思います。

【想いをカタチにする宣言】

想いをカタチに、介護をカタチに

「形のないことがこんなに不安なことなのか」コロナの状態でさらに浮き彫りになりました。

形がないことが人間関係を生活を仕事を壊していく。

そもそもの問題は、日本の資本主義の気質、教育課程自体がその土台にあると考えられます。右にならえ「こうでないといけない」という世間の決めつけの檻の中であがいて生きてきた結果だと思っています。

介護の世界もそう。
形のない中でみんな必死にした結果、あきらめに入っている方も多く、その環境にマヒしてやりがいをなくしている方も多い。疲弊している。

私は18年間高齢者介護施設の看護師として働いています。
本当にいろんなことがあったけど、私は介護の素晴らしさも沢山見てきたし楽しいし、諦めていません。

やってきて、わかった事が介護にカタチを作ること。
それを気づかしてくれたのは、沢山のご利用者だったり、スタッフです。※今も進行形です。

これからは、自分の経験を人の役に立てたいと思っています。
執筆活動、動画やオンラインを始めます。

今回、お話しし巻き込んだのは、介護アドバイザーの知野良和さん。
知野さんから、やる気のない介護職員の視点でのアプローチと、スキルマトリクス、人の本質を見極めた行動心理の学びは、私に多大な衝撃を与えました。

介護、人それぞれの教育課程でこの職に就き、入職時も単語の意味をしっかり習っておらず、現場で使っている言葉を見よう見まねでやっている。まさにその通り。
それなのに私って、わかってると思って上から目線だったと反省。すみません。

介護の非常識なことが、自分の中に常識化され、習った先輩の言う通りにコピーが生まれる。我流の介護や看護がこの介護の世界には溢れていて、形がないので統一したケアができない。
その組織の力関係で物事が進んでいる。

また、病院の対象は【病気を治す】ですが、介護の対象は【個別の生活を支える】ので、また目に見えづらい。個別…。ひとそれぞれ。

そして、根本的なことは、
「仕事や人間関係の問題は、プライベートな問題が潜んでおり、それまで生きてきた過程で親や環境など承認されない劣等感(強がり)が影響している」と知野さん。
うん、心にずっしり。

多くの人は傷つきたくないので目をつぶる。自信がないので形がない中では、何かの形にこだわり執着しないと生きていけない。自己肯定感が低い…劣等感。じつは、私もその一人でしたし、今もその部分は残ってますが(^◇^;)

変わりたいだけど、
あがくときついので、目をつぶってしまいたい。従わないと生きていけない。悪く思われたら嫌。弾かれたらどうしよう。上手くいかなかったら自分を守るために人のせい世の中のせいにしてしまう。
あー。私こんなでした。

今のコロナ騒動と本当に一緒。不安定。何信じていいのって?自分軸が皆んな脅かされてぶれてくる。

皆同じなんですよね。
でも自分が変わった方が楽。

「過去と他人は変えられないけど未来と自分は変えられる」カナダの精神科医のエリック・バーンの有名な言葉ですが、私が時々唱えていて、セミナーでも伝えている言葉です。

いがみ合うのではなく、それぞれいいところがあり、可能性を持っている。
でも、経験したことがないことはイメージできないので、自分と向き合った後は、しっかり正しい知識をつけ、カタチを作り、再スタートする。そういうことをやります。

そのためには、言葉をわかりやすく、楽しくやることが大切。
また、いろんな人をいずれ巻き込んでいきたいです。

じつは、これをするのには、わたしも修行なんです。

言葉をカタチにするのが苦手だから、だから知野良和さんに頼る。
ITわかんないから、眞鍋孝輔さんに頼る。
私の頭が爆発するから、岡久美子さんに冷静になる手伝いをしてもらう。

出来るところはする!!
出来ないところは、できる人に頼む。
こんなんでいいのかなと。
楽しく共に学び合える場を作れればと思っています★

また、周りも巻き込んで行きますよ★
また、詳しく随時お知らせします(^∇^)

【カイゴのカタチをツクル】

飛び出せ本気の私!!

【MCパジャマミーティング】

介護を学ぶ動画発信やzoomミーティングはじめます!!

パートナーは知野良和さん★

コーディネーターは、

IT社長の眞鍋孝輔さん★

そして、われら二人のマネージャー岡久美子さん★

介護人材アドバイザーの

知野良和さんとの出会いは2年前、全国通所ケア研修大会の座長を福山市でさせていただいた時でした★

その時は、知野さんの講義を聞いた訳ではなく会話を楽しんだだけでしが、その後に知野さんと山下総司さんのセミナーが福岡であり目に鱗!!

ファンになりました。

色々な介護現場の悩みは人間関係や連携に関することが多く、形のない介護をするということは複雑で、疲弊する現実を生み出している。

ちのさんのセミナーで、

スキルマトリックスという手法を用い、介護職員等をタイプ別にわけて対象を知ることで、チーム(組織)をアプローチしていく方法を学びました。

また、介護医療用語を共通言語として理解して現場では使っていないことの気づきもいただきました。

https://peraichi.com/landing_pages/view/mxvyu

じつは私、介護をかたちにしたいなーとずっと何年も思ってきて、実践してきました。

施設看護師をずっと続け、そこで学んだことを発信していき、人の助けになれればと思ってきました。

人は一人では、ご利用者の生活を支えていけません。

チームを大切に、介護と看護、他職種を互いに形にしながらやりがいへとしていく。

このコロナ騒動で私は家にこもり、思考を巡らせておりました。

そして今、施設看護師18年間の集大成で、介護や高齢者看護を形にしていくことを執筆しはじめ、経験を武器に現場の悩める方たちに、いろんな形で届けたいと強く思うようになりました★

私を活かしてくれるのは、ちのさん。私もちのさんを活かす!!って感じで、思いをぶつけました。

そして、意気投合し、

とても信頼している地元のIT社長の同じ名前の眞鍋孝輔さんの会社へ突撃相談し、相乗効果で、動画発信やzoomミーティング(セミナー)をすることに決定!!

ターゲット:福祉施設の職員、経営者など

テーマの決め方

□仕組み、スキル、人間関係の中から具体的な課題を取り上げる

□ミーティングでの参加者からの要望も取り入れる

メインスピーカー:南の真鍋

ファシリテーター:知野吉和

マネージャー:永遠の受付嬢くみちゃん

コーディネーター:考輔さん

まず、YouTube発信から★

テーマ

【介護業界の今までとこれから】

しくみ✖️人間関係✖️スキル

真鍋&知野

…….。

私たちは皆さんとともに、学び合い、この介護業界を元気にしたいと思っています★

改革を起こす!!

【施設看護師 心をそろえる役割】

最近は老衰で食べられなくなってきてる方が多く考えさせられます。

亡くなってしまった後に、ご本人やご家族の後悔しないような心の準備、手立てをしっかりしたいと思う。

逝くものだけでなく、残されるものの気持ちも大切。

いつその時が訪れるかわからない

施設入所の入り口では、

施設長や生活相談員、ケアマネから、当施設ではお看取りをしていることをお伝えし、

最期をどうお考えになるのかを

ご家族にお聞きしています。

あわせて、DNARの話も行い心肺蘇生まではしないと言われることも多いのですが、その時でないとと入所の時は決まらないこともある。

デリケートな事なので仕方がありません。

そして、入所して

ご家族にその都度しっかり話をして、考えていただく支援をするのも看護師の大切な役割と思っています。

年一回の家族交流会では、必ず看護師として、最期を迎える時の事をお話しします。

高齢者に携わると、何度となくこの話をいろんなご家族にお話しすることになります。

高齢で、食事が食べられなくなってくる。飲み込みが危険になっていること。そのためにしている手立て。

老衰になっていっての身体の状態。食べられなくなってきている現状。

食事の形態、量、提供の仕方。好まれて食べられるもの。また歯科医に専門的に飲み込みを評価していただいての食事支援。

このまま自然にヨゼフで最後を全うするか?

鼻からチューブで栄養を入れるか?

胃に穴を開けて栄養を入れるか?

点滴をするか?

医療的手立てについては、それぞれに対してのリスクも施設で出来ること、出来ないことも含めしっかり踏まえて話をする。

よく言われるのが、

【点滴を…】

それが積極的な事を意味するのか?最期何もしないのは忍びないので、少しだけでもという意味を持つのか?

施設では、

心をそろえるための点滴一本。

栄養は十分とれない、ポカリスエットのようなものを点滴していくこと。

限界があるので、その中でのご家族の関わりの方が大切なこと。

点滴は、ご本人にとって針を差すことの苦痛があるか?血管が細く入らなくなるとそれまでとの話も。

積極的にという場合、病院での支援方法はしっかり医師から伝えていただく。

ご家族より、最期の場所はヨゼフがいい。でも、何もしないのもと言われることも多いです。

何もしないわけではないことを丁寧に説明。ケア重視ですね。

普通に起きれる時は起きて、

お風呂に入れる時はお風呂に。

お口もきれいに、

栄養状態は保持できないが、

食事も食べられる量を食べられるだけ、お好きなものを安全に。

会話も楽しみ、

その人らしさの追求。

ご家族が来られる時は状態をお伝えして、したいことの実現。

キーパーソンだけではないので、その都度親戚家族にもお話を。

そして、昔話を聞きながら、時には場所を変え椅子に座りしっかり聞く。

歴史を感じる。

看護師だけでなく、チームで。最期は医療は必要なくなる。

生活相談員やケアマネージャーとの連携が大切★介護スタッフもそれぞれの役割で一緒に。

100歳超えている方で、もうすぐまた、命が消えようとしている方がいます。

お嫁さんの命を見送る葛藤すごく伝わってきます。

お孫さんは、ばぁちゃんっ子だったと。「私が小さい頃よくお腹壊していたので、ばぁちゃんから、正露丸をオブラートに包み、飲みなさい効くからと口に無理やり入れられてたんですよー。」泣き笑いされながら話してくださいました。

そんな話をゆっくりお聞きするのも大切な役割だなと感じています。

逝った後に後悔しないように生きているうちにしっかり癒していく。

このような時間が取れる場合は、

幸せなこと。逝くご利用者もそれを見計らったように旅立たれることも多いんですよね。

すごいなーといつも思います。

さて、今日も医師からの家族説明があり、ご家族の気持ちを上手く伝えられるよう頑張ります。

【施設看護師における介護施設のコロナ感染予防対策】

新型コロナウイルス感染症、日々世界的に拡大していますね

今の現実を受け入れ、どう上手くいくかを考える方が先決★

今までの看護師生活、感染予防につとめても、MRSA、インフルエンザ、ノロウイルス、疥癬など感染症が蔓延して戦場のように対応した時を思い出すと、本当に恐ろしい。

感染症にかかった方の辛さや亡くなったりする人もいることの現状を自分ごととして捉えて欲しいなぁとつくづく思います。

その中で、国が悪い、なんでこんなことしないといけないの?とか言ってみても何も変わらない。

自分だけでなくみんな大変な時だからこそ、受け止めながら協力しあい前向きに進めていくかが大切。

福祉施設の看護師として

①感染症や国の動きを捉える

②各介護事業所の組織の体制方針を整える一員としての役割

③感染予防の看護師としての具体的な動き方

を踏まえることが大切だなぁと感じました。

看護師の視点でのとりあえずのまとめですが、あくまでも国や法人の方針に従い、看護師としての立場で各事業所や状況を踏まえて協働していくことが必要。(チームの一員)

国が打ち出しているものは素早く情報をキャッチし、法的なものも踏まえてしっかり決めていく。

①日々の厚生労働省のホームページや事業所への行政からの通知をチェック

ホームページには介護関係への通知がきます。また、地域や職員の子供さんに対しての関係する通知があります。そこの地域の行政のホームページ参照。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

② 、①に従って、各事業所内はどういう対策方針にするかトップと委員会で話し合う。

現状把握のための、感染対策予防委員会開催。

③各部署、具体的な対策を練る。

④委員会でまたまとめて、すり合わせる。決まったことは動く。

⑤職員やご利用者ご家族へや関係者への説明、協力依頼。

実際には現時点、

私がいる北九州で流行してはいない。職場で予防対策を素早く話し合い、チームで動いているうちに勉強になることも多々あった。

国の動き、トップの決断、各事業との連携、看護師としての役割。

事業所の事情も踏まえ、利用者に対してのサービスも個々に合わせて、臨機応変にどうしていくか?

各自どう動いて、誰がとりまとめるか、そしてわかりやすく具体的に見える化していくこと、職員や利用者ご家族に対しても説明が必要になる。

言えばキリがない。

でも、こういう事情がないと中々考える時間が生まれない現状。

見直さなきゃな(笑)